こんにちは、鹿児島市の副島デンタルクリニックです。
患者さんから「この歯、抜かないといけないんですか?」「昨日まで普通に使えていたのに…」「こんなに悪くなっているとは思いませんでした」と言われることがあります。
ですが実際には、“突然悪くなった”ように見える歯の多くは、かなり前から静かに進行しています。特に怖いのが歯周病です。
歯周病は「沈黙の病気」と呼ばれるほど、自覚症状が少ない病気です。虫歯のように強い痛みが出ることが少なく、歯ぐきから少し血が出る、なんとなく口臭が気になる、食べ物が詰まりやすい、少し揺れている気がする、硬いものを避けるようになった、そんな小さな変化だけで進行していくことがあります。
そして多くの方が「まだ噛めるから大丈夫」「痛くないから様子を見よう」と思ってしまいます。しかしその間にも、歯を支えている骨は少しずつ減っていきます。
するとある日突然、歯が大きく揺れる、腫れて噛めなくなる、歯が割れる、強い痛みが出る、膿が出るという状態になり、結果的に抜歯になってしまうことがあるのです。
特に最近多いのが、歯の「ヒビ」や「破折」です。歯周病で支えが弱くなった歯に、長年の噛む力や食いしばりの力が加わり続けることで、気づかないうちにヒビが入り、最後に限界を迎えてしまうケースがあります。
しかも、歯が割れてしまうと、どんなに残したくても抜歯が必要になることがあります。また、糖尿病のある方は歯周病が進行しやすく、逆に歯周病が糖尿病に悪影響を与えることも分かっています。喫煙やメンテナンス不足、歯ぎしり・食いしばりなども、歯を失うリスクを高める大きな原因になります。
当院でも、「もっと早く来ていただければ残せたかもしれませんね…」というケースを経験することがあります。だからこそ大切なのは、“痛くなってから”ではなく、“悪くなる前”に診ることです。
定期的な検診やレントゲン、歯周病検査を行うことで、見た目では分からない異常を早期に発見できることがあります。そして、もし残念ながら抜歯になってしまった場合でも、その後をどうするかが非常に重要です。
歯を失ったまま放置すると、周囲の歯に負担が集中し、噛み合わせのバランスが崩れ、さらに他の歯まで悪くしてしまうことがあります。
当院では、できる限り歯を残す努力を行った上で、必要に応じて、インプラント、ノンクラスプデンチャー、ブリッジなど、患者さんのお口の状態や生活スタイルに合わせた治療をご提案しています。
特にインプラントは、「失った歯を補う」だけでなく、周囲の歯を守り、しっかり噛める状態を長く維持するためにも重要な選択肢になることがあります。ただし、インプラントも入れたら終わりではありません。
歯周病管理、噛み合わせの調整、毎日のセルフケア、そして定期的なメンテナンスがとても重要です。当院では、治療前の診査診断から、歯周病治療、治療後のメンテナンスまで、長く快適に噛めることを大切に考えています。
「まだ大丈夫」そう思っている歯ほど、実は注意が必要かもしれません。小さな違和感の段階で受診することが、大切な歯を守る一番の近道です。
気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。
【医院情報】
副島デンタルクリニック
鹿児島市東千石町14-6
TEL:099-227-0072
ホームページ:https://soejimadentalclinic.jp/