糖尿病と歯周病の関係については、これまでのブログでもお伝えしてきましたが、実はもう一つ大きな問題があります。それが「歯を失いやすくなる」ことです。糖尿病の方は、そうでない方と比べて歯を失うリスクが高いことが分かっています。なぜでしょうか?理由はいくつかあります。まず一つ目は、歯周病が進行しやすいことです。血糖値が高い状態が続くと、体の免疫力が低下し、歯ぐきの炎症が悪化しやすくなります。その結果、歯を支えている骨が溶け、歯がグラグラして抜けてしまうのです。二つ目は、傷の治りが遅くなることです。糖尿病では血流が悪くなり、組織の回復力が低下します。そのため、一度ダメージを受けた歯ぐきや骨がなかなか回復せず、悪循環に陥ります。三つ目は、気づいた時には進行していることです。歯周病は痛みが出にくい病気です。特に糖尿病の方は症状に気づきにくく、「気づいた時には手遅れ」というケースも少なくありません。では、どうすればいいのでしょうか?答えはシンプルです。①定期的な歯科受診 ②毎日のセルフケアの徹底 ③医科との連携。この3つがとても重要です。歯周病は「お口の病気」ですが、実際には全身に影響する慢性的な炎症です。この炎症が続くことでインスリンの働きが悪くなり、血糖コントロールが不安定になります。逆に、歯周病治療によって炎症を抑えることで血糖値が安定しやすくなることが分かっています。さらに、歯周病の炎症が改善することで、炎症の指標であるγ-GTPが下がるケースも報告されており、お口の治療が全身の状態に影響していることが分かっています。そして、もし歯を失ってしまった場合、選択肢としてインプラント治療もあります。糖尿病の方でも、血糖コントロールがしっかりできていれば安全に治療できるケースは多くあります。しっかり噛める環境を作ることで、食事の質が改善し、結果的に全身の健康にも良い影響を与えることがあります。大切なのは、お口の状態を放置しないことです。「まだ大丈夫」ではなく「今のうちに守る」という意識が、将来の健康を大きく変えます。




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