おはようございます
石川です
よく「プールで歩くのは良い」と言われますが、どのように良いのかを今日はご紹介したいと思います。
まず、水中に立った状態では体に浮力が加わるので、普段は帰ってきにくい足の血液が心臓に帰ってきます。
なので、心臓が1回に出す血液の量(1回拍質量)が増加し陸上でごく軽い運動をしたのと同じ状態になり、心臓になどの循環系に程よい刺激を与える事が出来ます。
次に水の中は冷たいので体が熱を造ろうと頑張ります。
熱を作るにはエネルギーを使うので水中で運動すると陸上で運動するよりもたくさんカロリーを消費します。(同じ運動量の場合)
その他にも膝や股関節など体重を支える関節を痛めている人は浮力により体重が軽くなるので無理なく運動を行うことが出来ます。
このように水中運動はメリットがいっぱいあります。
しかし、気をつけなくてはいけないこともあります。
①呼吸器系が弱い人
胸まで水につかってしまうと、水の力で胸が圧迫されますので息が吸いにくくなります。
このような方はみぞおちより辺りの水位で運動した方が良いと思います。
②血圧が高い人、心臓が弱い人
水に入ると体温が奪われやすくなるので、体は逆に体温を奪われないように働きます。
血管を縮めるのです。(血圧が上がる)
なのでこのような方はいきなり冷たい水に入らず、シャワーなどで徐々に体を慣らしてから入るようにしてください。
若しくは医師に相談してください。
運動は健康の維持・増進のために行うものですので決して無理をしないでくださいね。
ちなみに水中運動に適している方は、陸上で激しい運動が出来ない方(高齢者・関節の悪い方・体重の重い方)などで、若くバリバリ運動したい人は重力のかかる陸上運動がおススメです。(水泳は別です)
あと、幼少期から小学生ぐらいの子供ににも普段使わない筋肉が使われるので良いとされているようです。
寒い北海道の冬。
プールで過ごしてみるのもいいかもしれません。
