こんにちは、副島デンタルクリニックです。

今日は、患者さまから特によくいただく「インプラントオーバーデンチャーに対する誤解」について、分かりやすくお話しします。実はこの治療、正しく理解されていないことも多く、「本当は自分に合っていたのに、誤解で選ばなかった」というケースも少なくありません。


■ 誤解①「全部インプラントにしないといけない」

これはとても多い誤解です。インプラントオーバーデンチャーは、通常2〜4本ほどのインプラントを土台にして入れ歯を安定させる治療です。すべての歯をインプラントに置き換える必要はありません。身体や費用のご負担を抑えながら、入れ歯の外れやすさや噛みにくさを改善できる治療法です。


■ 誤解②「高齢だとインプラントはできない」

年齢だけで治療ができない、ということはありません。大切なのは年齢よりも全身の健康状態と顎の骨の状態です。実際に70代・80代の方でも、問題なくオーバーデンチャー治療を受けられている方は多くいらっしゃいます。無理のない範囲で、安全性を最優先に考えて治療を進めます。


■ 誤解③「手入れがとても大変そう」

「インプラント=お手入れが難しい」と思われがちですが、オーバーデンチャーは取り外しができるため、実は清掃しやすい治療です。ご自宅で入れ歯もインプラント部分も丁寧にお手入れができます。定期的なメンテナンスは必要ですが、日常のケアは決して難しいものではありません。


■ 誤解④「一度やったら一生そのまま」

インプラントオーバーデンチャーは、将来のお口の変化にも比較的対応しやすい治療です。顎の骨の変化や入れ歯のすり減りがあっても、調整や作り直しで対応できる場合があります。「一度入れたら後戻りできない」と心配される方も多いですが、実際には調整しながら長く使っていく治療です。

■ 誤解④「一度やったら一生そのまま」

インプラントオーバーデンチャーは、将来のお口の変化にも比較的対応しやすい治療です。顎の骨の変化や入れ歯のすり減りがあっても、調整や作り直しで対応できる場合があります。「一度入れたら後戻りできない」と心配される方も多いですが、実際には調整しながら長く使っていく治療です。


■ 誤解⑤「とにかく高額で手が出ない」

たしかに保険適用にはなりませんが、すべてを固定式インプラントにする治療と比べると、費用を抑えられるケースが多いのも特徴です。「今より少しでも噛めるようになりたい」「外れない安心感がほしい」という方にとっては、費用以上の価値を感じていただけることも少なくありません。


■ 誤解⑥「インプラントオーバーデンチャーは“総入れ歯だけ”の治療」

これもよくある誤解のひとつです。インプラントオーバーデンチャーは、総入れ歯だけでなく、部分入れ歯でも作ることができます。

金属のバネが目立って気になる方、部分入れ歯が動いて噛みにくい方でも、インプラントを数本支えとして使うことで、バネを目立たなくし、安定感を高めることが可能です。「部分入れ歯だから無理」とあきらめる必要はありません。状態によっては、今お使いの入れ歯を活かしながら治療できる場合もあります。


インプラントオーバーデンチャーは、「総入れ歯がどうしても合わない方」と「全部インプラントにするのは不安な方」、そして「部分入れ歯の安定に悩んでいる方」にとっての、新しい選択肢です。正しい情報を知ったうえで、ご自身に合うかどうかを考えていただくことが、何より大切だと考えています。


「自分は対象になるのかな?」「話だけでも聞いてみたい」

そんな方は、どうぞお気軽にご相談ください。無理に治療をおすすめすることはありません。今のお口の状態で、どんな選択肢があるのかを一緒に確認していきましょう。


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副島デンタルクリニック

鹿児島市東千石町14-6(はいから通り)

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