台風と地震の関係とは? | 森さやかのブログ

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ちょうど先ほどのことです。12時半ころにNHKの台風情報をテレビで見ていましたら、聴き慣れた、それでいて不快な音が耳に入ってきました。地震予知情報のあの音です。その後すぐに、青森県東方沖を震源としたマグニチュード6.1の地震が発生したと一報が入りました。地震といい、台風といい、自然災害だらけの一日です。



しかし、何となく思うに、台風と地震はよくセットで現れるような気がします。前回日本に上陸して被害を及ぼした(特別警報も発令された)台風8号の時も、千葉県で震度3、沖縄でマグニチュード5などといった、複数の地震が発生していました。さらに、週末ハワイに22年ぶりとなるトロピカルストームが直撃しましたが、その時もハワイでマグニチュード4.5の地震が起きました。



実際、地震と台風に何らかの関連性があると指摘する研究者がいます。例えば、琉球大学の木村政昭名誉教授はこのようにおっしゃっています。



「(台風など気圧の低い状態になると、)地面を押しつける気圧の力がグッと弱まって、地震が起きる可能性があるのです。地震発生の臨界状態にある場合には、低気圧が『最後の一押し』になるかもしれません。」


また、北陸地震雲 予知研究観測所の上出孝之先生によると、「関東大震災 の直前が大嵐だったとの記録が残っているように、私が調査してきた過去の統計から見ても、台風の後や満月の前後は大きな地震 が発生しています」というのです。



上出先生が指摘するように、満月や新月の時も、月の引力によって地震が多くなるという研究もあります。



ちなみに、明日811日は満月。しかもただの満月ではなく、スーパームーンと呼ばれる特殊なものです。それは、地球と月の距離が今年最も近づくときで(357000km)、いつもよりも大きく、そして3割増しに輝いて見えるのだそうです。


(左は明日の月。右は1月に、今年最も小さく見えたときの月。)


図は、国立天文台のHPからです。

http://www.nao.ac.jp/astro/sky/2014/08.html#sky-topics02