スポーツを観戦するなら、
骨の髄まで凍みる寒さの中とうだるような高温の中のどちらがましでしょう?
10日ほど前に、アメリカで氷点下約20℃の寒さの中でアメフトの試合が行われたと書きました。毛布をぐるぐるに巻きつけて試合を観戦する人々の映像が印象的でした。
一方で昨日、気温42.8℃の中でテニスの試合が行われました。メルボルンで行われているオーストラリア・オープンでの話です。
暑さで倒れたり、嘔吐をしたり、失神したりする選手やボールボーイ・ガールがいました。ボール拾いの人たちは45分で交替という措置が取られたそうですが、選手はそうはいきません。
「誰かが死なないと試合は中止にならないのか!」という声も上がりました。
それもそのはずです。40℃以上と言ったら体温をゆうに超えています。コートに置かれたペットボトルも溶けてしまうほどです。
しかし湿度が低いなどの理由で試合中止の基準を満たしていないらしく、ゲームは続行。選手は過酷な環境の中、ベストを尽くさなければなりませんでした。
一体、この暑さはいつまで続くのでしょうか。
メルボルンは金曜日まで40℃以上の予報が出ています。この時期の平均は26℃です。
しかし、土曜日はやっと寒冷前線の通過で大幅に気温が下がり23℃になる模様です。一日で約20℃も下がります。
さて、オーストラリアで暑い日が続くとなると心配されるのが山火事
です。去年は観測史上最も暑い年でしたし、今年の夏も暑くなると予想されることから、例年以上に山火事が深刻になると懸念されています。
余談ですが、非常にキャッチーなタイトルのニュースを見つけました。
”Australian Open Becomes Australian Oven ”
(オーストラリアオープンが、オーストラリアオーブンになった)
オーストラリア版おやじギャグですね。しかし本当に笑っていられない事態が起きています。
(そのサイト↓)
<http://www.channelnewsasia.com/news/sport/tennis-australian-open/953848.html >
*他参考リンク*
Accuweather
<http://www.accuweather.com/en/weather-news/relentless-heat-wave-at-austra-1/22014403 >
Yahoo News
<http://news.yahoo.com/australia-braces-fire-danger-heatwave-hits-041024779.html >
