嫁ぎ先の商売は借金だらけで火の車。
その上、姑はガンの末期、義理祖父は痴呆症とパーキンソン病になってしまい、看病、介護、そしてまだヨチヨチ歩きの長女の子育て、仕事、家事…夫のDVと浮気、自分の色々な病気…。
何もかもがどん底だった。
決して自慢するものではないけれど、どれだけ不幸か?と言うことに関しては
当時の私はトップレベルだったと思う。
人生の中の一生分の災難が一気にきたような感じだった。
これでもか、これでもかと言うように負の連鎖が続いた。
前夫は借金することだけは名人だった。
返せる見込みもないのに借りまくり、まともな所から借りれなくなったら最後にはとんでもないヤクザから1千万円も借りてしまった。
その時点で借金の総額は1億超えていた。
そこからそのヤクザの取り立てと嫌がらせが始まり、私の更なる地獄が始まった。
その頃だった。
生きるとは何か?
苦しみの意味は何なのか?
私は何を学ぶべきなのか?
必死で求め続けた。
生きる為に私はどうしてもそれを知りたかった。
次から次へと起きてくる事柄に対して、怒り、恐れ、嘆き、悲しみ、憎しみ、失望し、孤独を
嫌と言うほど感じた。
それらの私の思考と感情が 私の悲劇的な現実を創り出していることなど、当時の自分はよくわかっていなかった。
ただ、幼い頃から不思議な感覚を持っていたので、良くなるサインが私に何度も何度も届いていた。
それは時には頭の中で映画を観ているように映ったり、内なる声だったり、文章で現れたり、夢の中でメッセージを受け取ったり、とにかく人に言っても信じてもらえないような神秘的な体験が特にその頃から多くなっていた。
私はずっと、自分が知る前から導かれ護られていた。
11年間の地獄の結婚生活が、前夫の蒸発と言う形でピリオドが打たれた。
20年近く前のあの頃を振り返ってみると、あの苦しみや悲しみがなければ、今の自分はいないのだと思う。
あれほど苦しまなかったら、私は生きる道をあんなに真剣に求めなかった気がする。
あの頃は、まだ小さくて歩けない子供を家に置いておけなくて、何処に行く時も背中に背負っていた。
車を運転する時も背中に背負ったまま運転していた。
夕方になると一つ、二つと家の灯りがついていく。
家族の団欒など幼い頃から無縁だった私は、家の灯りに特別な思いを持っていた。
どの家の灯りも、ほのぼのとあたたかそうに見えた。
今、私は二人の娘達と3人で仲良く平和に暮らして、
母も義父も、弟夫婦も仲が良く元気で何も問題がない。
本当に幸せだと思う。
あの頃ずっと憧れていた、家の灯り…。
あれは、
本当は、
私の心に灯したかった「灯り」だったのかもしれない。
今、私の心には消えることのない灯りがついている。
すべてに感謝します。
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