皆さん味噌歯て、ご存知ですか?

この言葉、鹿児島の独特の言い方?なのかも知れません。 全国の共通語なら良いのですが。

もし、ご存知ない方が、いらっしゃる可能性も有りますので、この意味から説明します。

味噌歯とは、沢山の歯が虫歯で、放置されて歯が黒〜茶色くなり、虫喰い状態の歯の事をいいます。

この味噌歯は、昔、小学校などで歯科検診にいくと、必ずクラスで何人か見受けられました。私が小学校時代に見た事があります。今はあるかどうかは分かりませんが、小学校6年間虫歯が無かったら表彰されてた時代でした。

今はどうでしょう?

田舎でもいらっしゃるのでしょうか?

多分、絶滅危惧種なのではないでしょうか?

コレはとても良い事ではないでしょうか?絶滅危惧種と言えば無くなっては困るコトなのですが、味噌歯だけは、無くなって欲しいモノです。

それでは、何故無くなったのでしょうか?

今の子供達の親が味噌歯世代で、昔、子供時代虫歯の治療で嫌な思いをしたのでしょう。だから子供達にはそう言う思いをさせたくない。と、思われてたり、妊産婦教育で子供の虫歯予防に付いて、詳しく教育され、虫歯予防に力を入れてきているのと、歯科に関する知識が高くなってきてるのだと思います。

コレをデンタルIQと言い、地域格差はあるでしょうが、深く浸透してきていると、思います。

コレはとても良いコトだと思います。

虫歯予防も私達歯科医にとって大切な仕事です。

定期的に歯科医院を受診して虫歯や歯槽膿漏の予防に留意されてみても良いのではないでしょうか?