2004年の世界半導体市場は23.4%増の2199億ドル、米調査 2005年03月24日 16時34分

米Gartnerが、世界半導体市場に関する調査結果の最終確定値を米国時間3月23日に発表した。それによると、在庫過剰に対する懸念があるにもかかわらず、2004年の売上高は前年比23.4%増の2199億ドルにのぼった。

「DRAMとNAND型フラッシュ・メモリーが大半を占めるメモリー事業はコモディティ化しており、2004年の軟調な供給状況の影響を受けにくかった。最終製品分野別では、無線およびデジタル家電が活気を取り戻し始めた」(Gartner社世界半導体グループ担当副社長のJeremey Donovan氏)

売上高トップのベンダーは米Intelの307億3000万ドル(前年比14.2%増)。市場シェア14.0%(前年は15.1%)を獲得し、13年連続の1位となった。同社はデジタル携帯電話機や無線LAN向けICなど、新たな市場への取り組みを積極的に続けているという。

http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/elec/366468

【半導体】2004年の世界半導体市場は前年比24.0%増の2272億4600万ドルに
 米iSuppliは3月23日、2004年の世界半導体市場が前年比24.0%増の2272億4600万ドルになったと発表した。製品別では、DRAM/フラッシュメモリの牽引によりメモリ市場が前年比43.5%増の大幅増を達成した他、携帯電話市場の好調により無線IC市場も同31.2%増と高い伸びを示したとしている。メーカー別売上高ランキングでは?首位の米Intelが313億4600万ドルでシェアは13.8%、2位の韓国Samsung Electronicsが157億5900万ドルでシェア6.9%を占めた。以下、米Texas Instruments(TI)が102億2500万ドル(シェア4.5%)、独Infineon Technologiesが91億8000万ドル(同4.0%)、ルネサス テクノロジが90億ドル(同4.0%)と続いている。