私は苦しかった時、いつも星野富弘さんの絵や言葉で励まされてきました。
星野富弘さんは1970年 中学校の体育の教師をしていましたが、クラブ活動の時の事故によって首から下の運動機能を失ってしまいました。
それから本当に大変な試練を乗り越えて1972年に口に筆をくわえて文や絵を書き始めました。
1974年には病室で洗礼をうけクリスチャンに。
その後サンフランシスコやハワイなど海外の詩画展やワルシャワ国立博物館に招待されたり活躍の場が世界に広がっていきました。
星野さんの言葉や絵からは見る人、読む人の心を揺さぶるような魂の声が聴こえてきます!
ことばの雫
P42~
病院から一歩も出られない私だけれど、
体力と精神の限りをつくして書いた文字は、
文字と言うより、私の分身のような気がして、
それが汽車に乗り、遠いところへ
出かけて行くのだと思いながら書いた。
P43~
私の手からも、狭い病室からもぬけ出し、自立し、
様々な人の心に飛び込み、自由に旅立っていった。
ふるえるくちびるで、苦しみながら描いたものほど、
遠くに旅立っていったようだ。
星野さんの描かれた絵、言葉一つ一つには、すべてを包含したような大きな愛が・・・命が・・・魂がこもっていると私は感じる。
P44~
飾りのない正直な文章でなければならないが、
胸のなかのものを そのままさらけ出しで ならべるとなると、
読んだ人が 吐き気をもよおすほど
私の心は みにくくきたない。
私は自分の心の中をありのまま素直に表現する星野さんの言葉に心を強く打たれた。
普通では描けないような美しい絵を描き、人の心を呼び覚ますような詩を書くことができる星野さんが、自分の胸の中をさらけ出したら、私の心は吐き気をもよおすほどみにくくきたない。と書かれた言葉を読んで自分の中の愚かさや弱さをたくさん知っている私は自分が救われた気持ちになった。
星野さんみたいな人でさえも、そんな風に思うこともあるのだと思ったら・・・それだけで気持ちが楽になった・・。
本当に星野さんは心が真っ白で綺麗な人なんだろうな~と深く感動した。
綺麗ごとや良いことしか書かないようなありふれた本が多い中で、星野さんの言葉には嘘がまったくない。
生き方の、潔さ、正直さが自然に伝わってくる。
私も星野さんのように、自分に正直で在りたいと思う。
P52~
怪我をして全く動けないままに、将来のこと、過ぎた日のことを思い、悩んでいた時、
ふと、激流に流されながら、
元いた岸に泳ぎつこうと もがいている自分の姿を見たような気がした。
そして思った。
「何もあそこに戻らなくてもいいんじゃないか・・・
流されている私に、今できるいちばんよいことをすればいいんだ」
『与えれた環境、与えられた体・・・今与えられているその中で 今できることをすればいいんだよ!』といつも私が出会った人に伝えていた言葉だったので、更に深く心に沁みた。
ありのままの自分を愛することの大切さも星野さんの言葉から伝わってくる♪(‐^▽^‐)
P95~
人生が二度あればなどと
考えるのはよそう。
今の人生を 精一杯いきれない者が、
二度目の人生など、
生きれるはずがあるだろうか。
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