ハリケーンから変わった台風13号 | 森さやかのブログ

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台風11号が、南大東島を暴風域に巻き込みながら、ゆっくり西日本に進んでいます。このままの予報だと、強い台風のまま九州または四国に、土曜日頃上陸する見込みです。なんでもお盆シーズンに台風が、西日本から北日本へ日本列島を縦断するのは11年ぶりだとか


↑ 7日午後7時の進路予想図


さて、東の方に目をやると、もうひとつ台風が発生していることが分かります。こちらは、台風13号。そして、この進路図を良く見ると、東経180度線のちょうど真上で発生しているように見えます


↑13号の進路図(青い線は、中心が進んだ経路)


実はこの台風、昨日(6日)まではハリケーンだったのです。今日になって台風に名前が変わりました。一体なぜでしょうか。



それは、東経180度または日付変更線を境に、予報の管轄が異なるからです。北東太平洋はアメリカ、北西太平洋は日本の気象庁となります。


ただ、ハリケーンの名前は変わりません。何を言っているかというと、本来台風13号だと、アジア名はフンシェンになるところですが、この13号はもともとアメリカ名でジェネビーブだったので、そのまま使用されます。それは「日本と米国の間には,両者の責任領域の境界である日付変更線を越えて移動する熱帯低気圧について,最初に付けた呼び名を変えないという合意がある」からです。



ところで、台風13号のように日付変更線を越えるものは多くはありませんが、まったくないわけではありません。例えば1986年、1991年、1999年、2003年に1つずつ、1994年には2つの台風が日付変更線をまたいでいます。


特に1994年の台風20号は珍しく、これは最長寿、かつ最長距離を進んだ台風&ハリケーンとして記録に残っています。その寿命なんと30日、距離は1万3千キロ超に達しました。一時カテゴリー5というハリケーンとしては最強クラスの勢力となり、ハワイの1500キロ西に位置するジョンストン環礁を直撃し、島の80%の野鳥が死ぬという事態をもたらしたほどでした。ちなみにこのハリケーンが発生した時も、エルニーニョが発生していました。



今年はもしかしたら他にもハリケーンから台風に名前を変えるものが発生するかもしれません。なぜなら、台風13号を追うように、もう2つのハリケーンが北東太平洋を東進中でハワイに進んでいるからです。これらの今後の進路についても気になるところです。
ちなみに、もしハリケーンのままハワイを直撃すれば1992年ぶりのことで、また1950年から数えて4個目となります。






<参考文献>

台風のアジア名

http://www.metsoc.jp/tenki/pdf/1999/1999_10_0701.pdf#search='%E5%8F%B0%E9%A2%A8+%E6%97%A5%E4%BB%98%E5%A4%89%E6%9B%B4%E7%B7%9A'



ハリケーンの写真

http://www.csmonitor.com/USA/USA-Update/2014/0806/Hawaii-which-rarely-gets-hurricanes-now-faces-two-back-to-back-video




↑ハワイに向かう双子ハリケーン