インプラントは、しっかりと噛める快適さと自然な見た目を取り戻せる治療法です。しかし、一度入れたら一生安心というわけではありません。長持ちさせるためには、日々のケアと定期的な管理がとても大切です。ここでは、インプラントを長く快適に使っていただくためのポイントをご紹介します。



1. 毎日の丁寧なブラッシング



天然の歯と同じように、インプラントの周りにも汚れや細菌がつきます。これを放置すると「インプラント周囲炎」という病気につながり、せっかくのインプラントが抜けてしまう原因になります。

やわらかめの歯ブラシで丁寧に磨き、歯間ブラシやフロスを使って隙間の汚れも取り除きましょう。



2. 定期的なメインテナンス



ご自宅でのケアに加えて、歯科医院でのプロによるチェックが不可欠です。

当院では、月に一度のメンテナンスを推奨しています。定期的に通っていただくことで、噛み合わせや歯ぐきの状態を常に良好に保ち、トラブルを早期に発見できます。

実際に、父の代から通っていただいている患者さんの中には、20年・30年とインプラントを使い続けている方もいらっしゃいます。これは「しっかりとしたケアを継続すれば、インプラントは長く快適に使える」という大きな証明になっています。



▼患者さんの声(80代・女性/使用歴30年)



「30年ほど前にインプラントを入れていただきました。月1回のメンテナンスを欠かさず通ってきたおかげで、80代になった今でもしっかり噛めて食事を楽しめています。『インプラントは長持ちする』という先生のお話を身をもって実感しています。」



▼患者さんの声(60代・男性/使用歴20年)



「20年前にインプラント治療を受けました。定期的なチェックを続けてきたおかげで、今でも違和感なく噛むことができています。インプラントはもう生活の一部になっていて、本当に治療を受けて良かったと思っています。」



3. 正しい生活習慣



喫煙はインプラントの寿命を大きく縮めてしまいます。タバコによって歯ぐきの血流が悪くなり、インプラントが骨と結合しにくくなるためです。

また、強い食いしばりや歯ぎしりがある方は、就寝時にマウスピースを装着することでインプラントを守ることができます。



4. 全身の健康管理



糖尿病や心臓病などの生活習慣病がある場合、インプラント周囲炎のリスクが高くなります。全身の健康と口腔の健康は密接に関わっていますので、かかりつけ医と連携しながら管理することも大切です。





まとめ



インプラントは、適切なケアを続けることで10年、20年、さらには30年と長く使うことができます。

実際に、当院では60代で20年使用している方や、80代で30年使用している方が通院されています。

「歯を失ってしまったけれど、快適に噛める生活を取り戻したい」という方にはとても心強い治療法です。



これからインプラントを考えている方へ



インプラントは、ただ「歯を入れる」治療ではなく、人生の質を高める治療です。

しっかり噛めることは、健康寿命を延ばすことにもつながります。治療を始めるのに遅すぎることはありません。どうぞ安心してご相談ください。




副島デンタルクリニック

鹿児島県鹿児島市東千石町14-6

☎ 099-227-0072

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