・「ごめんなさい」は最強のポジティブワード!
自分が使う言葉の使い方、
相手が使う言葉の受け止め方、
この「言葉」にまつわる二つのアプローチで、
人生が大きく変わる。
(詳しくは前回の記事をご参照あれ)
言葉は人生の3分の2の時間、
自分と関わるものだ。
それほど影響力は大きい。
そして、
相手との人間関係によって、
言葉の使い方や意味は変わってくる。
だから「言葉」って難しい。
つまり、これを言えばいいという
「正解」がないからだ。
だけどたった二つだけ、
絶対に間違えることのない、
使ったほうがいい言葉がある。
この二つだけは、
絶対にネガティブな結果をもたらさない。
この二つの言葉だけは、
どれだけ言っても構わない。
いや、むしろ口にすればするほど、
自分に「運」や「縁」をもたらしてくれる。
それくらい、
最強のポジティブワードだ。
今回はそのうちのひとつについて書こう。
使ったほうがいい言葉のひとつめは、
「ごめんなさい」だ。
「ごめんなさい」という言葉は
ポジティブなの?
と言われることがあるけど、、、
そうなんだよね。
最強にポジティブな言葉なんだよ。
ネガティブな言葉なのか、
ポジティブな言葉なのか、
それは「ごめんなさい」という言葉を、
「謝罪」ととるのか、
「相手に気持ちを伝える言葉」ととるのか、
その違いでしかない。
自分がよくなかったな、
そんな素直な気持ちを相手に伝えるって、
とてもすてきなことだと思う。
もしそれで相手の怒りが噴出したとしても、
それは相手がそういう感情に至ったんだと、
受け止めればいい。
逆に「ごめんなさい」をすぐに言えないと、
その事実のほうが、相手を感情的にしてしまう。
「ごめんなさい」と言えない人って、
すぐに相手に伝わってしまうからね。
だから、
すぐに「ごめんなさい」を言えれば、
それだけ印象はよくなるから、
どんどん言っていい。
そしてくり返しになるけど、
そもそも、「ごめんなさい」というのは
謝罪として捉えるのではなくて、
自分が素直に向き合い、
自分自身を振り返って成長するための言葉だと思えば、
とてもすてきな言葉になる。
実際ぼくは「ごめんなさい」という言葉をよく使う。たぶん人よりもずいぶんと口にする。自分が悪いかどうか、自分が原因かどうかに関わらず、まず言う。
だって、それでいいことしかないからね。
でも、これはぼくが自分で気づいたことではなくて、
ぼく自身もこれは人に言われて気づいたことなんだ。
さかのぼること、むかしむかし。
小学生のころの話。
学校のグラウンドで遊んでいたところ、
自分の失敗で友達を怪我させてしまった。
たしかサッカーをしていた。
一番仲のよかった友達で、
よくバカをやっていた。
ふざけてどつきあったりすることもあった。
いつもそんなノリだったものだから、
怪我をさせたときに、
「ついミスってしまってよ。
よくあるじゃない」
っていうことを言ってしまった。
そしたらその友達が、
今までにはない口調でこう言ってきた。
「お前、人に怪我させといて、
まずごめんも言えんのかよ」
これはね、、、、、
衝撃的だった。
たしかに、そうだ。
って思ったからね。
なんで先にちゃんと「悪かった」って気持ちを伝えられなかったんだ、って。
確かに「悪かった」「申し訳ないことをした」っていう気持ちはあったのに、自分をごまかし、目の前の問題から逃げて「言い訳」をしてしまったんだよね。
そんな自分が本当に醜いと思ってしまった。
自分だって怪我させられたときに、
「よくあるじゃない」
なんて言われて謝られなかったらイヤだ、
そのとき、そう思ったからね。
その友達は思えてないかもしれないけど、
ずっと心のなかに鮮明に覚えていることのひとつだ。
謝るのがいやだ!
「ごめんなさい」って言う必要あるの?
それは自分を守ろうとするプライドや防御反応でしかない。
相手のためにもならないし、
じつは自分のためにもならない。
そういう「自分よがり」の気持ちをなくせば、
「ごめんなさい」って言うことに、
なんの防御反応もなくなる。
そうすると、
どんどん自分の精神性も高くなる。
(これについてはまた後日!)
いつでも相手のことを考える余裕を持てるようになるためにも、それができているかどうかの指標としても、「ごめんなさい」という言葉の「普段づかい」は有効なので、覚えておこう!
・言葉には「正解」が存在しないから難しい
・だけど、たった2つだけ「確実な言葉=ポジティブワード」が存在する
・その1つが「ごめんなさい」
・「ごめんなさい」は謝罪の言葉ではなく、自分自身と向き合い、成長するためのポジティブワード
