未来の市場ニーズを意識する。 | 自遊生活研究日記:えばふり

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添田真人がゆるく自由に生きてる記録(旧:戦略バカ)

よく、「現在の市場調査をして顧客ニーズをつかめ」

という話をお聞きします。

でもそれだけで勝ち抜けるほど、簡単な事でしょうか?



よくある勘違いが

「市場ニーズにマッチした商品」を販売すれば

すぐに儲けが上がると考えている経営者。 


間違ってはいないんですが、

絶対に勝ち組には入れない。



もう少し補足すると、

「市場ニーズにマッチした」商品ではなく…

「市場ニーズにマッチしているだけ」の商品

では勝てないよということ。


とくに新興ジャンルに進出するならいざ知らず、

ほとんどの場合は既存のマーケット…しかも

既にライバルがしのぎを削っている市場に進出しなければ

いけない訳ですね。 


そんな中、

先行ライバルたちが市場調査をしていないと思いますか?


否!


すでに徹底的に市場ニーズなどは調査されています。 

その上で様々な戦略が練られ、戦術が遂行されています。


市場調査を終え、ニーズにマッチングさせる戦略を行っている

ライバルに立ち向かうのに…

のんびり「市場ニーズが云々」言ってる場合ではない

ということですね。



では、後発弱者は市場ニーズを無視すればいいのか? 

これも否!


無視するのではなく、市場ニーズを把握したうえで

ライバルを徹底的にミート(真似)します。 

そしてさらに一歩、

ほんの一歩でいいので先行ライバルたちよりも

アピールできる差別化ポイントを用意するのです。


逆に行ってしまえば、

差別化ポイントが用意出来ないくらいであれば

その市場に進出しない方がいいでしょう。


ライバルをも真似できないレベルであれば、

まずは勝つことなんて不可能。



≪うちの商品は○○が他とは違いまっせ!≫

この「○○」を胸張って言えるかどうか。


ここまで出来てやっとスタートラインです。





そして最終的に勝つためにはどうするか?


≪5年先の市場ニーズを予測しよう≫


誰も知らない「ハイブリッド車」を投入して一人勝ちのトヨタ。

虫歯予防ガムが相手にもされなかった「キシリトール」のロッテ。



ここ、忘れないでください。


あなたが調査した市場ニーズは

ライバルが群雄割拠の「現在」の市場ニーズです。

そこで…ライバルが追いつく前に、

5年先の市場ニーズを把握して戦略構築しよう。



難しかったら3年先でもいいです。

それでも難しかったら1年先でもいい。

重要なのは、「ライバルの先を読む」

これを常に意識する事。



今勝たなくてもいいじゃない?


それくらいの余裕をもってビジネス展開したいですね。



あなたの商品はどうですか?





最後までお読み頂き、ありがとうございました。