あるクライアントさんら
自社ホームページからの成約率アップについての施工がしたいと
相談があったんですね。
このクライアントさんとは、フル契約ではなく
基本的には相談だけという、「顧問」のような契約だったので
軽くアドバイスはしました。
しかし、やはりガッツリ手を入れたいという事。
多少知識はついてきているので、HP製作会社は自分で選びたいと
相談されましたが、もちろん問題なし^^
うちは、「成長型コンサルティング」を基本としているので
クライアントさんが自分で考え、自分で行動することは大賛成なんです。
ですが、そこで契約したというマーケティング会社さんの提案に
やや疑問が。。。
まぁ、わかりやすく書くと
いま、広告費に10,000円かけていて(仮の数字です)
1日100アクセス。
成約率は30%。
1つ成約を取るのに約333円かけていることになります。
「100アクセスで30件の成約だから、
アクセスを倍の200にすれば、60件の成約がとれますよ。
そのためには、TwitteやFacebookでガンガン宣伝しましょう!」
ちょ、ちょ、ちょ…それは違うんじゃない?
(まぁ間違ってはいませんが…)
簡単に言いますと、手を付けるのはそこではないということ。
100アクセスで30人のお客様が申し込んでいると喜ぶのではなく、
残りの70人のお客様が逃げている現状を問題視するべき。
申し訳ありませんが、TwitterやFacebookを使って
アクセスを倍にしたところで、成約率は倍にはなりません。
現在は、10,000円(仮)を使ってリスティング広告メインで集客しています。
訪問者の属性は、ある程度絞れています。
つまり、八百屋さんであったら「野菜が欲しい人」がちゃんと来ています。
どんなマーケティングを仕掛けるのかわかりませんが、
一般的にはアクセスを増やせば増やすほど、属性が分散されます。
わかりやすく書くと
100アクセスで30%の成約
↓
200アクセスで28%の成約
↓
1000アクセスで15%の成約
というようなイメージです(数字は仮です)
それよりも、「属性が絞れているにも関わらず去っていく70人を何とかしましょう」
アクセスアップが売り上げに、単純に直結するのであれば
銀座のど真ん中に八百屋をオープンさせても大繁盛です(笑)
人はとにかく、プラスの戦略を欲する傾向にあります。
「自分は一生懸命やっている。 だから、さらに何かをプラスしたい」
間違ってはいませんよ。
ですが、まずはマイナスを補う戦略も考えてみましょうか。
100アクセスで30件の成約は、
プラス30ではありません。
マイナス70と認識してください!
マイナスの要因を考えて、
そこから漏れていく無数の小さな穴を
一つひとつ塞いでみることから始めましょう。
本日も最後までお読み頂き、ありがとうございます。
To Be Continued…