はじめに
「実は、他の講座とも比較していて…」
この言葉を聞いた瞬間、
・負けたくない
・違いを説明しなきゃ
・もっと良さを伝えなきゃ
そんな気持ちになる。
そしてつい、
「うちの方がサポートが手厚いです」
「実績ならこちらの方が…」
と、“比較に勝つ説明”を始めてしまう。
でも実は、
ここで本当に必要なのは
“勝つこと”ではありません。
今日はこの場面を、
“売らないセールス”の視点で一緒に
体験していきましょう。
①よくある会話(リアルなやり取り)
お客様
「他の講座とも比較していて…まだ迷っています」
あなた
「うちはサポートがかなり充実していますし、実績も多いですよ」
お客様
「なるほど…ありがとうございます」
——でも、その後選ばれない。
②NG対応
この場面でよくあるのは、次の2つです。
①自分の良さをアピールする
実績・サポート・価格を説明する
②他を下げる
「あそこは実践的じゃないですからね」
どちらもやってしまいがちですが、
実はどちらも比較を深めてしまう対応です。
すると相手は、
👉 「どっちが得か」
👉 「どっちが優れているか」
という“比較モード”に入っていきます。
③なぜズレるのか
ここが今回の一番大事なポイントです。
多くの人は、
「比較された」と感じた瞬間に、選ばれようとしてしまう。
でも実際には、
相手は“優劣”を知りたいわけではありません。
本当に知りたいのは、
👉 「自分に合うのはどれか」
なんです。
つまり、
比較で必要なのは
“勝つ説明”ではなく、
“判断軸を整理すること”
なんです。
ここがズレると、
どれだけ説明しても
相手はさらに迷いやすくなります。
④OK対応(自然な質問)
大切なのは、
“選ばせること”ではなく
「何を大事にしたいのか」を一緒に整理すること。
こんな一言を添えてみてください。
あなた
「比較されるの、すごく大事だと思います」
(ここで否定しない)
「ちなみに、今回比較する中で、○○さんが一番大事にしたいポイントってどんなところですか?」
この質問の意図はシンプルです。
👉 「他との違い」ではなく
👉 「本人の基準」に意識を戻すこと
⑤変化(相手の反応)
例えば、こんな反応が返ってきます。
お客様
「私は、ちゃんと相談しながら進められる環境があるかを大事にしたくて…」
または
「知識だけじゃなくて、実際に行動できるかを重視しています」
ここで初めて、
👉 “何を基準に選びたいのか”
が見えてきます。
すると、
・サポート重視なのか
・実践重視なのか
・安心感なのか
・スピードなのか
本当に必要なものが整理されていきます。
この状態になると、
👉 「どこが一番すごいか」ではなく
👉 「自分に合うか」で判断できるようになります
そして結果的に、
売り込まなくても
自然と選ばれやすくなります。
⑥まとめ(すぐ使える一言)
今日のポイントを一言で。
「今回、何を一番大事にして選びたいですか?」
この一言は、
・比較を否定しない
・競争に巻き込まれない
・でも本質に戻せる
“やさしく軸を整える質問”です。
おわりに
「比較されています」と言われたとき、
多くの人は
“自分を良く見せること”に意識が向きます。
でも、本当に大切なのは、
👉 相手が“自分に合う基準”を持てること。
「売らないセールス」とは、
比較に勝つことではなく、
相手が納得して選べる状態をつくることです。
もしあなたが
・比較されると焦る
・説明が増えてしまう
・最後に選ばれない
そう感じているなら、
まずは今日の一言だけで大丈夫です。
きっと、
“選ばれようとする会話”が
“相手を理解する会話”に変わる感覚を体験できます。
(※次回予告)
「主人に相談してみます」と言われたとき、関係が止まる人と進む人の違い