≪OATHの法則≫ レベル4:苦痛・切望 | 自遊生活研究日記:えばふり

自遊生活研究日記:えばふり

添田真人がゆるく自由に生きてる記録(旧:戦略バカ)

----------------------------------------------------------------
 □ 第4レベル=≪苦痛・切望≫ □
----------------------------------------------------------------

OATHの法則も、いよいよ大詰めです。


相手はすでに、その商品が欲しくなっているはずです。
(第4段階の「苦痛・切望」に達しています)

ここで、欲しくなっているはずだから…と
簡単に営業をかけてしまうと、ハイ!振り出しに戻る です(汗

ここで最後のプッシュの為に必要な≪思考を麻痺させる暗示と魔法≫の
話を少々…


----------------------------------------------------------------
 □ 思考を麻痺させる暗示と魔法 □
----------------------------------------------------------------

人間って、本当に天邪鬼(あまのじゃく)な生き物です。
誰かに押し付けられると、なぜだか反発してしまいます。

本当に良い品だと思っていても
「良いでしょ~?」「欲しいでしょ~?」「買いたいでしょ~?」
と言われると、なぜだか拒否反応が作用します ^^;

これが俗に言う【反発の法則】です。

「進め!!」と言われれば、動きたくなくなる。
「右!」と言われれば左に行きたくなる(笑)


ではそんな天邪鬼な人を「右」に「進ませる」にはどうします??

簡単に言うと、「止まってろ!」そして「右には行くな!」
と言えばいいのです(笑)まぁ、実際はこんなに簡単ではないですけど。


しかし、マーケティングの世界でも
これが実は、非常に効果のある≪暗示≫なんです。

最後の魔法をかける前に、まずこの暗示をかけてみましょう…


----------------------------------------------------------------
 □ 暗示 □
----------------------------------------------------------------

暗示…
≪潜在意識の中に埋め込んで、脳に直接作用させる非情に危険な方法≫

まぁ、今回はそんなに大げさではありませんが^^;


まったく買う気持ちの無い人を
≪4段階の問題意識≫を移行させる事によって、その商品に対して
『欲しい』という意識を芽生えさせる事に成功しました。

相手に芽生えた『欲しい』という感情を暗示で増幅させます。
それには≪与えない≫事です。

でも本当に与えなかったら、セールスは成り立ちませんから
実際には、拒否するのですが ^^;


たとえば…

『ここまでご紹介した商品ですが、実はまだ私も検証中です。
絶大な効果がある事はわかっていますが、まだその全貌がつかめません。 
自信を持ってお勧めできるまで、出来れば買わないで下さい』


とか

『どうですか? この素晴らしい機能、納得していただけましたか?
当然いますぐ欲しいとお考えでしょうが…ごめんなさい!!
ご希望の方全員分を確保する事が困難な状況です…
再度ご紹介する予定ですので、できれば緊急の方意外はご遠慮下さい』


などなど。

≪買えるんだけど、買っちゃだめ≫的な演出をします。

これが暗示になるんです。


いいですか? これは最後の魔法に繋がる
大事な前フリ…。

この暗示の後に、最後の魔法をかけます。


----------------------------------------------------------------
 □ 最後の魔法 □
----------------------------------------------------------------

いくつかのステップを得て

「無関心」⇒「切望」に変化した意識は、無意識のうちに
≪欲しい≫という感情に変化しています。

そこへ、一度≪反発の暗示≫をかけました。

相手は「買わないで!」と言われる事により、
まったく逆の「買いたい!」という気持ちが増幅されています。


え? この暗示のせいで、本当に買わなくなったら?

心配後無用♪ 

既に第4段階の「切望」に達している人は、
すでにその商品が≪欲しい≫訳ですから、
しばらく時間をおいた後、再度セールスをしかけましょう。

この、時間を置くことで
さらなる感情の増幅が見込めるのですが…

まぁ、それはさらに次の話として。


さて、いよいよ最後の魔法です。
ここまで引っ張っておいて何なのですが…
じつはよくある方法なんですよ(笑)

緊急性を持たせます。

【販売終了まであと○○時間!】

【残り○○個かぎり!】

【あと○○人さまで終了となります!】

などなど。
よくみかけますよね? あれです。

人間は、≪反発の暗示≫によって、欲しいという気持ちに支配された後
緊急性を与えられると 正常な思考が麻痺します。


でも注意してください!!!!!!!!!
すごく多くの人が、とんでもない間違いを犯しています。

それは、≪暗示をかけずに、この魔法だけ使う≫ということ。


先にお話した「反発の法則」を思い出してください。

ただ単に≪早く買え!≫とあおっても、
相手は逆に≪じゃぁ買わない≫となります。

最初に暗示ありきです。

≪欲しい≫という感情を最大限に引き出したあとに
初めて緊急性の魔法を使うのです。

これをするだけで、驚くほど結果が変わってきます。


しっかぁーし!

この緊急性の魔法って、本当によく見かけると思いません?
もう、いいかげんうんざりとかしてません?

なのに、繰り返される悪しき習慣…
それは、一番重要な間違いに気づいてない人が多いからなんですねぇ。

この続きは≪4段階の問題意識レベル(OATHの法則)完結編≫
へとつづきます。



   ⇒ ≪OATHの法則≫ 完結編  を読む