カルカッタでの、ある晩のことです。マザーたちは路上で病人を見つけました。 その中の一人の女性が特に重症だったのですが、彼女の体は、虫や蛆に覆われていたのです。 私は愛情のすべてを注ぎ、できる限りの世話をしました。 そしてベッドに寝かせてあげた時、彼女は私の手を取り、美しく微笑んだのです。 こんなに美しい笑顔を、私はそれまでに見たことがありませんでした。 「ありがとうございました」 彼女はそうひとこと言って、静かに息を引き取ったのです。 そんな彼女の死を目の当たりにして、私は自分に問いかけてみました。 「私が彼女だったら、どうだろう?」 私は正直に答えを出してみました。 「人の気をひこうとして、『痛い』とか『お腹が空いた』とか『死にそうだ』とか言ってしまうかもしれない、、、』 彼女は私に愛をくれました。彼女は、私が彼女にしてあげた何倍ものものを、与えてくれたのです。 私たちのところにいるのは、こういう人々なのです。 この貧しくも美しい人々は、何も私の所にだけいるのではありません。誰の側にも必ずいるはずです。 孤独な人はどこにでもいます。あなたはそのことに気づいているでしょうか? マザー・テレサの「愛」という仕事
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