≪OATHの法則≫ 最終回:最大の間違い | 自遊生活研究日記:えばふり

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添田真人がゆるく自由に生きてる記録(旧:戦略バカ)

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 □ そして、最大の間違いが… □
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前回の最後でお話しました、

【販売終了まであと○○時間!】

【残り○○個かぎり!】

【あと○○人さまで終了となります!】

なんていう、緊急性を演出する魔法。

この効果的な魔法も
ただ単に呪文みたいに唱えれば買ってもらえる
そんな甘いものじゃないんですわ。

この緊急性の魔法を演出する上で、多くの人がやっている最大の間違い
があります。 せっかくの魔法を自分で解いているなんて…(笑)

それが≪魔法の連発≫です。


コレ↓

「あと3日で販売終了です!」

「いよいよ明日が最終日!」

「お忘れじゃないですか? 本日が最後です!」

「残り5時間!まだ間に合う!」

「あと1時間しかありません。
 お急ぎ下さい!」

「トラブルです… 
 締め切りが延長されました」 ←失笑

「ただいまロスタイム中、
 いつ終わるかわかりません」

「特別枠確保♪ 
 あと2名だけ追加募集します」


…いいかげんに
    しなさい!

(笑)一時期このようなアオリ文が流行しました。

なんで自分で自分の首をしめるのでしょうか?^^;
これ、本当に逆効果ですよ。


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 □ 魔法は1からと心得よ! □
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まったく、購入意欲の無い人(マイナス)が、
段階を追ってやっと興味を示しました(±0)。

そこに暗示をかける事により、なんとか購入意欲をアップさせます(+1)

マイナスからやっと0へ。 そしてプラス1までもってきて…
そこでやっと魔法をかける事により、1%→10%→20%→30% と
購入意欲を増幅させていくわけです。


なのに、ここでまたアオリの魔法が唱えられます(汗)
もったいない!!


たとえば、1%→20%にアップした購入意欲に魔法をかけると
その瞬間、また1%に戻るのです。

ここを間違えている人が多い。

購入意欲20%の人に、あおりの魔法をかけると
それは30%にアップするのではなく、また1%からのスタートです。

しかも、繰り返しアオル事により
あなたの印象はどんどん悪くなっていきます。


多少の緊急性を効果的に持たせるには、
締め切り少し前が良いでしょう。

「ご好評いただきました○○、明日販売終了です。 
 ありがとうございました^^」

この程度のスタンスで充分だと思いますよ♪


そうそう!
宣伝の長さにも少し触れておきましょうか。


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 □ 長いセールスほど良く売れる? □
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今現在も売られているマーケティングの教科書の中には
セールストークでは長い方が良いと書いてあるものがあります。

本当にそうですか?


たしかに、先にお話しました「4段階の問題意識」を移行させるために
その全てを1頁に収めようとすれば、長くなってしまいます。

でもねぇ…中には長い話が嫌いで、
「能書きはいいから、早く売れ!」と思っている人もいるわけです。

セールはただ長くても意味がないんですよ。


Eメールを使ったプロモーションの場合ならば、
段階ごとに区切って配信したほうが絶対に成約率はあがります。

当然、一番の理想は

   ・空きさせない文章

   ・知らぬ間に第1→第4までの移行が終わっている

   ・気づいたら欲しくなっている

この流れだと思います。
考えれば誰でもわかる事ですが、

第1段階の「無知」レベルに対しては長めのレター

第4段階の「苦痛・切望」レベルには短めのレターを提示します。


第4段階では、もうすでに欲しくて欲しくてしかたないので
色々と余計な事を話す必要もまりません。 というより、長いと逆効果!

たとえば、アナタが物凄く≪食≫にこだわっている場合
どこ産の材料を使って、誰が作ったかわからないお弁当だと
一瞬抵抗がありますよね?

だから最近では大手スーパーでも、生産者の情報を提示したりします。
気になる人はその情報を読んで、初めて≪安心≫を得て購入にいたります。


しかし!


1時間しか休み時間のないサラリーマンや、
腹の減りすぎた職人さんがお弁当を買いに来て…
レジのバイト君が、長々と野菜の産地について説明始めたら 
本気で怒るでしょうね(笑)

そういう事なんです。
ここを勘違いしている人が非常に多いんですよ。

詳しく説明する事が≪親切≫だと思っているならば、
その幻想は捨てましょう。

第4段階の人には、「短い説明でもOK」じゃないんですよ。
「短くなくちゃいけない」のです。

(第1段階に対しては、その逆ですよ♪)


それよりも、短くても効果的な言葉を研究しましょう。
それだけで、非常に多くの成約を得る事ができるでしょうね。



読んでくださって、ありがとうございました。チョキ