こんにちは、副島デンタルクリニックの副島です。

ノンクラスプデンチャーについて、ここ最近ブログで続けてお話ししています。今日は「実際に使い始めてからよくあるお悩み」と、その対処法についてまとめてみます。


ノンクラスプデンチャーを入れたばかりの頃は、どうしても

「少しきつい」「ここだけ当たって痛い」「しゃべりにくい」

といった違和感が出やすいです。我慢して使い続けると、頬や舌に傷ができたり、外したくなってしまったりしますので、「あれ?」と思ったら遠慮なく調整に来院してください。削る量はごくわずかでも、ラクさが大きく変わることがあります。


食事に関しては、スタートは“やわらかいもの”からがおすすめです。最初から硬いお肉やおせんべいに挑戦すると、入れ歯が動いて怖く感じる方も多いです。

・最初は一口を小さく

・左右両方でバランスよく噛む

この2つを意識していただくだけでも、慣れ方が違ってきます。


発音がしにくい・息がもれる感じがする場合も、ほとんどは数日〜数週間で舌や唇が慣れてきます。家で声に出して本を読む練習をしていただくと、慣れが早くなりますよ。それでも気になる音がある場合は、入れ歯の厚みや形を少し調整することで改善することもあります。


よくあるのが、「少しきついから」とご自分で曲げてしまったり、市販の接着剤でくっつけたりしてしまうケースです。ノンクラスプデンチャーは見た目がやわらかくても精密に作っていますので、自己流でいじってしまうと元に戻せなくなることがあります。壊れた・割れた・ゆるくなった…という時こそ、触らずそのままお持ちください。


ノンクラスプデンチャーは、きちんと調整しながら使っていけば、とても快適な義歯になります。「せっかく作ったのに合わない」と一人で悩まず、気になることがあればいつでもご相談くださいね。


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副島デンタルクリニック

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