森永くんは

くるくるとしたくせ毛だった

気づけば

横にいて

いろんな話題を

さも楽しそうな表情でふってくる

森永乳業と

よくからかわれている割には

とんちゃくなく

ドッジボールが

かなりいける細身の中背

ボールを持つと

なぜだか目がほそくなるのが常だった

他の男の子たちのように

オレたちオトコだを匂わせず

女子といても

男子といても

ひょうひょうと立っている

私はそのころ

別に閉ざしてもいなかったけど

あまり自分から友達を作るタイプでなく

ボーとしてた女の子

その私をとても楽しませてくれた森永くん

気づけば

いつもそばにいて

しゃべりあっていた

気の合うと思ったのは

かなりあと

森永くんの話題は尽きず

こんなことも

あんなことも知っていた

そして

小学校4年生になったとき

クラスにも学年にもいなくなってた

あれから

森永くんの席は

私の中でずっと空いたまま

森永くん

語りかけてよ

ほら

話し出す前に

もう

面白がっている

あの表情で



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     人材活性コンサルタント 吉 田 真 知 子

  
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