初めてコンサルテーションを受けた時。
上下二層に分かれた、色のついたボトルを見て、子どもの頃のことを思い出しました。
小学校入学前。
学校からもらった色鉛筆12色セット。
それがとても嬉しくて、赤と青、ピンクと水色、黄色と黄緑、緑とオレンジ、というふうに何パターンもペアにしてケースの中で並べ、色合わせをしていました。
「色鉛筆さんも、2人(ペア)でないと寂しいだろうな」
「赤はお母さん、青はお父さん」
「ピンクは妹、水色はお兄ちゃん。優しい感じ、仲良し」
と、色のイメージを男性・女性に見立てていました。
男性的なイメージ、女性的なイメージ、ペアであることはバランスがいいと思っていました。
今思うと、ペアにして並べておくことで、私の中の男性性・女性性のバランスをとっていたのかもしれません。
なので、二層に分かれた色のついたボトルを選ぶということは、昔から親しんできた遊びを再現しているようで、懐かしくもありました。
子どもの頃の色遊びの道具は色鉛筆でしたが、大人になった今、それはオーラソーマに出会うための練習だったのではないか、そう思います。
そしてこの頃から大好きだった、ピンクと水色の組み合わせが私のルーツであり、一方で私が乗り越えるべき側面だったのだと、20数年たってコンサルテーションを受けて気づくのです。
(B58とB20←これはブルー・ピンクですが、水色―ペールブルーはブルーに光が入って強烈になったものなので、同じような意味と捉えます)
不思議ですよね。
持って生まれた質、それを私は外の世界に見える色に反映し、その色を選び取っているのです。
その色があると落ち着く。その反面、その色を必要としているから選んでいる。
矛盾しているようですが、すべては表裏一体になっているのです。
そのバランスが取れているかどうか。
いちばん最初の色の記憶が、いちばん最初のコンサルテーションでよみがえりました。
ボトルは、見事に「私」を映し出していました。
色の記憶とオーラソーマが、つながった瞬間でした
ちなみに・・・
左側の色鉛筆が、入学前にもらったものです。
包装紙にブルーのシールが貼ってあり、「あれ・・・?」と一抹の不安を覚えました。
その予感は的中。
男の子用のしるしだったのです
私はブルーが好きだったし、兄がいるので、どちらかというと女の子らしい物より男の子らしい物のほうが好きでした。
だから嫌ではなかったのですが、何で私のところにこれが来たんだろう?(他の人ではなくて・・・)という思いはありました。
そう、私のところにこれが来たということは・・・
誰か男の子のところに、私のところに来るはずだった女の子用の色鉛筆が行ってしまったのでしょうね。( ̄_ ̄ i)
結局、学校へは親に買ってもらった色鉛筆(写真右側)を持っていきました。
さすがに女の子みんなが少女マンガの描かれた色鉛筆を持っている中で、私一人だけ“いかにも男の子”な物を持つのは気が引けたので。
もし女の子用の色鉛筆をもらってしまった男の子が見たらがっかりするかな、と思ったので。
いちばん最初の色の記憶は、そんな、「色」や「男性性・女性性」、「人のいろんな感情」について考えるきっかけになった記憶でもありました。