《移転》芦屋賞金女王反省会&住之江賞金王決定戦展望。 | めっしゅの靴下が物を申したり申さなかったり。

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 ※写真や画像が貼られている場合、いくらか縮小された画像が貼られています。クリックすれば大きい画像や写真がみられるのでよければどうぞ。

 

 

 賞金女王の予想は…自分で言うのもなんだが、惜しかった。惜しかったと言わせてくれ。頼むから。まずはこの画像を見てほしい。

 

m(__)m[NO IMAGE]すいません画像が消えてました。m(__)m

 

 今回の賞金女王決定戦の結果と1周1Mの画像だ。スタートで先行する①平山と③海野が共にst.10。少し後ろからひっぱったのもあるし、行き足抜群だったのもあって、1周1Mに差し掛かる際には③海野が①平山より前にいたくらいだ。

 

 

 ただ、少し前に出てる程度だったらまくり強行に打って出ても一人流されるか、共倒れになるので、③海野は差し構えに切り替えるのだが、差しハンドルを入れた瞬間にガクンと船の角度がかわりそこで差しに必要なスピードと角度が一瞬にして失われてしまった。「たられば」を言うとまたどっかから言われるかも知れないが、あのキャビテーションが無ければ差し切ってた可能性もあるだけに実に惜しかった。まぁ、過去の女子王座優勝戦①号艇3度全て失敗してきた不運の①平山だったが、さすがにここは幸運の女神が①平山に微笑んだというところか。ていうか過去3年で4回あった女子王座で3回優勝戦①号艇に乗り、尼崎周年でも①号艇から優勝した実績から考えたら優勝最右翼ではあったのだが、ひいき目もあって①平山は買えなかった。トライアル3日目のように2連複で折り返す気も起きなかった。

 

 

 まぁ、智加ちゃんおめです。これで今年の獲得賞金も5千万円突破。女子の年間獲得賞金の歴代ランキングにも名を残す成績ですな。素晴らしい。

 

 

 あとまぁ、今回の賞金女王の中継見てて思ったのは「やっぱBlu-rayレコーダー買わないと。」競艇は関係ないんだけど、BS番組を録画すると画像の荒れが出るわ…。それに「八重の桜」は全然見てないんだけど、日曜日にうたたねから目覚めてNHKを付けてみたら八重の桜の最終回の最後のシーンが流れててそのまま見てたら「軍師官兵衛」の予告も流れたのだが、これはキレイに録画していかないと…!もちろん23日の賞金王もキレイに録画して残したい。

 

 

 その賞金王決定戦の事前展望というか予想というか。やっとかないとね(書いてる間にシリーズ戦始まっちゃったよ…)。あ、賞金女王の方の結果【優勝×平山智加、準優勝◎海野ゆかり、優出3着▲鎌倉涼】と若干前後はあるものの、印をつけた選手で独占。悪くはなかったんじゃなかろうか(自画自賛)。

 

 

 選手名(現住所)【11月24日時点の賞金額】

 瓜生正義(東京)【112,877,500円】

▲池田浩二(愛知)【 94,050,000円】

 新田雄史(三重)【 88,059,000円】

▲松井繁(大阪)【 82,797,600円】

 毒島誠(群馬)【 80,317,600円】

×太田和美(奈良)【 77,222,200円】

×井口佳典(三重)【 75,793,600円】

◎篠崎元志(福岡)【 73,446,600円】

 湯川浩司(大阪)【 63,533,000円】

 中島孝平(福井)【 62,994,600円】

○田村隆信(徳島)【 62,338,600円】

 齋藤仁(福岡)【 62,142,000円】

 

 

 え?印がデタラメすぎるって?まぁそうかもなぁ。ほぼインスピレーションですから。ただ、賞金女王と違って個人的に超絶ひいき目の選手(濵野谷憲吾・山崎智也・海野ゆかり・茅原悠紀)がいないのでむしろ冷静です。ちなみに現住所ってのは競艇ファンでも少々厄介なのだが、所属支部と違うのが少々ややこしい。太田和美の奈良在住&大阪支部は奈良に競艇場がなくて一番近いのが大阪の住之江競艇場になるからそうなるのはわかるが、瓜生は東京在住福岡支部(福岡出身だが、2人の子供の進学の為に東京に引っ越し。なんでも超有名な進学校だとか…。)逆に齋藤仁は東京出身で東京支部だが福岡在住。他にも賞金王とは関係ない所ではあるが、吉田弘文(福岡)が岡山在住になってた時はビックリした。

 

 

 更に話が逸れるが、競艇選手や競輪選手で沖縄に移住する選手が結構いるんだとか。温暖な気候の中で過ごしながら斡旋があれば沖縄から該当の競艇場なり競輪場に移動し、移動に関するお金も場がもってくれるのでお得らしい。

 

 

 余談はさておいて、事前展望である。

 

 

◎篠崎元志(福岡)

 言わずと知れた№1イケメンボートレーサー【http://ikemen-br.jp/】去年の賞金王シリーズで初のSG優勝を飾り、今年に入っても絶好調。記念3勝(尼崎MB大賞・多摩川周年・桐生周年)にSGグラチャンやSGオーシャンで優勝戦進出し、8月には賞金ランキング4位にいた。だが、9月1日のSG・丸亀モーターボート記念の優勝戦③号艇に進出したが、+02のフライングを犯してしまう。これにより今年のダービーから来年のMB記念まで1年間のSG選出除外+F休み明け6か月のGI選出除外の重い罰則が科されてしまう。

 ただし、賞金王決定戦だけはSG選出除外の範囲外である。SG優勝戦でFやってようがなんだろうが、チャレンジカップ終了時に賞金ランキング12位以内に入っていれば賞金王に出場できる。(但し、いわゆる「魔の8項」に引っかかっている場合は不可。それとただのF休みなら15位以内でOKなのだが、SG賞典Fでの選出除外の場合12位以内でないと×。まぁ来年の賞金王出場人数&規定改定でそのへんも変わるかも知れんが。)そんな訳でSG優勝戦でFをして選出除外になりながらも賞金王に出られる例外適用の第1号となった。(以前、夏旅2012[6]の時に書いたが過去に2回惜しかった件があった【http://ch.nicovideo.jp/socks_of_MESH/blomaga/ar248906】

 あとまぁ、実弟の篠崎仁志が桐生の新鋭王座の前後から確変モードに入って稼ぎまくり、11月の宮島周年でも優勝戦①号艇に乗り、ここを逃げれば兄弟での賞金王決定戦出場か?なんて言われていたが、仁志もここでFをやらかしてしまい、賞金王出場はおろかF休み+F休み明け6か月間のGI選出除外の罰則を負うハメになってしまった。兄弟揃って重い罰則が科された訳だが、その分元志の賞金王にかける意気込みは強いのではないか?そしてこの逆境を跳ね除けての賞金王覇者なんてことになれば絶大なるドラマが完成する。去年の智也が愛妻・横西奏恵の引退(まだまだ女子トップクラスの実力を持ったまま家庭に入る為に引退。引退せずに今年も走っていれば十中八九賞金女王12人に入っていただろう。)を受けての賞金王出場(しかも賞金順位ギリギリ12位での出場)し、トライアルを勝ち抜いて優勝戦④号艇からインの「絶対王者」①松井を差して優勝したドラマを今年は元志が見せてくれるのではないか?個人的にはそう思ってる。

 それともう1つ理由を挙げる理由としては、そろそろ銀河系軍団(85期)の下の世代からムーブメントを起こしてほしい、というかそろそろそういう覇気を見せなきゃならん時期に入ってると思う。来年3月で40代に突入してしまうオッサンとしては85期より上の馴染みある世代が頑張ってくれた方が嬉しいのだが、いつまでも90期以降から傑出した選手が出てこないのもそれはそれで困る。

 最後にさっき書いた「賞金王兄弟出場」は惜しくも今年は残念な結果になったが、「賞金王で兄弟W優勝」の目が出てきた。賞金王シリーズの期間がF休みに入る弟・仁志だったが、ギリギリ15位以内(13位~15位は賞金王決定戦の予備選手も兼ねていて、賞金王の開催中にF休みが重なっても、その日の分だけ後に追加されるか、F休み期間そのものを賞金王の後にもっていく優遇処置がとられて出場できる。)に入ってシリーズも無事出場できることになった。ドリーム戦にも乗れる。シリーズ戦を弟・仁志が勝って、決定戦を兄・元志が賞典Fのハンデを超えて優勝できたらそれこそ「快挙」だ。

 

 

○田村隆信(徳島)

 四国のエースと言ってもいいくらいに成長したタムタムである。今年SGは優勝していないが、SGチャレンジカップを勝った森高一真(香川)より40万円ほど稼いで賞金王出場を決めた。田村は銀河系軍団(85期)や4000番台を引っ張って行った牽引者。03年にはデビュー3年目で初出場した丸亀新鋭王座決定戦で優勝し、登録番号4000番台初のGI優勝を果たし、翌04年には若松オーシャンカップ優勝戦で一人だけ突出したスタートからまくって優勝し、4000番台初のSG優勝を見せる。(しかもその年の11月のSG児島チャレンジカップでも優勝)残念ながらその年の賞金王ではトライアルを突破できず、4000番台初の賞金王ファイナリストは翌年にSG総理杯やGI蒲郡周年を制して賞金王に出場し、ギリギリ6位ながらファイナル6人に残った笠原亮に持っていかれてしまうが、それでも85期や4000番台を引っ張っていった強豪レーサーには違いない。

 まぁ賞金王ではあまりパッとしない成績が続く(09年の賞金王決定戦では超抜モーターの瓜生と3着争いの結果競り勝って私に高配当を恵んでいただいたが。)が、同期の井口も賞金王で優勝し、同期のSG覇者も増え、そろそろ田村の番なんじゃないか?って思うんですよ。第2回の安岐真人・第9回の中道善博に続く四国出身の賞金王が居てもいいはずだ。去年山崎智也が第1回の彦坂以来の関東出身の賞金王になったように。

 何より、今年後半の勢いが凄い。ダービーで優出するまでは賞金ランキング20位以下あたりにいたが、ダービーで優出して、11月のGI丸亀ダイヤモンドカップで優勝して一気にベスト12にヘッドスライディングしてきた感がある。チャレンジカップは予選落ちして、賞金王出場争いに華を持たせたが、勢いにのった彼は怖い。04年でSG2勝した爆発力がここで来てもおかしくない。彼には期待している。

 

 

 ちなみに四国から過去2人の賞金王覇者が出たと書いたが、ちょっとここで過去27回の地区別賞金王覇者の一覧を見てみよう。

 

 関東 2(彦坂郁雄・山崎智也)

 東海 3(服部幸男・井口佳典・池田浩二)

 近畿12(野中和夫③・太田和美・松井繁③・田中信一郎③・吉川元浩・中島孝平)

 中国 3(福永達夫・市川哲也・辻栄蔵)

 四国 2(安岐真人・中道善博)

 九州 5(高山秀則・松田雅文・植木通彦③)

(※:福井(中島孝平)は競艇の世界では近畿扱い。北陸は福井しか支部・競艇場がないから。)

 

 やっぱ住之江競艇(大阪)で開催されることが多いからか近畿の優勝者が飛びぬけているが、ただ、見方を変えれば3回も勝った異常に強い選手(野中・植木・松井・田中)を省けば、割合どこも変わらない気がする。むしろ香川支部と徳島支部しかなく、GI四国地区選手権ともなると、人数が少ないせいでGIレースなのに普通にB1級レーサーが出てる人数的に不利な四国から2人も出てるのはある意味凄いかも。そして、3回勝った異常に強い人を除いた人数で言うと東海・近畿・中国が3人、関東・四国・九州が2人。関東は去年智也が勝ったし、今度は四国か九州の番?

 

 

 ▲池田浩二(愛知)

 去年はわずかの賞金差で賞金王出場を逃したが、今年は3月のSG総理杯を優勝して、そのまま賞金戦線をリードする形で賞金2位での出場となった。しかし、不思議なのは今年は記念タイトルは総理杯だけだ。SG優勝戦に乗ったのも総理杯のみ。SGの予選落ちも笹川・オーシャン・ダービーと3つもある。こう書くと賞金下位でのギリギリ出場に見えるが、1月~11月までで9400万円も稼いでいる。総理杯優勝戦での3500万円を引いても6000万円近く稼いでいる計算になる。優勝こそは逃しているが、GI戦線で常に高いレベルの成績を出し続けた結果か。実際、今の賞金制度で記念タイトルが総理杯のみで9400万も稼ぐのは本当に凄い。

 得意のウィリーモンキーでコース不問の戦いをしてくる選手。ファイナルに残ったなら3・5コースなら2着で、4・6コースなら3着で買うのがお得か。特に今年の5コースの成績が1着・3着は少ないものの2着は多いのがミソ。09年賞金王で見せた1周バックで5番手から先行する艇の差し航跡をブロックしつつ、同時にまくりにかかる艇をダンプをする訳でもなく阻止して2着になった神がかったターンが炸裂するか。

 ちなみに09年賞金王1周2Mでの池田浩二の神がかったターンが見たい人は【http://www.suminoe.gr.jp/toku/13shokino/02playback.htm】ここの09年優勝戦ムービーを見ると良い。あれホント凄い。

 

 

 ▲松井繁(大阪)

 絶対王者・松井繁。生涯獲得賞金32億円超えは競艇のみならず公営競技の全選手№1の成績。賞金王は95年の第10回大会以降の18回中17回出場、その内14回で優出して、優勝も3回、準優勝も3回。後続を一切寄せ付けない正真正銘の「絶対王者」。賞金王連続出場が途切れて以降の7年で言えば優勝2回・準優勝3回と更に円熟味がかかった感がある。さすがに印から外すわけにはいかない。今年も普通にトライアルを突破して好成績を見せてくれるに違いない。

 この人の唯一と言っていいネックは抽選運。艇王・植木通彦もそうだったが、強すぎるゆえに神がハンデを与えたたもうたのか、本当にクジ運がない。トライアル2戦目・3戦目の枠番はガラガラポンの抽選機で公平に振り分けられるだが、よく外枠を引く。その様子を生配信してた事もあったが、あからさまに不機嫌な顔をして抽選部屋を出ることも。ただまぁ、この人は枠番を外に振られても、その分進入で動いてくるのだが。

 

 

 ×太田和美(奈良)

 SGで活躍することが多い69期の中でもデビュー当時から頭角を現し、ついたあだ名は「なにわの怪物くん」98年には賞金王で優勝するなど活躍目覚ましかったが、その後に長い低迷期に入る。SGでもポツポツ勝つには勝つが、住之江での賞金王シリーズでしか勝てないイメージが付きまとった(津のダービーも勝ってるけど。)が、一昨年あたりから再び浮上。年間のSG成績上位52名しか出られない「SGグランドチャンピオン決定戦」を2012・2013と連覇。更にGI丸亀周年も去年・今年と連覇して8千万円近く稼いで賞金6位で出場。

 本人が口にする通り、かなり充実したレースが続いている。最初に賞金王を制してから15年。今年、15年ぶりの大輪の花が咲いても何の不思議もない。そして地元だけあって相性も抜群である。トライアル2戦目・3戦目で①号艇を引けば確実に10点(1着)をもぎとっていくだろう。

 

 

 ×井口佳典(三重)

 こちらも過去の賞金王覇者。今気づいたが、▲と×の4人は過去の賞金王覇者だな。彼は自分から「スタートブチ込みます!」と言う通り気合いを全面に押し出して戦うタイプ。2年前の尼崎オーシャンで勝った時の「SG2勝して調子に乗ってしまうかも知れませんが、その時はすいません。ただ、これからもドンドン調子に乗ってレースしていきたいと思ってますのでどうか宜しくお願いします!」みたいな事を言ってたが、もう本当にすがすがしいくらい気合いが入った選手だ。彼の地元でおこなれた津のSGチャレンジカップでは途中転覆負傷で正式にドクターストップが宣告されたにも関わらず「いやまだ出れます!」と医者と必死に問答したとか。

 この手のタイプは強いし、ここ一発で爆発する力を常に秘めている。現DeNA監督の中畑清がプロに入ってまだパッとしない時に長嶋監督に「おい、調子はどうだ?」と聞かれ「まぁまぁです」と言ったら土井正三コーチに「監督に調子を聞かれたら現状どうであれ絶好調と答えろ」と言われ、それ以後ことあるごとに「絶好調です!」と言っていたが、その後、彼の成績は上がって行きスター選手へとのぼりつめた。実際、このやり方は自己催眠の効果があり、まんざらでもないらしい。

 余談だが、この土井正三コーチ。20年くらい前にオリックス・ブルーウェーブの監督もされてたこともあったのだが、「人望がない」「マスオさん監督」「イチローのバッティングフォームを標準に戻そうとした」などと監督時代の事柄については悪評が目立つが、人望がないの理由までは知らんが、仮に本当に当時のオリックス球団内で人望がなかったとしても、彼が采配を振るっていた年は全てAクラスだったし、イチローのスイング矯正に関しても後にイチローに関するムックが出された際にその出版社から「なぜそんなことをしたのか?」なんて記事を書くように要請されたが、拒否ることなく受け取って寄稿している。またイチロー本人と土井監督との仲も悪くない(イチロー談)あたりを聞くにつれそんなに意地悪で無能な監督にも思えないのだが。以上本当に余談を当時のオリックスファンがお送りしました。

 話を元に戻すが、彼の気合いの入り方やレーススタイル。コメント等かなり気に入っている。また今回は弟子の新田雄史と共に出場の「師弟対決」の場でもあるので尚更気合いも入っていることだろう。トライアルでもガンガンスタートブチ込む彼の姿が見たい。

 

 

 以上、少々長くなってしまったが、賞金王展望ですた。予想が当たるといーな。




 あ、今回の賞金王のTV・ラジオでの放送一覧がこちら【http://www.boatrace.jp/race/telecast/tv_radio/】年末の大一番だけあって、今回は結構各地の地上波でも放送予定。よかったら見てね!