若者と社会をつなぐ支援NPO/ 育て上げネット理事長工藤啓のBlog -314ページ目

保育園決定。子供を預けられるかどうかが生殺与奪を決める社会

2012年2月18日(土)に、一通の封筒が市役所より届きました。
恐る恐るなかを見ると、そこには「承認」の文字。
来年度(4/2)より、子どもを保育園に預けることができることになりました。

※預けられるかどうかの通知には「承認」「不承認」とあるそうで
 その言葉そのものは修正してもいいのでは?と思いますが。

2月18日に通知が届くことは市役所のwebで知っていましたが
毎日、ドキドキしながらポストを開けてました。

なぜこんなにも不安な日々を過ごすのか?
それは、子どもを預けたいからではなく、子どもを預けることがもし
できなかったら、預けられても物理的(地理的)に過度の負担に
なるものであったら、

私たち共働き夫婦は路頭に迷うとは言いませんが、かなりの生活変更を
強いられることになったでしょう。実際にそうなってしまった方も
おられると思いますので、単純に嬉しいとか、ラッキーの問題ではないと
いうことで書いています。

一応、最悪のケースを想定して、下記のことを二人で思案して
いました。もし保育園がNGだったら

・民間の保育園に預ける←やっぱりコストがきつい
・社内保育を創る/子連れ出勤継続←現実的にどこまでできるか不明
・保育園を創る←言うも行うも難し

どのケースも大きな壁に当たりそうですが、いざとなったらこの
どれかしか選択肢がない。そうでないと、共働きのどちらか/どちらもが
「働く」ということを奪われてしまいます。

お金のこともありますし、「働く」で得られるお金以外のものもあります。
その時に頭をよぎったのが、子どもを預けられるかどうかが
夫婦の生殺与奪を決めるくらいのインパクトがあり、実際にそれが
起こっている社会が目の前に転がっているわけです。

・少子化だ
・子供は社会の財産
・社会の支え手を増やす

れもそうだと思うし、重要ですが、たかが保育園、されど保育園。
働き、生計を立て、社会を支える大きな手段である「働く」を
奪われてしまうのが、子どもを預けられるかどうかにかかっている。

自分の子供が預けられたからいいか?答えはもちろんNoです。
なぜかといえば、僕にも二人目がいつかできるかもしれない。
育て上げネットの社員が、いつか保育園に預けられないかも
しれない。同じく一人目は預けられても、二人目がわからない。
もっと広く、同世代が同様の問題を抱える。

どうしたらいいかについては、おおむねわかっています。
フローレンスの駒崎くんから直接聞いたり、彼の発言を聞いていれば
わかります。だからこそ、簡単に「じゃあ、自分で」とは言えないわけで
そうだとしたら、それを前提に僕に何ができるのか。

大きなテーマとして考え、取り組んでいかなければなりません。
逆に、こういう課題を解決していく自治体があれば、そこに移りたいと
思うかもしれませんし、実際に移るひともたくさんいるのでしょう。

そんな自治体を応援したいとも思いますし、本質的な法改正や
そのための動きだって大事になるわけです。

NPO法人「育て上げ」ネット
理事長 工藤 啓
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NPO法人育て上げネットは、ニートやひきこもり状態の若者
更生保護が必要な若者の持続的な社会参加と経済的自立を
支援しています。また、若者(わが子)が動きだせない状況に
ある保護者への支援、予防型/セーフティーネット型の
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スーツとギークをつなぐデザイン型人材が(ソーシャル)イノベーションを起こす

2012年2月18日(土)に開催された
シリーズ若者Vol.9 「若者とデザイン型人材」は、講師に
野村総研の主任コンサルタント山口崇弘さん。

山口さんには日ごろから友人として、盟友として、ビジネス
パートナーとしてもお世話になりっぱなし。その”ぱなし”を
加速すべく、今回、無理やり時間を創ってもらいました。

僕が学んだことはたくさんありますが、山口さんのお話は
twitterでの拡散もOKということでしたので、可能な限り
打ち出しました。

ただ、

①すごく早口(笑)
②きっちりと分析を含む資料を基にしていたので
 ちょっとタイプだけでは難しい
③カタカナ(英語)が多く、指が止まりがち

ということもあって、パーフェクトにタイプしまくることは
できませんでした。

下記にそのまとめ(togetter)があります。
どなたでも読めます!

http://togetter.com/li/259753

個人的に”面白いな”と思ったのは、「副業」について。
実際は「副業」という一例を用いただけなのだが
さまざまな価値、ビジネスモデル、人脈(つながり)、アイディアを
デザインできるためには、「知っている/学ぶ」ことが重要ですが
単一業務だけでは厳しいわけです。

笑い話的には、日本企業では外のつながりが強いひとは社内で変人(?)
扱いされ、社内政治に明け暮れると外につながりがない。

ただし、各社いろいろあるだろうので、一つの突破口としての
「副業」制度を例に出されていました。

通常業務のほか、自らの時間を「副業」(プロボノや市民活動など
必ずしも給与等が発生するものに限りませんが)をOKにすることで
外部とのつながりを創ることを会社として、社員を応援すると。

この一例を基に、どうしてソーシャルイノベーションとデザイン型人材が
非常に相性がいいのか、また、世界はそのような人材を求め、かつ
結果を出しているのかが説明され、その文脈の流れで山口さんは

「副業禁止は、イノベーションの創出を会社として禁じているのと
 同じ」

だと表現しました(笑)もちろん、この話がデザイン型人材を語るメインでは
ありませんが、ひとつの会社が社員を厳しく管理して、その過程のなかで
会社内部のみで「(ソーシャル)イノベーション」を起こせることはなく
それはイノベーションを起こしている企業を分析していけばわかる、という
ものでした。

その後は、懇親会へ。10名を超える方の参加があり、
一杯100円が、育て上げネットの東北被災地支援に寄付される
「福幸ハイボール」を展開してくださる、「喰わせや みつてる」さんの
姉妹店、「喰わせや arashi」さんに行きました。

http://kuwaseya.com/


若者と社会をつなぐ支援NPO/ 育て上げネット理事長工藤啓のBlog-arashi

なんと、arashiさんでも「福幸ハイボール」が本日のメニューの一番上に
あります(涙)

そして、お会計の時間となり、おいくらかをお聞きして出てきたのが
写真(下)の紙。

泣かせます。こういうお店はきっと、グルメサイトなんか
使わなくたって(新規のお客さんをゲットするのはともかく)、きっと
口コミでファンが増えていくのだと思います。

店長さんがいらっしゃらなかったので、店員さんは僕らの集団が
育て上げネットだとご存じなかったかもしれませんが、それでもすごく
素敵な接客と、最後に頂戴した一枚の紙。

もし立川駅近くでお店をお探しの際には、選んで損なしですので
ごひいきに!


若者と社会をつなぐ支援NPO/ 育て上げネット理事長工藤啓のBlog-レシート

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ぜひ、皆様のご協力をお願いいたします。

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「NPOで働く-社会の課題を解決する仕事」(東洋経済新報社)
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