~母の奇跡が起きた話~ | ☆ソフィア・エムートの部屋☆

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私達は人間としての体験を
味わう為にここ(地球)に来た素晴らしい魂です。

本当の自分を思い出す事で、
自分の無限力に目覚めていきます。

魂の仲間として色々と分かち合いたいと思います❣️

これはもう10年以上も前の奇跡が起きた時の話。


私の母は父が家にほとんどいなかったので私と弟を女で一人で育ててくれた。


朝から夜中までいつも忙しく働いていた。


母は事情があって産まれてすぐ養女に出された。(実母は貧しくて育てられない事情があった)

養父母は優しい人で家も裕福だったので小学校3年生位までは、昔は珍しい革靴を履いて学校に行くほど恵まれていたらしい。

でも、小学校3年生の時の養父が亡くなって、家庭は一気に貧乏になった。

母は貧しかったので中学を出てすぐに働きに出た。


それから色々とあって父と出会って結婚したけれど、母が24歳の時に養母が亡くなり母は天涯孤独の身になった。


母が結婚した時に実母が母に一度会いに来たらしいが、姑が邪魔をしてすぐに帰してしまったので、その後行方知れずになってしまった。


私は母にもう一度母の本当のお母さんに会わせてあげたくて、高校生の時に、テレビ局に頼んで(ルックルックこんにちは!と言う番組)一生懸命に探してもらったことがあったけど、結局見つからなかった。


それから何年も経った頃、『もう生きているうちには産みの母親に会えることはないね・・。』と母はあきらめていた。


そして、母が友達が経営する居酒屋で友達と飲んでいたある日のこと。


知らない中年のカップルがそのお店に入って来た。

母が座っていた隣の席にその人達は座って、中年の女性がお店の人に『この辺りに○○と言うお店をやっている女性を知りませんか?』と尋ねた。


店のママも隣に座っていた母も、側にいた友達も一斉に顔を見合わせた。


その○○と言う店は母がやっている店の名前だったから・・・。


なんと、その女性は母の妹だった!


母の妹は、一度も会ったこともない姉をずっと探していたらしい。


居酒屋でまさかの姉妹のご対面!  


『母は痴呆症と肝臓の病気でもう長くないし、誰が誰なのかもわからなくなっているけど、生きている間に生き別れた姉さんに会わせたいと思ってずっと探していました。』と妹の話を聞きながら、号泣し、その場で妹と抱き合ってずっと泣いていたらしい。


もう、生きているうちに会える訳がないと思っていた実母に会える奇跡が起きた出来事だった。


それからすぐに母は叔母に案内されて千葉の実母が入院している病院に会いに行った。


祖母はもうかなり衰弱していて、叔母が看病していても誰なのかわからない位にひどい状態なので、母が会いに行っても一度しか会ったことがない母のことをわかるはずがないから、母は『会えるだけで十分幸せだよ。』と言って出かけて行った。


そして、母は緊張しながら恐る恐る病室に入って行って祖母に近づいた。


祖母は何十年か前に一目だけしか会ったことがない母を見た。


痴呆症で何も覚えていないはずの祖母が、母の顔を見て『○○子!』と叫んだ。


他の事は全部忘れたのに、母のことだけは忘れていなかった・・・。


母が自分の名前を呼んでくれたことが嬉しくって、嬉しくって家に帰ってからもずっと、ずっといつまでも泣いていた。


それから1週間後に祖母は母に会えて安心して天国へ旅立って行った。



この間、『わが母の記』を母と一緒に観た。


映画と母の実話が重なって、母も私も顔中涙でグジャグジャになって帰って来た。


母親の愛は本当に深くて大きい・・・。音譜