「さよなら・・・」
僕は目の前が真っ暗になった。
愛してた・・・。
理由を聞くことも・・・何もできず彼女のその言葉を最後に電話は切れた。
― 僕と彼女のふたりの世界はあっさりと終わった ―
何も考えることはできず、ただ下を向き続けた・・・世界は闇に包まれた。
― 無 ―
ここから・・・、この世界から無くなってしまいたかった。
ただ時を刻む音が聞こえるだけ・・・、涙はその音よりも速いスピードで落ちてゆきカーペットに染み込む、そして新しい音とともに枯れた。
「ジリリリリリリリリッ」
こんな世界にも朝はやってくる。
目覚まし時計の音に、今まで動かなかった体が反応する。
カーテンを開けた。
やさしくて、あたたかくて、いじわるな朝日が僕を照らす。
一つの世界が終わり、また新しい世界が始まる。君のいない世界・・・
心と体のギャップ、それを感じながらも僕は今日も歩き出す。
This was written by Mr,,,
