とりあえず先に配信を見ました!

前回の反省を活かし、きちんとスイッチングのみ…

 

『舞台『刀剣乱舞』天伝 蒼空の兵-大阪冬の陣- DMM配信』定点とスイッチング双方を購入していましたまぁ、実際に観劇済みだったのでそこまでは言いませんけど...とりあえず言いたいのは、何故ド平日にやろうと思ったのかマチ…リンクameblo.jp

 

 

しっかし何故せっかくの配信なのにド平日にするんでしょうか?

前回と開始時間が違うこともありスイッチングは少なくとも学生さんは見れたかと思うのですが、社会人の方々は無理だった方もおられるのではないでしょうか

正直、これまでの刀ステは中々チケットをゲットすることが出来ない超がつくほどの人気作品と言われていましたが、コロナもあり遠征民が控えたり、そうでなくとも近隣の方々でも泣く泣く諦めた方々もおられ土日であっても一般でチケットを購入することが出来るようになっているのが現状です

 

もちろん、天伝・无伝共にロングラン公演であることも要因の1つではありますが、これまでは行っていた地方公演を含めた期間を考えるとトントンかな、とも思います

純粋に観劇する方が減ったというのが妥当かとは思いますが…

天伝を全通したとTwitterに半券を出していた方が軽くボヤっていましたが、騒いだり動いたりして他の方々に迷惑をかけずにただ上演中に寝ているくらいであれば現状のカンパニーにとってはむしろ嬉しい存在なのではないかとも思います

歌舞伎や宝塚でも寝ている人は元々割合多いですし、きちんとお金を払っているのであれば寝るのは自由だと思います

その人にとってその作品が寝る程つまらなかった若しくは観るに耐えなかったというだけのことなのですから

 

さて、内容についですが、んんんんんんんん〜〜…

これは期待し過ぎたのな悪かったのかな…という感じです

なまじ天伝が面白かったのもあり、あまりにも想定通り過ぎる展開に「ふーーーん…」と言う声が漏れてしまう程でした

人それぞれかとは思いますが、素人でも組み立てられるような構成ってそれはプロの作ったものとしてどうなんだ?という思いが私にはあります

 

まず、真田十勇士の刀剣男士もどきについて

天伝でとりあえず付け焼き刃で揃えられた家臣たちの刀ですが、鈴木裕樹さん演じる真田信繁の最期を見届けてますよね?

家臣たちが自害する際に使用していたのがあの刀剣男士たちもどきですよね??

なのにどうして信繁の死を知らないのか…?

更には史実ならまだしも天伝の信繁を見ていたらとてもじゃないですが武士道に反していますし、そこまで言う程敬うに値するとは思えないんですよね…

家臣達が自害した後、一旦絶望したかのように伏せましたが、一拍置いてすぐに刀剣男士が顕現しないかどうか伺うように顔をあげていたり、自分は歴史から逃れられないとわかるや否や嫌がらせのように自害したりと、どう考えても利己的で家臣よりも己の身可愛いさの方が勝る印象が強くありました

 

刀剣男士達がその時代を離れるとその存在を忘れるというのは天伝にて佐々木喜英さん演じる宗三左文字が言っていましたが、あくまでもそれは対人にのみ適用されると考えていたのですが、違うのでしょうか?

自分たちの事を人間でも時間遡行軍でもなく刀剣男士でもないが1番近いというようなことを口にしていたかと思います

であれば、見ていたのでは?知っていたのでは?という疑問があります

 

また、真田十勇士が豊臣家を守る理由があまりにもふわふわしているような…

ストーリー全体がふわふわしている感が否めない无伝でしたが、特にここがそうでした

天伝にて信繁が小松準也さん演じる豊臣秀頼に手を貸したのはあくまでも日南田顕久さん演じる弥助達に【諸説】を聞いたからです

もちろん史実上もしている事ではありますが、天伝に生きた信繁は自分が生き残る為にそうしたまで

自分が生き残る為には童歌通りにしなくてはいけないと思い込まされていた、乃至はそうしなければ弥助達から力を貸してもらえないと思っていたからです

実際なところ本当に秀頼の命を救おうとしていたのかは定かではありません

更に言えば、一路真輝さん演じる高台院を手助けする理由なんて皆無です

あまりにもあやふやでそんなことで命を投げ出す真田十勇士が滑稽ですらありました

 

キャストさんについてですが天伝では主演が刀ステ初出演である本田礼生さん演じる一期一振だったわけですが、悪いとまでは言いませんがやはり締まりはなかったかなぁ…という雰囲気

どっちかと言えば山姥切国広役の荒牧慶彦さんに持って行かれてる感は否めませんでした

ランブロのレート的にも

立ち位置的には準主役でしたし、近侍兼隊長なので仕方がないかなぁ…という感じですが

それと比較すると无伝は満を持して鈴木拡樹さんが三日月宗近役として刀ステに復帰されたというのもあり雰囲気が初演の頃に戻った感じがありました

準主役扱いが同じく初演に出演されていた鶴丸国永役の染谷俊之さんというのも大きいのかもしれませんが

まぁ、ただですよ

こっちはね??

天伝のこともあって期待していたんですよ

无伝も全員真剣必殺するんだろうなって

するんだろうなって…

 

何故三日月宗近は真剣必殺しないんだ

 

割とボロボロだったじゃないですか

三日月は円環の中で強くなったとは言いますけど、別にここで真剣必殺しないのは何かあるんでしょうか

そう言えば映画版でも真剣必殺はしてなかったですよね

拘りなんですか

したくないんですか

鈴木さんの事務所NGなんですか

別に三日月の真剣必殺って他の刀剣男士達と比べると肌色面積少ないと思うんですが

なんならホントンや最遊記ではタンクトップきて二の腕は出したことあるんですし、三日月の真剣必殺で二の腕出すくらいよくないっすか

「給料分の働きはしたぞ」とか言ってましたけど、してません

真剣必殺してません

隣の鶴丸見たか???

乳首まで出してんだぞ???

 

近藤頌利さん演じる大千鳥十文字槍が三日月にだけわかるように気配を送っていたと…

え、それどういう機能だ???????????

偵察なら三津谷亮さん演じる骨喰藤四郎や北村諒さん演じる薬研藤四郎の方が上ですよね

ザルか??

この舞台の偵察力はザルなのか??

もう少し短刀と打刀頑張ってください

 

鈴木さんのメイクが割と変わっていたことには驚きました

元々がイエベタイプなのに三日月の衣装やウィッグは辛いものがあったかとは思うのですが、以前にも増してマットなパープルをベースに入れているようで良かったです

ただ、首と顔の色が違いすぎたので出来れば首まで塗って欲しかったです

 

数珠丸役の高本学さんはこれまで映像でしか見たことがないので、観劇が楽しみなお方でもあったわけですが…

噛みすぎでは???

どんだけ噛んでるんだ???

1~2回とかではなく割と複数回噛んでいるように聞こえました

まぁ、「天下五剣」って言いにくいのはわかりますけど…

でもこの本丸の数珠丸は天下五剣大好きマンみたいなのでもう少し頑張って欲しいです

どんだけ天下五剣に拘ってんのかってくらい口にしてましたから…

大包平と気が合うのではないかと思います

あと、殺陣もう少し頑張ってください

今後に期待です

 

骨喰のウィッグはどうしたんでしょうか?

湿気にでもやられたんでしょうか??

かなりボリュームが減ってたんですが…

そこが気になって仕方がありませんでした

そして特技ご披露は2.5次元舞台ではよくあることではありますが、そんなに股割りする必要性ってありましたかね?

あれやる為に他の殺陣を犠牲にしている気がするのですが…

高台院のことを「畑の匂いがする」と言ってましたけど、やっぱり個体が違っても異常なまでの嗅覚は一緒なんですね

そして、こんなに三日月のこと気にしてましたかね?

むしろしてるんならさっさと大阪城行けよくらいには思いました

北川尚弥さんの骨喰は正直そんな三日月のこと考えてないっぽかったですけどね…?

序伝にて会ってもいない三日月のことを脳内に描いてはいましたけども

数珠丸と骨喰の会話がどう聞いても三日月ガチ勢の解釈違いオタクの会話にしか聞こえなくて…

天下五剣だから三日月はなにがあっても大丈夫!VS三日月のことがとにかく心配…

ファイッ!!

 

北村さんは本当に…

凄い…

散々年下の短刀キャスト達がタイツを着用する中、なおも生脚で挑むそのプロ根性(?)

尊敬に値します

まぁだた存在感は薄かったです

へし切長谷部役の和田雅成さんも同様なのですが、「陽伝」のフラグ立てるためだけにいたような…

つまりは今作ではなにもなしえていないということ

なんなら長谷部隊長なはずなのに、何もしてないですからね

あんだけ隊長という立場に拘っていたのに…

しかも織田刀という括りなはずなのにやっぱり今回も出張ってきちゃった黒田官兵衛

もういいよ…

官兵衛はもう落ち着けって…

しかも阿形と吽形と官兵衛のアンサンブルの方々が本キャストと体格違いすぎるし音声と動きがあっていなさすぎて違和感しかない

ただ、1つだけ褒めるべき点は天伝で会っていないはずの薬研と長谷部が阿形と吽形のことを一瞬で見抜き名前まで言い当てたことです

急に報連相出来てんじゃん…

それ絶対天伝の時に松田凌さん演じる加州清光にもしてあげるべきだったよ

弥助って言う存在を教えてあげるべきだったって…

それとも話を聞いてなかったのか?

 

大千鳥が真田十勇士によって正体がバレた時の諦めの早さよ

もう少しがんばらんかい

あの状況で1振りでなんとかなると思ってたのか…??

ムリだろ

熊谷魁人さん演じる泛塵が捕まったことを真田十勇士に対してキレていましたが、そもそもお前の不手際だろうが!とツッコミたくなりました

 

熊谷さんに関してはどうした

どうしてビジュアルを整えてこなかったんだ

何故この間に太ったんだ…!!!!!!!!!!と、言いたくなりました

公式写真の加工が凄すぎてもはや全てのグッズで顔が違うのでどれが正解なのかわかりません

まぁ、しかし泛塵と大千鳥は最後にいつか自分達とは違う個体が顕現したら~と話していましたから、この2人はこの公演以降に出演することはないと考えるとこの程度でもいいのかな、とは思います

 

やっぱり比べてしまいますけど、健人さんやミュの岡宮来夢さんよりも個人的には染谷さんの鶴丸が好きです

1番背中を預けられるし、アドリブも鶴丸みが強い

三日月との「本丸」について語るシーンは思わず笑ってしまったのは許して欲しいです

キャストさんのせいではなく、唐突にデパートのマネキンみたいにズラーッと並んでいて笑けてきたもんで…

それとあのシーンで気になったのは、個体が違うという本丸なはずなのに鶴丸・骨喰・一期等複数個体いるはずの刀剣男士が1振りしかいなかったことです

しかも維伝パンフレットにある刀剣男士達の中でにっかり青江・獅子王・篭手切江・亀甲貞宗はいるのに、山姥切長義・南泉一文字・肥前国広・南海太郎朝尊、そして小烏丸はいない

その上鯰尾藤四郎・数珠丸・加州清光はいる

ホラーなの…?

それとも悲伝にて「この父まで顕現するとは…」と玉城裕規さん演じる小烏丸が口にしていましたが、やはり円環によって顕現する刀剣男士は変わってくるという説が正解ということでしょうか?

つまにこの本丸のままだと悲伝に向かっていくということでしょうか?

それともこの本丸の状態だと陽伝に行き着くということなのか…??

 

官兵衛が高台院を今回は大阪まで連れてきたのに~的なことを口にしていましたが、官兵衛は三日月の円環を追っているということなんでしょうか…?

でも今回の真田十勇士や大千鳥や泛塵と会ったとき割と初めまして感あったんですが

記憶喪失ですか?

 

前回のキーワードは「間に合った」でした

今回はキーワードというか「天下」への解釈違いといったところでしょうか

秀頼にとって天下は父から譲り受けたものであり、大阪であり、ゴール

徳川秀忠にとっての天下は太平の世にするための手段であり、過程

産みの子ではないにしろ、そのことに気が付き引導を渡すべく大阪へと来た高台院は心臓に毛が生えすぎている…

でも高台院にとって秀頼は秀頼であり、天伝で秀頼が悩んでいた秀吉の息子としてではなくきちんと秀頼個体として認めていたことに関しては救われたな…といった感じです

天伝での刀剣男士との記憶は消えたけれども、天伝の弥助が言っていたようにその思いだけは胸に残るということで自分こそが豊臣であると自信に満ちた顔で言っていたのは良かったです

 

目の前にあろうとも、手に収まろうとも、私の刀ではなかった

誰の刀でもなかった

夕暮れのあとの夜空に浮かぶ三日月のように

 

それは高台院が三日月を使用することがなかったのも大きかったのでは

中河内雅貴さん演じる足利義輝も三日月を刀として使用することはなく、そしてそのことを三日月自身が気にしている節がありました

美しいが故に三日月を刀剣として戦で使用しなかったからこそ、三日月がそれを不服に思いその者の物にはならなかったのか?

でもそうなるとこの後に続く

 

今の主でさえ貴方を自分の物にはできないのでしょうね

 

という台詞には繋がらないですよねぇ…

高台院の台詞は色々と含みがあって面白かったですし、綺麗でした

 

物の心を空に帰してくださいませ

 

三日月もこの言葉に心惹かれたのは納得がいきます

 

顕現挨拶とカーテンコールが回転寿司方式でちょっと面白かったです

ここにきてまさかのくら寿司リスペクト

なんとなく劇団新幹線を参考にしたのかなぁ…という感じでした

天伝の時はこの劇場でやる必要性ありましたかね??くらいの使用率でしたが、そんな意見に拗ねたのかとりあえず使ってみましたけど?!?!というような末満さんのお声が聞こえてくるようでした

陽伝への布石でしかなかった今作

どうせなら天伝のようにラスト帰って行く刀剣男士達のわちゃわちゃが見たかったな…

なんならあれだけ三日月のことを気にしていた骨喰に会わせてやるくらいはして良かったのでは

解釈違いオタクの決着は数珠丸に軍配があがったということでしょうか

 

配信が1回なくなりさらには休演も発表され胸が痛いですが、自粛明けには無事やり遂げられることを祈るばかりです

観劇…ちゃんと出来るかなぁ…