5月26日
眠れたのかどうかよく分からないが、午前5時過ぎに起きる。
もう日は上がってるようで辺りが良く見える。予定ではもうカオサンに着いてておかしくない時間だが、バスはまだ田舎道を走っている。どうやら遅れているようだ。
「遅れている」と言うよりは「壊れたまま走っている」と言う方が正しかった。バスはかなりありえないほど鈍足で走っている。ギア抜けしてるのは何となくわかるが、それだけではこれだけ遅くはならないのでエンジン系のトラブルに見舞われているようだ。
途中二回ほどガススタンドで停まったりしながら、予定よりだいぶ遅れた午前8時半過ぎにようやくバンコクに到着。みんなバスを降ろされるが、ここはどう見てもカオサンロードではない。とりあえず車内に残っていると、ここが終点だと降ろされてしまった。ジョイントチケットにも行き先がバンコクとしか書いてないんで、運ちゃんたちに訴えかけてもどうにもならないようだ。仕方なく大人しく下車する。
とりあえず腹が減ったのとここがどこなのか分からないので、バスターミナルっぽい建物の中の店で飯を食いつつここがどこのターミナルなのか聞きだすことにする。
バミーヘーンを頼んだら麺を茹で上げてお椀に入れただけのものが出てきた。味は特別ついていない。あえ面ですらないってどういうことだよ(笑)次いでここがどこか聞き出す。英語があまり通じなかったんで苦戦したが、どうやら南バスターミナル「サーイ・ターイ」のようだ。
飯を食った後は市バス乗り場を探し出す。歩き方タイ編はなかなか使えて、サーイ・ターイからカオサンロードまでは30番か511番バスで行ける。一番安い赤バスだろう30番を探すが見当たらず、エアコン黄バスだった511番に乗り込む。カオサンロードまで15バーツ。
20分ぐらいでバスはカオサン横の大通りに着いた。そしてカオサンロードに行くと、そこには、良くも悪くも無国籍情緒が漂いヒッピーが好みそうなものがずらりと並んでいたあのカオサンロードではなく、その趣は少しだけ残して洒落て綺麗なカフェやバーが点在し、渋谷か原宿のようなオシャレ通りに成りを変えたカオサン通りが延びていた。本物のニセ国際学生証が作れる露店は道の端っこに追いやられていて、人をバカにしたような有名スポーツブランドのパロディシャツはただ面白いことが書いてあるだけのシャツに変わっていた。
この急激な変化に頭が追いつかないうちに、以前泊まったママ2ゲストハウスがある、カオサンロードとランブトリ通りを結ぶ小道の広場、通称「負け犬広場」へ足を運んだ。
八つはあった日本人御用達の宿はほとんどなくなって、今では四つほどしか宿がなかった。それでも老舗の「ママ・ゲストハウス」は残っていた!ドミは20バーツ上がって一泊100バーツ。ここは評判が良かったんで生き残れたのかもしれない。しかしママが亡くなってしまったんで、本館のここを除いてすべて宿は閉めてしまったそうだ。俺が泊まったママ2はレゲエバーに変わってしまっていた。
宿も決まったところで、少し遅いが、ランブトリ通りの路地にある有名な10バーツラーメンの様子でも見に行く。やっていなかった。もう11時近かったんで、きっともう今日は終わったんだろう。しかし何か張り紙がしてある。タイ文字なんで読めない・・・
寺裏とかも見に行ってみるが、もうすっかり小奇麗に整っている。
昼飯でも食おうと宿の近くの屋台に行った時、かなり歳を召したおじいさんに「一緒にビールでも飲もう」と呼び止められる。お、カオサンらしくなってきた(笑)
もちろん便乗して、近くのセブンイレブンでビールを調達するぱしりになり、昼間からくだくだとくだを巻く。このおじいさんは80歳で、今はカンボジアで40歳年下のカンボジア人の奥さんをもらっているのだと言う。なかなか味のある爺さんだ。ビール500ml缶4本、ごちそうさまでした!
夕飯もおじいさんと一緒に適当にレストランに入ってすませる。やはりおじいさんもカオサン周辺の変わりようには驚いているようだ。
そして宿に戻ったところで、日本人の若そうな兄さんに話しかけられ、そのままママゲストハウスのバーで飲むことになった(笑)
人の話を聞かないカリフォルニア州在住のドミニカ共和国出身のおばさん、そのおばさんの話に付き合わされているドイツ人の野郎、日本人を狙ってます的なオーラが出てるタイ人女性二人、そして日本人の男女。なかなか面白い取り合わせだ。往年のカオサンではなくなってしまったが、まだまだ面白い人を呼び寄せるところは健在のようだ(笑)

これが現在のカオサンロード

なんか七つほどやることがあるらしい

こんなキレイなところもある

そりゃマクドナルドのドナルドも合掌しますよ
5月27日
同室のバンコクが長そうな人から10バーツラーメンはいまは休んでると言う情報をもらったため、朝のラーメンに良さそうな店を探しに歩く。
宿の広場のランブトリ通りに出る手前にあるラーメン屋で食べてみた。麺の味はまあまあ。支払してみると、なんとこれが10バーツだった(笑)こんな近くに10バーツラーメンがあったとは・・・
試しに食っただけなんでまだ胃袋に余裕がある。っていうか腹がすいたまんまだ。大きな仏塔が見えるところでも麵屋を発見。そこそこ大きめのラーメンが40バーツだった。う~ん、普通だ・・・
昼飯にはカオサンで売ってる路上パッタイを食ってみる。椅子に座ろうとすると飲み物を頼まないと座れないとドリンク売りのババアから言われた。腹が立ったんでそのまま立ち食いで余計な金は払わないようにする。パッタイ自体は30バーツで普通に旨かった。
そのあとチャンビアを飲んで昼寝。カオサンらしい生活であります(笑)
起きてシャワーを浴びたところで、バンコクが長そうな人と少しだけお喋りしてみる。
やはりタイフリーク、ギャンブルで食いつないでいるというカジノギャンブラーであった。しかもデジタル思考かと思いきや、「場の流れを読む」というオカルト思考も持ち合わせていた。こういう人が意外と勝つんだからギャンブルは面白い!
夕飯にこちらの記事に掲載されたトムヤムクンの屋台へ行ってみる。本当に名店なのか、夕飯時なのに客は一人もいなかった。料理人であり店主が俺を見ると「トムヤムクン?」と聞いてきたので、そのままの流れで注文することになった。うむ、確かに味は美味しい、レモングラスとか食べれない香草がかなりうっとうしいが、これで安いのならアリだ。
支払いをすると120バーツだった。トムヤムクン100バーツ、ご飯10バーツ、estコーラ10バーツだろう。ご飯とコーラは良いとして、トムヤムクンの値段が記事の値段と大分違った。ネット系コラムはこれだから困るのだ。まだ旅行者ブログの方が信憑性はある。
さて、明日は友達と会えそうだ。明後日にはカンボジアへ行くとするか。

タイのラーメン「バミーナーム」これで40バーツ

タイの御当地コーラ「est」

高かったけどおいしかったトムヤムクン
5月28日
朝は同じく10バーツラーメン。大盛りは20バーツである。醤油味の色をしているが、そこまで醤油っぽさはないのでナンプラーを入れると良い具合になる。
友達と合うのは夜からなので、何か良さそうなパロディシャツはないか探してみる。すると一つだけ、俺の心をとらえるものが表れた。
スポーツ用品メーカーのPUMA、ではなくライオンキングのプンバがそのデザインでイラストされている!まさにこれだ!これぐらい著作権なんて関係ねぇと言わんばかりのものが欲しかったのだ!
友達との待ち合わせはアソーク駅のターミナル21に決まった。有名な繁華街NANAのすぐ隣である。カオサンからは2番の赤バスで行ける。511番黄バスも近くに停まる。
赤バス2番に乗ってゆっくり向かう。赤バスは昔からこの車体のようだ。これのおかげで、インドの市バスも中米のチキンバスもさほど驚くことはなかった。古い車体だけど、逆にこれがノスタルジックで良い感じだと思う。
シンガポールから友人を訪ね歩いているけど、この娘との再会が最も時間の経過を感じさせた。アジア横断の割と最初のほうで会ったため、フェイスブックでの共通の友達がほとんどいない。本当にあの旅での出会いだけが繋ぎとめている友人なのだ。
ショッピングモールの近代的なフードコートで食事をしながらいろいろと語り合った。タイの永住権は、取りにくい割にはそんなうまみは無いのだそうだ。
モールも午後10時で閉まってしまったので、これでお別れすることにした。バンコクという都市は順調に発展しているけれど、やっぱりタイなんでけっこうゆっくりなんだそうだ(笑)
帰り際に歓楽街のナナを見て回る。やっぱり俺はタイ人に萌えないようだ・・・。

見つけたPUMAのパクリのPUMBAシャツ

古くてノスタルジックな赤バス車内

オレンジ色のタイのミルクティー
なんとなくだけど、自分の旅のスタイルが古いタイプに入るんじゃないかと思い始めてきた。安いが一番で旅をしている人も多かったけど、今は必ずしもそうではなく費用対効果でリーズナブルな方を選ぶ人が多い気がする。ネットで安宿探しでagoda.comを使ってる人が多いのに、本当にびっくりだ。
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宿情報
バンコク
・ママ・ゲストハウスMama Guest House
ドミ一泊100バーツ~。WiFi無料。
それなりに清潔で虫も出てない。安さを求める人にはオススメ。
旧ママズ・ゲストハウス。評判だったマッサージ屋は辞めて、一階部分はバーになっている。