太平洋高気圧のおかげで… | 森さやかのブログ

森さやかのブログ

ブログの説明を入力します。

結局東京では、日曜の気温が30度を下回らず、過去138年で一番暑い夜となりました。


この猛暑の原因は、太平洋高気圧の勢力が強いことです。

そして、そのことにより、普段だったからこの時期に見られる”あるもの”がありません。


それは台風。


今年6月に台風4号が九州に接近して以来、本州に台風が直撃するどころか、近くまでもやってきません。

それ以降の台風は、すべて同じような経路をたどり、中国の南部やインドネシアなどに上陸しています。


太平洋高気圧が楯のように働いて、台風を南に押さえつけ、北上させないでいるのです。


今、熱帯地方に目を向けてみますと、台風11号が発生しています。ただ今、フィリピンの北部・ルソン島を直撃しています。15人以上の漁師の方が行方不明となっているようです。


この台風は7月の台風7号に続き、今年で2番目に大きいものです。名前はウトア(Utor)、マーシャル諸島の言葉でスコールラインの意味です。中心付近の気圧は940hPa、最大瞬間風速は65メートルを推定されます。


この風はどのくらい怖いものでしょうか。秒速から時速に直すと約240キロになります。上越新幹線の高崎ー大宮間の運転速度は240キロといいますから、ホームで上越新幹線を待っているときに感じる、あのとてつもない風と同じくらい。怖いですね。。。


この台風は今後中国の南部に向かう見込みです。香港は直撃を免れそうですが、それでも嵐になると予想されます。