北関東の竜巻から一年 | 森さやかのブログ

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去年の92日。埼玉県、千葉県、栃木県などで竜巻が相次いで発生し、87人が負傷、400棟以上の家屋が全半壊する惨事が起きました。竜巻が発生した3時間後に、F2の竜巻が通過した埼玉県越谷市に行ったときに印象的だったのは、どんなに自分の家が被害に遭っていても、住民の方が近隣の方を気遣っていたことでした。そしてまた被害発生数時間後にして、すでにがれきやガラス片などが道路わきに片づけられていたことです。未曾有の災害の中でも、冷静さを失わなかった越谷の方たちの心に感動しました。




(↑9月2日、越谷市で撮影)


あれから丸一年がたちました。気象庁では今日から、竜巻注意情報の発表に目撃情報も考慮することになりました。気象庁職員や、関東地方の消防本部から竜巻の目撃情報が寄せられると、従来の「竜巻注意情報」に加えて、竜巻が発生したという事実や、目撃された場所なども加えて発表するようになったのです。




具体的に言うと、従来の竜巻注意情報では、




「空の様子に注意してください。雷や急な風の変化など積乱雲が近づく兆しがある場合には、頑丈な建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。落雷、ひょう、急な強い雨にも注意してください。」




と発表されていましたが、今後、目撃情報があると、その文頭に、




「【目撃情報あり】京都府北部で竜巻などの激しい突風が発生したとみられます。京都府は、竜巻などの激しい突風が発生するおそれが非常に高まっています。」




などと付け加えるようです。




このように目撃情報を活用するようになった理由は、竜巻特有のある問題が関係しているように思います。それは何かと言うと、竜巻の予測が非常に難しいことです。現在、竜巻注意情報の的中率は5パーセントと非常に低いのです。




しかしこの予報精度の低さを改善する方法があります。それが、竜巻の起きた場所を素早く把握することです。気象庁によると、最初の竜巻から6時間以内にその周辺で別の竜巻が発生したケースが30パーセントもあるといいます。ですので、最初の竜巻が把握できれば後続の竜巻が予想でき、結果的に予測精度が上がるというわけです。




ところで、最近テレビなどで竜巻注意情報が緊急速報のテロップが出ることがありますが、警報や特別警報などと違って、これは義務ではないそうなのです。ただ、近年の人々の関心の高まりなどから放送局でこうした対応をするようになったのだといいます。