クリニックの顧問(1)
税理士法人アクアでは、
クリニック・病院・学会など医業系の顧問を沢山させてもらっています。
私は、医業系が勤務時代から好きであり、得意業種でもあります。
クリニックの顧問税理士って、やりがいがあります。
これからもどんどん力を入れていきます!!
でも、半分ぐらいの税理士は、クリニックの顧問をしたがりません。
絶対にクリニックの顧問税理士は引き受けないという仲間の税理士もいます。
さらには、クリニック(DR)は嫌いだという税理士もいます。
何故でしょうか?
大きく分けて2つの理由があるといいます(思います)。
1つ目が、税務・会計の業務面です。
クリニックの税務や会計は、一般法人や個人事業とは違います。
会計面では、「病院会計準則」という会計基準に沿う必要があります。
税務面では、一般的な税法の他にも、医師特別措置法などさまざまな税法を活用していく必要があります。
さらに、そこに、医療法も絡んできます。
その他、人事、総務など本当に多岐にわたっての知識が必要になります。
普通に、一般法人・個人事業の顧問をするのでも勉強が必要です。
医療系まで顧問の範囲を広げようとすると、さらに深く勉強することになります。
当然、会計事務所のスタッフにも勉強させることになります。
そこまで、できないというのが税理士(会計事務所)の本音のようです。
クリニックの税務・会計を分からずに顧問をしてしまい、大変だったと話す税理士がいます。
逆に考えれば、顧問されたクリニックはもっと悲惨です。
何のアドバイスもしてくれないか、してもらっても間違っている。。。。
昨年から顧問させていただいたクリニックには、顧問税理士が何年もいました。
帳簿や確定申告書を見させていただきました。
こんなんで、お金(顧問料)をもらっていいの??と思ってしまいました。
経費に絶対にしてはいけないものが、経費になり、
売上(収益)として計上しないといけないものが、除外してある。
DRはそんなこと依頼をしてもないし、そもそも普段は話したことがないとのことでした。
何故経費にならないのか、何故売上となるのかなど、一つ一つお話ししました。
幸い、DRにご理解していただきました。
「副島さんに、税理士を変えてよかった!」とお話くださいました。
非常に嬉しいお言葉です!!
最近、クリニックでは、そのようなことが多いです・・・。
私にとっては、お客様も増えて、いいことかもしれません。
でも、税理士業界からするとよくないと感じます。
ましてや、お客様であるクリニックにとって、いいはずがありません。
以上が、税理士がクリニックの顧問をしたがらない税務・会計の側面からの理由です。
もう一つの大きな理由があります。
それは、長くなるので、次回にします。
そえじまっさお
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