寂しくもあり、嬉しいお言葉
現在、確定申告、真っ最中です。
10日には大方終了できそうで、目処は立ってますが、
スタッフと一緒に、遅くまで頑張っています。
税理士法人アクアでは、確定申告のみのお付きあいのお客様もいます。
ご高齢の方も沢山います。
年に一回の確定申告は、多くのお年寄りには鬼門です。
どんな資料をそろえていいのか分からなくなってしまうこともあります。
私は、資料がなくても、予測ができ、税務上も問題なければ、どんどん進めていきます。
特に、お年寄りの確定申告では、そうします。
お年寄りには、負担をかけてくないからです。
でも、どうしても確認しておかないといけない事項もあります。
確認のご連絡すると、とても恐縮されます。
お年寄りは何度も、「すみません。」と我々に謝ります。
‘会計事務所に手間をかけさせてしまっている’と思うからです。
私も、「それが仕事であり、気にしないでください!」と話しますが、
やはり、何度も謝られます。
先日も、大分前にご主人を亡くされ、一人暮らしの方がいます。
もう、90歳近い方です。
何点か確認をしていて、言われました。
「副島さん、ご迷惑かけて、ごめんなさい。
私は、税金は何も分からなくて・・・。
頼るのが、もう副島さんしか、いなくてね・・・。
毎年、ありがとうね。」
えっ!?と、少し固まってしまいました。
それから、‘寂しさ’を感じました。
ここには、日本社会の問題点があります。
でも、率直に、とても‘嬉しさ’もありました。
90歳の方が、私を頼りにしてくれている・・・。
大したことはできませんが、どうぞ、私を頼ってください!
最後に、
「お母さんは大切にしないさいね!」と言われました。
何でか、涙が出てきそうでした。
そえじまっさお