水道の蛇口をまわせば水やお湯が出る我が国にいると、節水の感覚が鈍で、トイレの洗浄水や庭の草木への散水も飲める水を平気で使っています。
砂漠の民は、ラクダの尿で顔を洗うと聞いているし、経済の発展途上国では、生活用水や工業用水の需要が急増しており、その安定供給が国家の課題です。
いち早く先進国の仲間入りしたシンガポールの飲料水は、100%マレーシアからの輸入であったが、下水を飲料水の水質レベルに迄処理して使い、海水の淡水化等の研究開発に力を入れ、世界の水ビジネスへの参入で技術の輸出にも進出するほどになっています。
日本も手をこまねいて見ているばかりでなく、海水の淡水化事業では、東レ、日東電工が逆浸透膜の技術で頑張っていますが、水道の事業としての運営ノウハウとなると、フランスの足元にも及ばないらしいです。
フランスのヴァオリア社は、ナポレオン3世の時代(1853年)に設立された歴史を持ちます。
2025年は、87兆円の市場規模になるといわれる世界の水ビジネスに乗り遅れないようにしたいものですが、日本の美しい湖の水や滝の水が輸出に回され殺風景な日本にならないように願いたいものです。