常陸。この字を何と読みますか。
じょうりく、ときわ。
いずれも違います。
ひたちなんですね。
ただ、新聞によると
そう読めない人が20代・30代だと
約半数にも及ぶということです。
この常陸とは、茨城県の旧国名です。
昔は茨城ではなく常陸の国と言われていたんですよね。
それにしても、
茨城は全国の都道府県魅力度ランキングでは、
下位の常連。
最下位を取ったことも度々あります。
茨城は知られていなくても、
和牛の「常陸牛」もあるので
常陸は読んでもらえているのではと思っていたかもしれませんが、
これでは連続パンチですよね。
ならば、「これを機会に日立に改名しては」
「読みやすいのでは」なんていう
意見が出そうですが、
そもそもこの二つは意味が全く違うんですよね。
常陸は、飛鳥時代あたりから存在している、
由緒ある地名です。
どこを歩いても常に陸が起源とのことですが、
日立はあくまでも茨城県の日立市を指します。
起源としては諸説あって、
その一つが徳川光圀説だそうです。
朝日が昇って来る姿があまりにも美しかったからとのこと。
なので、常陸だと読みにくいから
日立で良いのではというわけにはいかないんですよね。