掻爬手術当日① | そっと記憶に残しておきたいこと。

そっと記憶に残しておきたいこと。

2014年10月に長男を出産。2016年1月、2人目の子どもを稽留流産しました。妊娠、出産が奇跡の連続であることを教えてくれた我が子たちの記録です。

私がお世話になっている産婦人科はかなりの人気の産婦人科。
外来の開始時間9時までに手術を終えるため、8時半までに着くようにきてくださいとのことでした。前日22時以降は飲食禁止、当日の11時頃には帰れるとのことでした。
どんなに辛い、悲しい状況でもやはり自分の身に痛いことが起こるのは怖いと感じるもので、手術が決まってからの1週間、つい手術についてネットや経験された方のブログを読んでしまいました。
前処置のラミナリアを入れるのが痛いというものをたくさん見かけたのですが、私は経産婦だったためか、その処置はしませんでした。これは、病院によっても違うのかな?

母におくってもらい、病院へ到着するともちろん外来の受付時間前なので待合にはほとんど人はおらず、ありがたかったです。
一応内診をし、1週間前よりさらに赤ちゃんの姿がぼやけてしまっていることを自分の目でも確認し、手術の準備に入りました。ここで、11時頃に迎えに来てもらう約束をし、母と長男には一旦帰宅してもらいましたが、長男に大泣きされて辛かったです…

まず、夜用のナプキンと生理用ショーツを看護師さんに預けて痛みをやわらげる筋肉注射をしました(でもこの注射が一番痛い^^;)。
中扉で診察室と繋がっている病室でワンピースのような手術着に着替え中扉から診察室へ。
普段の診察で使っている内診台にのり血圧計やら脈をはかる機械やらを足、手首、指にごちゃごちゃとつけられ。
ブドウ糖の点滴を入れるのですが左手を失敗され…違う看護師さんが右手に入れてくれたらすんなり入りました。この看護師さんはいつもテキパキしていてクールなイメージなのですが、私の冷え切った腕(緊張によるものらしいです)を触って「可哀想なくらい冷たいな。」とか、痛いとつぶやく私に「痛いなあ」とか、麻酔入れる時も「大丈夫やでもう目閉じとこか。」と要所要所で声をかけてくれたのが本当に嬉しくて心があたたまりました。
点滴から麻酔を入れる直前、先生も「すぐに終わるから安心してな。」と声をかけてくれて、先程の看護師さんの「麻酔入りました。」の声を聞いたのを最後にしばらく記憶がありません。
麻酔が効いている間は頭がぐるんぐるん回っている感覚で、処置が終わった時にショーツ履かせてもらうため「腰あげられる?」と聞かれた瞬間にジェットコースターが止まるイメージでした。そこからしばらく目を開けることが出来るまでまた少し記憶が曖昧ですが、おそらく9時を過ぎていたらしく隣から普段通り診察する先生の声や他の患者さんの声が聞こえていた気がします。時々、看護師さんが手を温めてくれたような感覚も残っています。

長くなってきたので次に続けます。