先日のセミナーで苦しみについての話をしました。
いくつかの質問をいただきましたので、
まとめてお答えをしたいと思います。
苦しみは、自分自身を磨くための砥石として
存在の意味があります。
また、人間として生きていく以上
お釈迦様の説かれた四苦八苦から逃れることはできません。
だから、「逃げる」ことには意味がありません。
ところがですね、
仏教的な思考パターンの強い人は
お釈迦さまは、「苦集滅道(四諦といいます)によって
人間は苦しみから救われ悟ることができる・・・」と説かれた。
だから、苦しみをよすがとして、悟ることができるんだ!
と思ってしまうことがあるんですね。
だからですね、悟るためには苦しみが必要だから
ということで
苦しみを引き寄せるわけです。
これはですね、お釈迦様の説かれたこととは違うんです。
苦しみを迎えに行ってるわけです。
生きていくために苦しみはありますよ、
でも、わざわざ迎えに行く必要はありません。
自分のやりたいことを見つけて
それをよすがとして生きる。
自分も成長して他の人の役に立つ
これには、長所を発見して伸ばすしかありませんから、
思考の主軸をそちらにおいてくださいね。
返報性というのは、
恩があるとお返ししないといけない、という気持ちのことです。
これは人間が持っている素晴らしい一面です。
初めて聞いた方も多いかもしれませんが
この心理を使って、商売をする人もいます。
たとえばスーパーでやっている試食とかありますよね
食べると買ってあげないと悪いかなあという気持ちになります。
よく営業系のセミナーに行くと、
この返報性心理を営業ノウハウとして勉強したりします。
ひどいケースは詐欺師とかもこの心理を使います。
「頼まれたら断れない」「断ると申し訳ないという気持ちになる」
これを利用するわけです。
ひどい話ですが、
この返報性心理は、人に悪用されることが問題ではなくて
自分を縛る道具になることが問題なんです。
これはどういうことかというと
「あの人は薄情な人だ」とか「冷たい人だ」と言われるのが
とても苦痛な人ほど、無理してでも返そうとします。
これはもう返報性に縛られていいるんですね。
感謝してお返しするのと、
お返ししなければ嫌われると思って何かするのとでは
同じことをしてもぜんぜん違います。
何が違うか・・・・
感謝してお返しすると、感謝自体がうれしくて
またいいプレゼントが自分に訪れます。
しかし、義務感だと、また何か貰うと返さないといけない
という気持ちになるのがイヤなので
いいことが起きなくなるんです!
これが返報性の束縛のこわさです。
次回のセミナーでもう少し具体的にお話ししたいと思います。
