こんにちは。オンライン進学塾ソフィア、ケンTです。
「金融工学」という言葉を聞いたことがありますか?
少し難しそうに感じるかもしれませんが
簡単に言えば、
数学・統計学・コンピュータなどを使って、
金融商品の価格やリスク、将来の値動きなどを分析する学問です。
では、そもそも「金融商品」とは何でしょうか。
株式、債券、投資信託、外国為替、先物、オプションなど
お金を運用したり、将来のお金の価値を取引したりするための商品
を金融商品といいます。
例えば、
「この株は将来どのくらいの価値になるのか」
「この金融商品にはどの程度のリスクがあるのか」
「複数の資産をどのように組み合わせれば、リスクを抑えながら収益を目指せるのか」
といった問題を考えるのが金融工学です。
つまり、金融商品を対象に、数学や統計学、コンピュータを使って分析するのが金融工学
と考えると分かりやすいでしょう。
そして金融工学は、
これからの社会でますます重要になる
可能性がある学問です。
金融の世界では、デジタル化やAI・ビッグデータの活用が急速に進んでいます。
大量のデータを分析して市場やリスクを把握したり、
複雑な金融商品の価格を計算したりするには、
数学・統計・コンピュータを組み合わせた知識が欠かせません。
つまり、「金融+数学+データサイエンス」という金融工学の知識は
これからの金融社会を支える重要なスキルの一つになっていくと考えられます。
では、金融工学はどの学部・学科で学べるのでしょうか。
実は、「金融工学」という名前の学科だけではありません。
大きく分けると、
①経済学部・経営学部・商学部
金融論、ファイナンス、計量経済学などを学び、その延長として金融工学を学ぶルート。
②数学科・数理科学科
確率論・統計学などの数学を基礎として、数理ファイナンスを学ぶルート。
③経営工学・管理工学系
数学、統計、最適化、コンピュータなどを使って、企業や金融の問題を分析するルート。
④情報・データサイエンス系
プログラミング、統計、AI・機械学習などを金融分野に応用するルート。
などがあります。
具体的な大学を見てみましょう。
慶應義塾大学理工学部管理工学科
金融工学・経営管理の分野で、
資産運用、金融市場分析、金融資産評価、ポートフォリオ理論、リスク管理
などを学ぶことができます。
東京理科大学経営学部ビジネスエコノミクス学科
金融工学領域があり、ファイナンスや金融計量経済学などを学べます。
立命館大学理工学部数理科学科
数学を基礎に数理ファイナンスを学ぶことができます。
法政大学理工学部経営システム工学科で
数理ファイナンス、金融工学、ポートフォリオ理論、金融リスク管理などを学ぶことができます。
大学院まで視野に入れると
東京大学大学院経済学研究科の数量ファイナンスコース
金融を数学的・定量的に分析する専門的な学びもあります。
金融工学は、「金融だから経済学部」とは限りません。
「数学が好き」「データ分析が好き」
「プログラミングに興味がある」「金融にも興味がある」
という人には、非常に面白い分野です。
大学を選ぶときは、学部名だけで判断せず
どの学科で、どんな授業や研究ができるのかまで調べてみましょう。
「数学+金融+データ」という視点で大学を探してみると
これまで知らなかった進路が見つかるかもしれません。
金融工学は、これからの社会で活躍するための知識と技術を
身につけられる、注目しておきたい学問の一つです。
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