海行かば 水漬く屍
山行かば 草生す屍
大君の 辺にこそ死なめ
かへりみはせじ
言わずものがな、戦争を聖戦として戦意高揚のため大本営が戦況放送時に使用した軍歌である。
直訳解釈すれば、天皇の為に臆せず死ぬのだ!となり、現代では考えられない基本的人権侵害の歌である。
当然ながら、歌好きの母親などが軍歌を口ずさもうなら理屈を述べて非難をしたものである。
が、しかし、今この歳になって、あらためてこの歌詞を読んでみると、非常に簡潔な文章の奥底に、理屈抜きに感銘を受け、込み上げる何かを感じるのである。
人生とは → 悔いなく生きる → 愛する人の為、家族の為、日本の為 → 死をも恐れず進む!。
なんと崇高にして威厳に満ちた生き方だろう。
戦後民主主義教育とともに、奇跡の経済復興を遂げ、いろいろあるにしても、日本は先進国の経済大国として令和の時代に至っている。
が、しかし、今の日本社会には大切な何かが封印されて失われていると私は感じるのである。
現在の私は子育て終了で早期退職して隠居。 毎日がゴールデンウィークで、気が向いたらいつでも散歩とごろ寝ができる非常に恵まれた生活環境である。
が、しかし、何かこの期に及んでも、若かりし頃にあきらめて封印した思いがいまだに心の中でくすぶっており、悶々とするこの頃なのである。
たとえ貧乏じじいでも、年寄りの冷や水と言われても、バカじゃないのと笑われても、行倒れになったとしても、心のままに進むのが愛しい我が人生ではないか、顧みはせじ。
突然、鉄の白馬降臨!出発に向けてストレッチ体操で旅の万全を期すこの頃。

