「差し歯感はイヤ」「写真で前歯だけ浮いて見える…」——そんなお悩みに、前歯のセラミック治療はとても有効です。今日は“自然に見せるためのポイント”と“素材の選び方”をやさしく解説します。



自然に見える仕上がりの3条件



  1. 色だけでなく“透け感”を合わせる
     日本人の歯はやや黄味+透明感が特徴。白さより“透過性”が合っているかが自然さの鍵です。
  2. 形は「左右対称」よりも“調和”
     左右の中切歯・側切歯・犬歯の幅や角の丸みを顔立ちに合わせて微調整すると、作り物感が消えます。
  3. 歯ぐきとの境目のなめらかさ
     段差や影が出ない設計で、近くで見ても境目が分からない仕上がりに。




素材の選び方(前歯編)



  • オールセラミック(ガラス系)
     透明感が高く、前歯の繊細な色調表現に向いています。微妙なマーブル模様や白濁(マメロン)表現も可能。
  • ジルコニア(フルジルコニア/多層グラデーション)
     強度が高く割れにくいのが利点。最近は透明感が向上し、前歯でも自然な色合いが出せます。歯ぎしりがある方にも選択肢。
  • ハイブリッド系
     噛み合わせや費用バランスを取りたい方に。経年的に艶が落ちやすい点は要メンテナンス。



当院の考え方

まず現在の歯の色・透過性・唇のラインを評価し、試適(仮合わせ)で「見え方」を患者さんと一緒に確認。写真で横顔・笑顔の比率もチェックし、最終色を決めます。



よくある質問



  • Q. ホワイトニングとどっちが先?
     色を上げたい場合は先にホワイトニング → その色に合わせてセラミックを作ると統一感が出ます。
  • Q. 何本治すべき?
     笑った時に見える“スマイルゾーン”に合わせて左右同本数が理想。1本だけでも可能ですが、左右差が強い場合は2本以上で調和が取りやすいです。
  • Q. 長持ちさせるコツは?
     毎日のケア+定期クリーニング。歯ぎしりがある方はナイトガード併用が安心です。




治療の流れ(目安)



初診カウンセリング → 色・形の設計 → 形成&仮歯 → 試適 → 装着 → メンテナンス

※本数や状態により回数は前後します。



ご相談・ご予約



副島デンタルクリニック

鹿児島市東千石町14-6(はいから通り)

TEL:099-227-0072

公式サイト:https://soejimadentalclinic.jp/