先週長崎に行ってきました。ハウステンボスで開かれている100万本のバラ祭りに興味があって行ったのですが、もうひとつ興味深いものが九州上空で見られました。
それは、黄砂です。
下の1枚目の写真は福岡上空、2枚目は長崎上空で撮ったものです。
やはり西に行くにしたがい黄砂の濃度は高く、空の色がより濁っていました。
洗濯や洗車など、九州にお住まいの方はさぞや苦労をなさったことと思います。
しかし、世界は広いもので、今週こんな砂嵐の写真を見つけました。
↑テヘランの月曜日の空。イラン気象庁より。
この正体は、今週月曜日にイランの首都テヘランを襲ったハブーブ(Haboob)です。この日は観測史上もっとも強い突風を観測し、砂漠地帯の砂が一気にテヘランに押し寄せました。この砂嵐で4人の方が亡くなり、約30人が負傷しました。主に倒木や車両事故が原因です。町は砂で覆われ、視界もきかなかったために、交通事故や渋滞が多発したようです。
こうした砂嵐は何が原因で起こるのでしょうか。それはダウンバーストです。
ダウンバーストとは、下降噴流、つまり強い下降気流のことです。発達した積乱雲が発生すると、雲内に上昇気流とは別の場所で降雨や蒸発熱などによって下降気流の場所ができます。冷たい空気がずどんと落ちてきて、強風をもたらすのです。それが砂を巻き上げて大砂嵐を起こしました。実際、今回テヘランでも、秒速35メートルの風が吹き、気温は30分で一気に10℃も下がりました。
ところで過去に世界で起きた砂嵐にはどんなものがあるでしょう。
1935年4月14日にはアメリカで記録的な砂嵐が起きました。大干ばつが起きていた場所を襲ったことから、50万トンもの砂がアメリカ・オクラホマ州とその周辺部を包み込みました。自分の手元すら見えないほどに一面暗闇と化したといいます。この砂嵐は、ブラックサンデー(黒い日曜)、またはブラックブリザード(黒い吹雪)と呼ばれています
*参考リンク*
BBC <http://www.bbc.com/news/world-middle-east-27669395>


