こんにちは 院長小角です。


秋になり気温も低くなり雨が続く毎日ですが風邪などはひいていないでしょうか?


私も衣替えをそろそろ考えている今日この頃です。


さて、8月に肩甲胸郭関節の可動・安定性について書きましたが、今回は評価・筋力訓練について書きたいと思います。


肩甲胸郭関節の可動・安定性がないと、ボールを投げるなど肩を使う際にスムーズな動きが出来ません。


それにより正しい動きが出来ず、肩関節に大きな負担がかかってしまいます。


自分ではなかなか筋力が弱っているのが気づきにくい部位ですので、弱っているようでしたら鍛えてみて下さい。


評価する筋肉


前鋸筋     

肩甲骨を外転(外側に開く)する筋肉


僧帽筋下部  

肩甲骨を内転(内側に引き寄せる)・下制させる筋肉



この二つが肩甲骨の安定性で大事になってきます。


安定性評価


下方への徒手抵抗





後方への徒手抵抗





この2つ評価で翼状肩甲(肩甲骨の内側が浮いてくる)が見られると前鋸筋、僧帽筋下部が弱いです。


では次に前鋸筋と僧帽筋下部それぞれの評価をしていきます。



前鋸筋筋力


肩甲骨を外転して相手の手を押す





僧帽筋下部


写真の高さくらい腕をあげる筋力





左右比べて筋力が弱ければトレーニングしていきます。



前鋸筋トレーニング


チューブを使って手を前に出し、肩甲骨を外転させる




肘をついて肩甲骨を外転させる




僧帽筋下部トレーニング




うつ伏せで腕をYの字にしそのまま肩甲骨内転・下制する


他にもトレーニングはまだまだたくさんありますが、肩甲胸郭関節の安定性が肩、肘の負担の軽減になるので、特に野球選手は地味ではありますが、訓練してみて下さい。



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