マリンのブログ

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 朝のラジオ体操まで、

1時間以上あるというのに、

東の空に

顔を出した太陽は

20度の高さまで昇り、

 

あの、北風と争う

寓話の太陽のように、

容赦なく地表にあるものを

照りつける、

 

既に30度近いだろう、

 

汗がべとべと

シャツにまとわりつく

薄くなった頭頂から

汗が染み出し、

額を伝わってくる。

 

リードの先の愛犬は、

はぁーはぁーと舌を出し、

ホットプレートと化した

アスファルトにしゃがみ込み、

助けを求めるかのように

主人を見つめ、動こうとしない、

 

そんな愛犬を強引に引きずり、

公園を一周する。

 

あの日から続いている

愛犬の散歩、

欠かすことのできない日課となり、

今では、

愛犬の用足し、から、

自分の生活習慣病対策と

その目的は変わっている。

 

あちこちから蝉の声が

耳に着き刺すほどに響いてくる、

岩に染み入る・・

まるであの句のようだ、

 

小さな体に蓄積された

ありったけのエネルギーを使い

力の限りに鳴き続け、

 

短い生命を終える

 

妻が旅立ってから、

4回目の夏を迎えている

 

「平成」最後の夏を迎え、


そして、


終わろうとしている。

 

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時が悲しみを癒す・・・

 

確かにそうだ。

 

悲しみや怒り

絶望や暗闇の中で、

涙を流し、

おろおろしたり、

地を這いつくばったり、

ふわふあ宙に浮いたり、

 

途方に暮れながらも、

日々の生活に耐え、

ただその時の

そのことだけのことに

没頭してきた。

 

子供たちは?

 

母親のお腹から生まれ、

母親のお乳をしゃぶり

母親のもとで育てられ、

たった、数年、

 

母親を”失う”わけでもなく、

ただ、

この世から、

この先から、

”突然いなくなる”という

残酷な運命に、

戸惑い、迷い、

そのことの意味や

生とは?

死とは?


あの日以来ずっと

考え、悩み続け、


宗教や哲学に

救いを求めたり、


アイドルやコミックに

気を紛らわしたり、


どうしたら良いのか、

わからなくなり

暗い闇の中に

迷い込んだりしながら

 

人には言えない

苦しみを抱えながらも、

人と交わり、

人に助けられ、

時には人を助け、

そうやって、

人の温かさを知り、

 

生きるということの

その重さを背負い、

その重さを何度も何度も量り、

その重さを理解するようになり、


その中に、

生きる目的、

生きる喜びを見つけ、

 

笑顔を取戻してきた。

 

そうして、

僕の元を巣立っていった

 

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くしゃくしゃの

誰かも判別できない顔写真、

"代"を付け加えた

代筆サインが入った

子供のパスポートを携え、

海外のリゾートにも行った、


ベビーカーを車のトランクに載せ、

釣竿とブドウ虫とミミズも

その脇に忍ばせ、

渓谷沿いの温泉にも、

家族5人で何度も行ったけど、

今は良く思い出せない、

 

会社から戻ると、

笑い声に包まれている家庭、

平和で幸福に満ちた

家族5人での生活が

もう良く思い出せない

 

それはきっと、

きちんと保存されていて、

ただ、

その時が来るまで、

ロックされているだけで、

消去されてはいない、


 

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暑い!


陽の光に押しつぶされそうだ・・・

立ち止まって、空を見上げる、


東の空から

羽田空港に向かう飛行機が

頭上を越えていく、


 

ふっと、

我に返る、

今、僕は、

娘と二人だけの生活、

いや、

それに、

妻の愛した愛犬と一緒の

生活を送っている。

 

毎日、散歩して

二人分の食事を作り、

お弁当をつめ、

会社に行って、

さっさと帰宅して、

二人分の食事を作り、

二人分の洗濯、掃除して、

ちょっとテレビみたり、

晩酌してご飯食べて、

ギター弾いたりして、

また、散歩行って、

眠る-----


その繰り返し、


だけど、


 

これでよい、

これでよかった、

 

そう、思う、

 

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ただ、


ちょっと寂しくなった人生を


お酒でも飲みながら、


サイモン&ガーファンクルの


Feeling Groovyや


A Hazy Shade of Winter


でも、聞きながら


二人で語り合いたかった、