ビエンチャンにはサウナがある! | 絶対(不)自由

絶対(不)自由

悠久の風に吹かれながら・・・
アジア横断・北南米大陸縦断を終えて、オーストラリアで働いて、
南太平洋のアイランドホッピングも終えて、オーストラリアも一周して、
今度は行ってない東南アジアを行こうと思った。

ルアンパバーンが有名だけど、ゆったりのんびりできて身体も洗えるんで、こちらの方が好みだったりするのだ。
しかし値上がりしてた・・・

6月6日
午前8時過ぎ、ビエンチャンのターミナルに到着。お約束のトゥクトゥクやソンテウの客引きが寄って来るが、市の中心部まで30,000キップと言われる。そんなにしたっけ?と思いながら一旦断り、ターミナル施設内に入ってパクセーまでのローカルバスの値段とかを調べてみる。デット島内でジョイントチケットを買って正解だった。パクセーから島までの交通費を加味するとほとんど変わらない値段だ。
ターミナルから出ると、先ほど断ったソンテウが先回りして客引きしていた。まぁ下調べもしてないし、地元民のばあさんも同じ値段で乗り込んでたんでぼってはいない様子だ。ローカルと同等になったらそれ以上値切るべきではないので、素直にその値段で行ってもらうことにした。
安宿街のメコン川沿いに行く間、交通量が増して背の高い建物が建ち始めていて、そして日本の援助物資のバスが走っている、変わりに変わったビエンチャンを眺めていた。しょぼい凱旋門のパトゥーサイはそのままだった(笑)
ソンテウは、少し勘違いしてセントラル・バスステーションを経由して、俺を噴水広場のテンプの北側に降ろした。ここから安宿街までは歩いて行ける。
以前泊まった「ラオ・ユース・インLao Youth Inn」は潰れていた。ボン宿みたいなものだったんで潰れてもおかしくないと思ってたけど。
一本東側の通りにある「ダッカ」という宿がドミで30,000キップと安かった。インド人経営だったが見た目は綺麗だったんでここに決めた。
町観光はソンテウに乗ってる時にできてしまったんで、とりあえずメコン川沿いを歩いてみる。
確か街からすぐが土手になってたはずなんだが、なんか公園とか駐車場みたいなのができてる・・・。さらに川岸に向かうと、川の面積が異様に少なくなったメコン川が見えてきた。どうやら開発されてしまったようだ。町の近代化は別に良いが、これはさすがにショックだった。
昔は、草の生い茂った河原の土手に夕方から屋台が出て、そこから雄大なメコン川に沈む夕日を見ながら、ビールを飲んで鍋(タイスキ)を食ったのだ。それがもう今ではできないのか・・・
気落ちして宿に戻り、ベッドに寝そべって今後の旅の方向性を考えていた時だった。足のくるぶしが二ヶ所同時に痒くなった。まさかと思って足をどけると、黒茶色のヤローが一匹ベッドをはい回っていた。
即座にぶっ殺して受付にいちゃもんをつける。すると「部屋を変えたいんならシングルがまだ開いてますよ。もう10,000キップです」と言ってきた。こいつら、マジか。南京虫が出たのに、無料でほかの部屋を提供するとかしないの?
今晩だけなら何とか耐えられるんで、一応ベッドを移らせてもらうだけにした。インド人のこの相手のことを考えないな舐めきった態度がムカつく・・・
夕方になったんでサウナに繰り出す。20,000キップに値上がりしてたけど、やっぱりこのサウナは最高だ!
気付いたら二時間近く入っていた。
汗がなかなか引かない中、M-Point-Martの屋台でパッタイを食べ、ビアラオを飲んで、串焼きの屋台でボンジリを買って、コンビニでまたビアラオを買って、コンビニの前のベンチで飲み食いしていたら隣に座っていたキーウィのおじさんと意気投合して、なかなか楽しい夜になった(笑)話も盛り上がってたんで、ついでにビアラオを全種類制覇してみた。普通のビアラオが一番だね(笑)
そして宿に戻ったら、すべてのベッドに南京虫が潜んでいた・・・



メコン川沿いにはためくラオスの国旗


日本の援助で送られてきた市バス


ビエンチャンで高層ビルが建築中であった


パトゥーサイのしょぼさは相変わらず(笑)


メコン川の変わり様にショックを隠せない


6月7日
衣服とダッフルバッグの表面に南京虫が取りついてしまった。ったく、面倒な・・・
こんな宿はさっさとおさらばして、近くの「ニニー・バックパッカーズNiny Backpackers」に移った。南京虫が取りついた衣服は全てランドリーに出し(1kgで10,000キップ)、ダッフルバッグの表面をくまなく探して南京虫を殲滅する。これをやっても数匹は残ってしまうんで、あとは肉を切らせて骨を断つ!南京虫は帰巣性の昆虫なので、バッグ内部まで入られることは非常に稀だ。
この宿は綺麗で良い。ただ便器に便座がない。まぁどうってことねぇけど。
同室に日本人がいたんで挨拶しておく。二十歳の学生で、半年間休学して東南アジアだけを回っているんだとか。
昨日のようにゆっくりしていたら、午後から雨が降ってきた。雨は旅人の天敵である。降られると何もできなくなる。
雨は日没時まで降り続いた。おかげで今日はサウナに行けなかった!畜生!


6月8日
この宿には朝食が付いている。食パン4枚に目玉焼きである。コンチネンタル並みにシンプルだ。
今日は朝から雨が降っている。おかげで本当に何もできない。しかもネットも不安定なんで、たまに接続できなくなって使い物にならなくなる。
昼には晴れた。と言っても特に出かけもしないんだが。ここの宿の小犬がなかなか可愛い・・・(笑)
雨が降ってないんで今日はサウナに行ける。
平日だと人が少ないみたいだ。だが男の一人がなかなかスキンシップが多かった。ゲイか、ゲイだったのか・・・?
しかしサウナ上がりのビアラオはやっぱり最高!ボンジリ串は一本3,000キップ(50円弱)だが、鶏皮串は一本500キップだ。8円って・・・(笑)この日は休肝日でビールは一本だけにしといた。
宿に戻ると二十歳の学生と感性について語り合った。彼は、映画やアニメでほのぼのとしたものが、まだ面白く感じられないのだと言う。
感性は年を取るごとに変わってくる。飲めない酒が飲めるようになり、それが旨いと感じられるようになって、次第に飲める量が少なくなっていくようなものだ。すると自然とものの見方も変わってくるのである。
まずは感じられる全てを全身全霊で感じれば、それで良いと思う。





これからの方向性だが、やはり早く日本へ帰ろうと思う。それでも一応、中国、香港、台湾は行く予定なんだけど。
日本に帰ってもまだ旅をしようって気分だったら、ミャンマー経由でインドへ至る経路を取ろうと思う。
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宿情報
ビエンチャン
・ダッカ Dhaka
ドミ一泊30,000キップ、シングル40,000キップ~。WiFi無料。
有名な安宿「RDゲストハウス」の二軒隣り。インド人経営のレストラン併設のホテル。ドミは全て南京ベッドなんで全力でお勧めしません。

・ニニー・バックパッカーズ Niny Backpackers
ドミ一泊40,000キップ。WiFi無料、簡単な朝食付き。
部屋はドミのみ。できてすぐのホステルらしく、シャワー・トイレ共にキレイ。ただトイレに便座がない。