税務調査回避!!
先週、お客さまの決算について、「税理士意見聴取」を受けに、税務署に行きました。
本日、その結果について、国税特別調査官から電話がありました。
「しっかりとした決算で、意見聴取もよく分かりました。
ここまで細かく書いている書面添付は初めて見ました。
今回は、税務調査はいたしません。
このまま、きめ細かな経理、決算をお願いします。」
つまり、税務調査が回避できたのです!!
税理士法人アクアでは、毎月の巡回監査をしっかりと行っているお客様には、
決算時に「税理士書面添付」をしています。
税理士書面添付はまだまだ浸透されていませんが、とてもいい制度です。
税理士書面添付とは、税理士として、決算に際して
・どんな資料を確認したか
・どのように決算を組んだか
・勘定科目ごとにどんなことを注意したか
・どんなことを計算したか
・期中においてどんな相談を受け、返答したか
などを記載し、申告書とともに提出します。
その結果、何があるかというと、
①税務調査省略
②金融機関からの格付けアップ
(利率が低くなることがある)
③取引先からの信用アップ
などです。
税務署は、書面添付を提出した企業への税務調査を行おうとする場合、
まず、税理士の見解を聞かなければなりません。
つまり、原則としては、いきなりは税務調査に入れないわけです。
(現金商売は除かれます)
税理士の意見を聞いても、税務署が納得しない場合に、税務調査に移行するのです。
決算書・申告書とともに、書面添付が提出されている割合は、5%弱です。
税理士にはこの書類を作成するのは大変なのですが、
お客様にとっては、いいことずくめです。
ですので、アクアでは、積極的に行っているのです。
ここ2年間は税務調査受けていません。
意見聴取で終わっています。
今回の会社は、規模も大きく、数年ごとに税務調査がありました。
この会社でも、税務調査が回避できたことは、
アクアにとっても、とても自信になりました。
上手く言えませんが、会計事務所として、ワンランクアップした気がします。
役員にもとても喜ばれました。
やはり、税務調査は、やはり心労もありますし、企業にとっては重いです。
他のお客様にも、お伝えしようと思います。
頑張ってきたことが、税務署にも認められるのは、嬉しいです!!