誰が前作「若年無業者白書」をダウンロードしているのか | 若者と社会をつなぐ支援NPO/ 育て上げネット理事長工藤啓のBlog

誰が前作「若年無業者白書」をダウンロードしているのか

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第二弾『若年無業者白書』を出版したい!は、あと13日で、約48人からの協力がないと支援が届きません。ひとりでも多くの方に広めてください! https://readyfor.jp/projects/sdn @ready_forさんから
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『若年無業者白書』2013年版を無料ダウンロード公開して、2週間が経ちました。たくさんの方々にダウンロードしていただいています。ありがとうございます。

これまでに、ダウンロードしていただいた方々は、上記グラフの通り、個人の方がもっとも多く、NPO法人、民間企業、自治体、学校関係、サポステ(地域若者サポートステーション)、当事者……と続いています。

個人の方は、キャリアコンサルタントやボランティアなど、実際の支援に役立てたい方、あるいは調査・研究の参考資料として利用される方が多いようです。なかには、ご自身も不登校・ひきこもり経験があり、「他人事とは思えない」と書いてくださった方もいます。

NPO団体の方の目的はただ一つ。「現場での効果を上げるための基礎資料として使いたい」とのこと。「自身の現場での実感とデータを比べたい」とおっしゃる方あり、「書籍を購入しているのだけれど、データでも所持しておきたい」と言ってくださった方もいました。

また、民間企業の方々も「若者就労支援事業」を行っている方々からのダウンロードが多く、若者支援の広がりを感じることができました。

支援に携わる皆様のよりよい支援活動に役立てていただければ、こんなにうれしいことはありません。

自治体・行政の方々からは、「事業運営の参考資料として」「委員会、調査会の資料として」役立てられるとのこと。また、学校関係者の方々のほとんどは「研究目的」かと思ったのですが、意外なことに「学生へのキャリア支援のため」という目的も少なからずあり、大学・専門学校での就職支援の重要さをあらためて知ることができました。

もっとも想定していなかったのが当事者の方々のダウンロードでした。

「自分自身が若年無業者なので勉強したい」……。
「当事者なので客観的に問題を考えたい」……。

当事者の方々から関心を持ってもらえたことはうれしい驚きでした。

ダウンロードしてくださった方々は、たとえ自身のお仕事で白書を利用される方でも、「自分の家族がまさに若年無業者。社会課題として取り組みたい」、「どんな手助けができるか考えたい」など、この問題に対して切実な関心を寄せてくださっているのが印象的でした。

現在、当法人は現在『若年無業者白書』第二弾を制作中です。前作よりも詳細な分析、記載しきれなかった切り口など、若年無業者問題を改めて社会課題と捉えていただくための白書にしたいと考えております。第二弾の制作にぜひお力添えをお願いいたします。

なお、『若年無業者白書』2013年版の無料ダウンロードは現在も公開中です。ぜひ、ダウンロードして、ご利用ください。


『若年無業者白書-その実態と社会経済構造分析-』ダウンロードページ
URL: http://www.sodateage.net/research/338/


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第二弾『若年無業者白書』を出版したい!は、あと13日で、約48人からの協力がないと支援が届きません。ひとりでも多くの方に広めてください! https://readyfor.jp/projects/sdn @ready_forさんから
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