「チョッちゃん」全話見終えました
「チョッちゃん」を見通すことでこれぞ朝ドラという体験をしたような気がします 毎日の愉しみ生活の潤いになっていた日々が終わってしまって週明けからがとても心配です BS朝ドラ再放送枠のハードルが一気に上がった気がする 正直チョッちゃんの再放送がきまった時、あまりに古すぎたので心配でした 初回を見たらまさに昭和なドラマ制作だったのでこれは無理かもと思ってしまったほどでした あまりに出来上がっていない新人さんでそれをどまん真ん中においてテレビから流れる棒読みセリフには「ああ昭和はこんなんでよかったのか…これはついていけないかもしれない」と(カーネーションあとだっただけに)かなり残念に思った記憶があります が、そこからこの朝ドラ「チョッちゃん」の何がすごかったかというと、このド新人さんが回を重ねるごとに演技力に深みをまし飛躍的な成長をして物語のヒロインとしていきいきと輝きだしていったところです 一俳優として才能が開花していくさまを北山(→岩崎)蝶子の成長物語を演じると同時に見せつけていったところです そこに唸らされましたこれが昭和の朝ドラ制作かと 昔のドラマ制作はこうやって若き才能が育っていく姿をじっくり見せてくれる、変な成果を急がず信じて待っていてくれる懐の大きさがあったんだなと思いました 終盤なんて実年齢若干22歳なのに「子育て10数年やってきました私が一家の大黒柱です!な貫禄まであっていやーたいしたもんだと思った次第です 実年齢21~22歳のきれいなおねえさんが実際の生活では使っていなかったであろう出刃包丁で凸凹なじゃがいもを器用に皮剥きながら、針仕事をしながらミシンを踏みながら会話をする”日常”なシーンの違和感の無さなんて、昨今の同年齢の俳優さんたちが及ばないようなレベルで演じてたんじゃないかなと思うほどです 初回放送の古村さんが最終盤に「なにしてんの」などというなんてことないセリフで虚をつかれた、待ちに待っていた人が戻ってきたという事実を理解しきれないなんていう複雑なシーンをこんなにも自然に演じきるなんてあたしゃー思っても見なかったよなんだいこの熟練の演技は セリフらしいセリフがないときの子役を含む俳優さんたちの演技もよかった 受けの演技っていうやつらしいですがそれが見事だった 誰かが電話してている横でその電話の内容が気になっているおとなたち、全然関係なさそうに遊んでいる子、自分の名前が電話中に聞こえたからそこだけ反応する子、一つの画面に生きた人間たちがおさめられているのがよかった それはメインキャストだけではなくたかが通行人のエキストラであっても同じだった いろんな職業、身分、年齢、性別の人間がいて、人のみならずセットや小道具もそうだったと思う 時代、季節、天気といった細部の描写に手を抜かずドラマの中でどんな世界観を描こうとしているのかある意味気合のようなものも視聴者に伝わっていたように思う 最終週まで手抜きに感じることがない、大事に作られたドラマに思えた 昭和という時代はそういう意味でもひとつの作品を作るうえで余裕があったのかもしれない 古い作品のこういうところに気がつけたのはXというSNSツールのおかげだったと思う タイムラインに集う朝ドラ猛者視聴者や無もなき有識者たちが落としていく感想が興味を深めてくれた 多分1980年代に見ていたとしても気づけなかったことは山のようにあったと思う 特にドラマライター佐野華英さんの尽力も忘れたくはないのでX投稿を残しておく脚本家・金子成人が語る、『チョッちゃん』ができるまで|「家族のあり方、やり取り、それらを試しながら書いていたような気がします」 | サライ.jp|小学館の雑誌『サライ』公式サイト現在BS NHKで再放送中の「連続テレビ小説」『チョッちゃん』(1987年前期)が、目の肥えたドラマファンの間ですこぶる評判が良い。黒柳徹子の母・黒柳朝さんによる自伝エッセイ『チョッちゃんが行くわよ』(主婦と生活社)を原…serai.jp役者が交代しても泰輔の人物像は一切変えなかった 『チョッちゃん』最終回によせて【前編】 脚本家・金子成人インタビュー|佐野華英2025年3月24日よりNHK BS「アンコール放送」枠で放送を開始し、10月11日に最終回を迎えた「連続テレビ小説」『チョッちゃん』。38年前の朝ドラにもかかわらず、今でも色褪せない豊かな物語に、多くのドラマファンが魅了された。この名作はいかにして生まれたのか。脚本家の金子成人さんにインタビューし、人物造形や台詞、シーンづくりのこだわりについて聞いた(取材…note.com役者が交代しても泰輔の人物像は一切変えなかった 『チョッちゃん』最終回によせて【前編】 脚本家・金子成人インタビュー|佐野華英2025年3月24日よりNHK BS「アンコール放送」枠で放送を開始し、10月11日に最終回を迎えた「連続テレビ小説」『チョッちゃん』。38年前の朝ドラにもかかわらず、今でも色褪せない豊かな物語に、多くのドラマファンが魅了された。この名作はいかにして生まれたのか。脚本家の金子成人さんにインタビューし、人物造形や台詞、シーンづくりのこだわりについて聞いた(取材…note.com 「なぜnoteの有料記事なのか」の説明を少し。 今回、方々に企画を持ち込みましたが、相当な数の媒体から断られました。現行作品と比べて再放送の朝ドラ関連のインタビューの企画は通りにくいのが常ですが、此度はいつにも増してご縁に恵まれず。「最終回前に記事公開」のタイムリミットが迫る中、→— 佐野華英 (@kae_sano) October 10, 2025 →noteの有料記事しか …といった経緯でございます。 繰り返しになりますが、無償で取材に応じて下さった金子さんに少しでもお礼をしたいので、何卒お力添えを…伏してお願いする次第でございます。#チョッちゃん— 佐野華英 (@kae_sano) October 10, 2025https://www.nkac-da.jp/storage/radio/radio01.pdfヒロインの夫である岩崎要は人物的にずっと気に入らなかった でもいつも最終的には「チョッちゃんがいいならいい」と思わせられたのはやはり物語の力だったんだなと思う そうそう長男のまーちゃんの弾くバイオリンはとてもお上手で要の指導が厳しくなってきたところあたりの演奏は「すでにこれは要(っていうか世良さん)より上手くないか」と思いながら聞いていた 建具師に憧れていた時代の加津子ちゃんを演じていた子役さんがとてもお気に入りになった 私の想像通りの黒柳徹子でトットちゃんだった 毎回「ほんとこれ徹子じゃん」と思いながら見ていたのに脚本家の金子さんは徹子の著作を読んだことがない、知らないままの状態でこの加津子ちゃん像を描いたというのを聞いて驚き二重の意味で印象深い登場人物になった そうそう加津子ちゃんも雅紀くんも病気の時の「イタイヨーイタイヨー」が定型文のような棒読みでそれが逆に良かった 昭和の子役って演じない、演技力を期待されないところで逆にこどもらしさが出てよかったな