和田秀樹氏「日本の医学界は宗教団体のよう」 薬は押し売り状態、だから医者は飲まない

 『だから医者は薬を飲まない』を書いた精神科医で、国際医療福祉大学大学院の和田秀樹教授によると、「薬漬け医療」の裏には、臨床・研究・教育をつかさどる医学界の“宿痾”があるという。その実像について聞いた。

 ──医学界は宗教団体なのですか。

 日本の医学界はいわば宗教団体なのだ。たとえば「血圧を下げればいい教」「血糖値を下げればいい教」「がんは切ったほうがいい教」という宗教が跋扈(ばっこ)している。宗教だから必ずしも間違っていることを言っているわけではない。問題は、私にはそれぞれエビデンス(科学的根拠)がほとんどないとしか思えないことだ。普通にいわれる根拠はほぼ二つ。一つは海外のデータ、もう一つは動物実験の結果だ。

 ──エビデンスがない?

 薬を飲んだときに血圧が下がる、血糖値も下がる、あるいはコレステロール値が下がる。これは化学反応だから、ある程度、薬理を知っていればその種の薬はできる。エビデンスとなるには、その薬により死亡率を下げた、あるいは脳卒中を減らしたといったエンドポイント(治療行為の評価項目)5年後や10年後にきちんと実現しないとならない。日本ではその評価がなされず、外国のデータを流用していることが多い。

 外国人と日本人は体質も違えば食生活も違う。そもそも外国のデータが全部流用できるのであれば、日本で治験の必要はない。5年、10年せっせと薬を飲んでもいい根拠を外国のデータで説得する。同時に動物実験のデータも人間に使えると信じさせる。たとえば分子生物学的に見て、アディポネクチンという動脈硬化や糖尿病を防止する善玉ホルモンが出るようになるのだから、これは体にいいとされる。その薬を飲んで健康になったかどうかは本来ロングスパンで結果を見ないとわからない。

 ──高血圧治療薬のディオバン事件がありました。

 ディオバンという薬を日本で使ったら5年後、10年後に脳梗塞や心筋梗塞が減るというロングタームのエビデンスを作ろうとした。製薬会社のノバルティス ファーマには勝算があったのだろう。だけど、日本人は体質や食生活が違った。エビデンスが出なかった。データを改ざんした医者のモラルの問題に帰するところが大きいが、問題の本質は海外でいいといわれる薬でも日本人には当てはまらないこともあることだ。

 もともと人間の体の中で何が起こっているかわからないことは多い。脳梗塞や心筋梗塞は動脈硬化によって血液の通路が狭くなり起こるのだとしたら、血圧の低いほうが詰まりやすいかもしれない。それでも薬で血圧を下げたほうが動脈の壁が厚くなりにくいからいいとするかどうか。この種のことも実験してみないとわからない。長期の実験をしなければ、従来の説を宗教のように後生大事に信じてしまうことになる。

 ──ほとんど長期の調査には基づいていないのですか。

 長期の疫学調査によっていくつか有用なデータは出ている。たとえば小金井市総合健康調査は15年間高齢者を追いかけ、コレステロールは高めのほうがいいとの結果が出た。また仙台の郊外では太めの人が長生きしていたといった調査結果もある。ただし、その結果に対して医学の世界は積極的に応えようとしない。

 ──なぜ?

 自分たちのドグマを守ることのほうが大事なのだ。そして宗教と同じで異端の説を出した人を追放にかかる。新たな説を証明し、これまでの定説をひっくり返すことが科学の歴史のはずだが、医学界ではそうならない。守旧派の学会ボスに逆らったら大学医学部の教授にもなれないからだ。ただし、学会ボスが定年退職すると、しばしば新しい説が使われるようになる。

 ──新しい有力な説はまず「隠れキリシタン」になるのですか。

 日本は「正常値」主義に振り回されている。たとえばコレステロールがそう。まだ15年は今の教授たちのメンツを潰すからそうはできないが、彼らが引退したら、コレステロールも血糖値もむしろ高めでコントロールしたほうがいいとなるだろう。このことは世界的な医学雑誌『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン』や『ランセット』にも出ていることだが、これについては学会ボスがインチキ視している。

 ──そうなると、自分の処方箋が大いに気になりますね。

 結局、医者は自分が正しいと思っているものを処方する。そこでは、専門分化が進みすぎているから、たとえば心臓にはいいかもしれないが、体全体ではいいとは保証できないものもあるかもしれない。

 日本では今、血圧の下がることが絶対善だと思われがちだが、脳卒中を減らす、血圧の幅についての日本人のエビデンスはあまりない。秋田県で減塩運動をして血圧を下げ、脳卒中は確かに少し減った。この結果も血圧を下げたから脳卒中が減ったのか、タンパク質を取ったから脳卒中が減ったのか、因果ははっきりしない。タンパク質を取る量が少ないと血管の壁は破れやすい。だから昔は血圧160ミリメートルエイチジーあたりで脳卒中になっていた。今は200ミリメートルエイチジーを超えても血管は破れないケースが多い。

 ──「正常値」主義ではダメなわけですね。

 誰もが薬を飲めば長生きできる、健康になれると信じて動いているが、これが正しいかはわからない。大学医学部教授と称する人たちが確かな実験をやってくれないからだ。この薬を飲むと何%の人に肝臓障害が出る、胃炎が起こる、あるいは下痢が起こるという副作用は調べられている。だが、はっきりした薬効のエビデンスは実質ほとんどない。

 ──効く証拠がない?

 一般論から言って、低血圧の人は朝起きづらい、頭がふらふらする。だから、血圧や血糖値は下げれば頭がぼんやりするといえる。

 たとえば今55歳の人が血圧の薬であと30年生きられる、飲まなければ25年しか生きられないと仮に証明されたとしよう。その薬を飲み血圧を下げたため30年頭がぼんやりして生きるのでいいのか、飲まずに25年頭がしゃきっとしているのがいいのか、選ぶとしたら。現実問題として、薬はそういう選択で飲むしかない。

 ──薬に関してもインフォームドコンセントが必要なのですね。

 手術だったら十分な説明がなされる。そのうえで同意書にサインしないかぎりは手術できない。ところが薬の場合は、異物を体内に入れるにもかかわらず、同意書もなしにどんどん押し売りされる。インフォームドコンセントが十分なされない。制度があれば、エビデンスデータがないのはなぜと聞くこともでき、データもそろうようになるのでないか。

http://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%e5%92%8c%e7%94%b0%e7%a7%80%e6%a8%b9%e6%b0%8f%ef%bd%a2%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%81%ae%e5%8c%bb%e5%ad%a6%e7%95%8c%e3%81%af%e5%ae%97%e6%95%99%e5%9b%a3%e4%bd%93%e3%81%ae%e3%82%88%e3%81%86%ef%bd%a3-%e8%96%ac%e3%81%af%e6%8a%bc%e3%81%97%e5%a3%b2%e3%82%8a%e7%8a%b6%e6%85%8b%ef%bd%a4%e3%81%a0%e3%81%8b%e3%82%89%e5%8c%bb%e8%80%85%e3%81%af%e9%a3%b2%e3%81%be%e3%81%aa%e3%81%84/ar-BBo8Ynl?ocid=spartanntp#page=2

「抗がん剤 副作用」の画像検索結果

 

 がんに罹れば、医師は十中八九、抗がん剤の使用を勧めてくる。ところが、がんのうち9割を占める“固形がん”では「抗がん剤に延命効果はない」と語るのは、近藤誠医師だ。

「固形がんとは、肺がんや胃がんのようにがん細胞が塊を作るタイプのがんです。専門家は抗がん剤が“効く”と主張しますが、この場合の“効く”とは、単に腫瘍のサイズが小さくなるというだけのこと。腫瘍が数ミリ程度になると“消えた”ことになりますが、1mmあたり100万個もあるがん細胞が消滅することはなく、小さくなった腫瘍は、いずれ再発する。抗がん剤で固形がんが治ったケースは、一つもありません」

 抗がん剤は、正常な細胞にもダメージを与える毒薬。そのため、腫瘍が小さくなっても患者の寿命はむしろ縮まるというのだ。

「抗がん剤による乳がん治療の有用性を報告する論文でさまざまな条件での患者の生存曲線のグラフがあるのに、抗がん剤を投与しなかった患者の生存曲線が載っていなかった。そこで私自身が、論文中のデータから全患者の生存曲線を作ったところ、結局、抗がん剤を投与しない患者のほうが生存率が高いことがわかったのです」(近藤氏)

 製薬会社が抗がん剤の臨床試験に介入してきた1980年代以降の論文には、適切なデータ処理をしていればできるはずがない不自然な曲線のグラフが平気で掲載されているという。

「それが当たり前になりすぎて、若い研究者たちは、不自然なグラフだということすらわからないようです」(同)

【近藤誠氏】
医師。慶応義塾大学医学部放射線科・元講師。現在、近藤誠がん研究所所長としてセカンドオピニオン外来を開設。著者に『「余命3ヵ月」のウソ

 

http://nikkan-spa.jp/719955

老化防止や睡眠改善の効果があると話題の一方で、もっともらしく科学を装った疑似科学との噂も絶えない「水素水」。一体、どんな人がハマっているのか。過去の疑似科学とされるものも含め、愛用者の傾向を調査した――。
 

疑似科学の信者たちに科学者の見解をぶつけてみた!


 疑似科学のなかでも、とりわけ美や健康を謳ったものに人はハマりやすい。そんな人たちに科学者の見解をぶつけたらどうなるのか。体の痛みを緩和させるトルマリンネックレスの愛用者だという吉田由美さん(仮名・62歳)。まずそのハマりっぷりを紹介したい。

「10年前、パート先の同僚から肩コリに効くと勧められ、近所のデパートで同じものを購入しました。『とても良い』と言われたのを信じて今でも使い続けています。はっきりと実感できたわけではありませんが、肩コリの症状は緩和された気がします。石の色も綺麗なので、洋服に合わせてファッション感覚で身に着けています」

 また、吉田さんは彼女の家族にもトルマリンを勧めているという。

「今年で94歳の母は関節痛に効くと、入浴後にトルマリン軟膏を腰や脚に塗っています。また、自営でパソコン業務の多い夫はパソコンが発する有害な電磁波をカットできると、部屋にトルマリン石を置いています。『頭痛が軽くなった』と喜んでいますね」

 そう語る吉田さんだが、疑似科学に詳しい明治大学の石川幹人教授は「トルマリンは肩コリや電磁波予防などに効果があると謳われていますが、疑似科学です。おそらく一度、効果があると思ったものに対し、何か調子が良くなったときはすべてこれのおかげだと思い込んでしまう『確証バイアス』だと思われます」と断言。この見解を由美さん本人に聞いてみた。

「気分的なものだから別にいいんですよ。でも、『まったく効かない』という人たちには政治的な裏を感じますね」

 

何が政治的かは不明だが、トルマリン輸入にはこんなエピソードがある。ある研究者が明かす。

「もともとブラジルで買った鉱山で取れた売れないクズ石のトルマリンを輸入業者が『健康効果がある』と謳って売り出したんですよ」

そもそも最初から完全にデタラメな代物だったようだ。
 

http://nikkan-spa.jp/1135406/2

 ハリウッドセレブや成功者に続けと言わんばかりに、巷には意味不明な横文字の健康法が溢れる昨今。そうした「意識高い系」健康法にハマる健康オタクたちに残念なお知らせを発表する。
 

動物性タンパク質不足で将来は寝たきりに


 マクロビオティックの語源は古代ギリシャ語の「マクロビオス」(偉大な生命)だが、考案者は何と日本人。「玄米菜食主義」を意味し、ハリウッドスターの実践者が増えたことから世界的に広まった健康法だ。一見すると体によい感じがするのだが、おおたけ消化器内科クリニック院長の大竹真一郎氏いわく「残念ながら医学的根拠はまったくなし。肥満気味の人が減量目的で一定期間実践すると多少よいかもしれないが、間違っても成長期の子供に強要してはダメ。発達障害などを生じるケースも起こっているのです」という。

 また池谷医院院長の池谷敏郎氏は、極端なマクロビにハマり、肉や魚を食べない菜食主義を実践している患者を何人も診察してきたが、皮膚の状態が悪く、老け込んで覇気のない人ばかりだったと言う。

「アジア人と欧米人の腸内環境は異なるので、北半球の人は北半球のものを、南半球の人は南半球のものを食べるべきという、いわゆる地消地産的なマクロビオティックの考え方には一理あります。ただ、それと極端な菜食主義とはまったく別物。動物性タンパク質が不足すると、筋肉や抵抗力が不足して、血管が脆くなる、老後の寝たきりの原因になるなど、さまざまな健康被害が考えられます」

★医学的根拠はなし。子供は発達障害、大人は将来寝たきりに

 

http://nikkan-spa.jp/1150921

ハリウッドセレブや成功者に続けと言わんばかりに、巷には意味不明な横文字の健康法が溢れる昨今。そうした「意識高い系」健康法にハマる健康オタクたちに残念なお知らせを発表する。

◆セレブのゴリ押しに騙されることなかれ

「生酵素が体にいい」、「酵素でダイエットできる」……どちらも100%インチキであると言い切るのはおおたけ消化器内科クリニック院長の大竹真一郎氏。

「酵素は体内のタンパク質のさまざまな働きを助け、科学で言えば触媒の役割を果たしています。酵素はタンパク質からできていますが、体内で最終的にはアミノ酸に分解され、そのアミノ酸を利用して必要なタンパク質をつくります。従って、ただ単に酵素を摂取したからといって、もとの酵素がつくられるとは限らないのです」

ミランダ・カーや藤原紀香など、セレブや芸能人には酵素愛好家が多数いるのだが……。

「酵素を食べても健康にはなりません。ただ、摂取した栄養素を消化吸収する手助けにはなります。そのため、まず食べ物を選ばないと意味がありません。タンパク質、あとはビタミン、ミネラルなどの栄養素をバランスよく摂取することのサポートとするべきです」(池谷医院院長の池谷敏郎氏)

●酵素は栄養素の触媒にすぎず、単体摂取はまったく意味がない
 

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161105-01150923-sspa-soci

 

米フロリダ(Florida)州で毎日4~5本の栄養ドリンクを3週間飲み続けた男性(50)が重度の肝機能障害で入院した症例について、通常は無害な成分の過剰摂取が原因だった可能性があるとするケースレポート(症例報告)が1日、英医学誌サイトで発表された。

 建設労働者の男性は、入院する2週間ほど前から腹痛に始まり吐き気や嘔吐(おうと)などの体調不良が続いていた。当初は風邪だと思っていたが、尿の色が濃くなり、肌と白目が黄色くなったため不安になったという。

 英医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(BMJ)の症例報告データベース「BMJ Case Reports」に掲載されたケースレポートによると、男性の食生活や習慣における最近の変化は「一般的な栄養ドリンク」を1日に4~5本飲み始めたことだけだった。

 診察の結果、男性は肝臓に重度の炎症を起こしていて肝機能障害の恐れがあることがわかった。これらの症状について、研究チームは栄養ドリンクの過剰摂取が原因ではないかと指摘している。

 レポートによると男性は3週間、1日当たり約160~200ミリグラムのナイアシン(ビタミンB3)を毎日摂取していた。毒性反応を引き起こす可能性がある値を下回ってはいるが、同様の症例は過去にもあったという。

 BMJによれば、ナイアシンが体内に過剰に蓄積されると肝機能などに悪影響をおよぼすことがあるが、男性が飲んでいた栄養ドリンク1本あたりのナイアシン含有量は1日の奨励摂取量の約2倍となる40ミリグラムだった。

 男性は入院から3日目に症状が消え、6日目に退院したが、その際にナイアシンが含まれる食品を一切摂取しないよう指示された。

 研究チームは、この男性の場合は栄養ドリンクと症状の関連性は単なる偶然だった可能性もあるとする一方で、今後への警鐘になり得るとし「今回の症例および過去の報告を鑑みたうえで、肝障害のある患者がナイアシンを含有する栄養ドリンクを摂取する際には注意を払うことを推奨する」とまとめた。

 男性にはC型肝炎ウイルスの感染歴があったが、研究チームは年月が経ちすぎているとして今回の症例の原因からは除外している。

http://www.afpbb.com/articles/-/3106589?cx_tag=pc_rankday&cx_position=4#cxrecs_s

世界の平均寿命は、1980年以降に10年増となる急速な伸びを示していることが、6日に発表された国際保健の包括的な概観報告書で明らかになった。 2015年の平均寿命は男性で69歳、女性で75歳近くになったという。

 英医学専門誌ランセットに発表された報告書「世界の疾病負担研究2015」によると、寿命年数の増加分の大半は、特に過去10年間での、感染症による死者数の急激な減少と共にもたらされたという。

 人口が増加するなか、どちらも主要な死因であるAIDS(エイズ、後天性免疫不全症候群)/HIV(ヒト免疫不全ウイルス)と結核 (TB) を合わせた死者数は、2005年の310万人から2015年には230万人となり、その減少率は25%を上回った。

 同じ期間においては、下痢性疾患による年間死者数が20%減少しており、また2005年には120万人だったマラリアの死者数も、2015年には73万人となり、約3割の減少となった。

 この10年間で、195のうち188の国と地域で、平均寿命が上昇した。

 一方で、がん、心臓病、脳卒中といった非伝染性疾病については、2005年の3500万人から2015年には3900万人となり、その死者数が増加している。

 子ども支援の国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン」英国支部のケビン・ワトキンス支部長は、ランセット誌に同時掲載された解説記事で「寿命が伸びるにつれて、非伝染性疾病の負担が、治療の付随コストとともに増大している」と指摘する。

 がん、冠動脈疾患、肝硬変、アルツハイマー病など、増加傾向にある非伝染性疾病の多くは、加齢に関連するものだ。

 皮肉なことに、寿命が伸びても、それに伴って体の不調を訴える不健康な状態での時間が増えていることを、100ページに及ぶ今回の報告書は明らかにした。

 

http://www.afpbb.com/articles/-/3103613?utm_source=yahoo&utm_medium=news

世界の平均寿命は、1980年以降に10年増となる急速な伸びを示していることが、6日に発表された国際保健の包括的な概観報告書で明らかになった。 2015年の平均寿命は男性で69歳、女性で75歳近くになったという。

 英医学専門誌ランセットに発表された報告書「世界の疾病負担研究2015」によると、寿命年数の増加分の大半は、特に過去10年間での、感染症による死者数の急激な減少と共にもたらされたという。

 人口が増加するなか、どちらも主要な死因であるAIDS(エイズ、後天性免疫不全症候群)/HIV(ヒト免疫不全ウイルス)と結核 (TB) を合わせた死者数は、2005年の310万人から2015年には230万人となり、その減少率は25%を上回った。

 同じ期間においては、下痢性疾患による年間死者数が20%減少しており、また2005年には120万人だったマラリアの死者数も、2015年には73万人となり、約3割の減少となった。

 この10年間で、195のうち188の国と地域で、平均寿命が上昇した。

 一方で、がん、心臓病、脳卒中といった非伝染性疾病については、2005年の3500万人から2015年には3900万人となり、その死者数が増加している。

 子ども支援の国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン」英国支部のケビン・ワトキンス支部長は、ランセット誌に同時掲載された解説記事で「寿命が伸びるにつれて、非伝染性疾病の負担が、治療の付随コストとともに増大している」と指摘する。

 がん、冠動脈疾患、肝硬変、アルツハイマー病など、増加傾向にある非伝染性疾病の多くは、加齢に関連するものだ。

 皮肉なことに、寿命が伸びても、それに伴って体の不調を訴える不健康な状態での時間が増えていることを、100ページに及ぶ今回の報告書は明らかにした。

「飲酒」の画像検索結果

 

仏パリ(Paris)で開催の「世界がん会議(World Cancer Congress)」で2日、2012年に飲酒が原因で発生した新規がん患者は70万人以上で、がん関連の死者も約36万6000人に上るとする調査データが発表された。これらの発生件数は主に富裕国でのものだという。

研究チームは、飲酒をする人としない人のがん発症リスクを比較し、がんの年間新規症例数の約5%、年間死者数の4.5%に、アルコールが関与しているとの結果を算出した。

公式発表を控えた今回の予備報告書の共同執筆者で、国連(UN)の国際がん研究機関(IARC)のケビン・シールド(Kevin Shield)氏は、AFPの取材に「アルコールによってがんが引き起こされる恐れがあることに、多くの人が気付いていない」と語った。

アルコールと最も強い関連性が認められたのは乳がんの新規診断例で、アルコールに起因する全がん症例の4分の1以上を占めていた。次いで関連が強かったのは大腸がんで、全体の23%だった。このことについてシールド氏は、特に乳がんでは「発症リスクが(アルコールの)摂取量とともに増加する」ことは明らかだと述べた。

アルコールとがんによる死亡との関連について評価した結果では、食道がんで最も関連性が強く、次いで大腸がんが続いた。

世界保健機関(WHO)の専門組織であるIARCは、アルコール飲料を「グループ1の発がん性物質」に分類している。これは、アルコールががんを引き起こすと考えられていることを意味するが、シールド氏によると、その発症機構については「正確には分からない」という。

世界全体でみると、疾病負担が最も大きい地域は北米、豪州、欧州(特に東欧)などだが、発展途上国での飲酒量増加とともに、この傾向には緩やかな変化がみられると、研究チームは指摘している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161103-00000017-jij_afp-int

2016年は働き盛りの著名人の急死が相次いでいる。タレントの前田健さん、元AV女優の紅音ほたるさん、最近では“ミスターラグビー”こと平尾誠二さんの死は社会に衝撃を与えた。1/1発売の週刊SPA!に掲載されている特集『早死にする人の意外な特徴』では、病気や事故で早死にした200人の遺族や関係者を徹底取材。何気ない日常生活に潜む意外な特徴について特集している。ここでは、「早死にした人の意外な生活習慣」について紹介しよう。

◆日常の何気ない習慣に潜む早死にの予兆

【早死にした人の意外な生活習慣】

1位 風呂が好き…51人

2位 8時間以上睡眠をとっている…49人

3位 食べたらすぐ歯磨きをする…35人

4位 赤ら顔…31人

5位 毎朝のジョギングが日課…28人

6位 趣味がゴルフ…24人

7位 不倫している…15人

8位 平熱が低い(36.0℃以下)…13人

9位 SEXレス…11人

10位 独身…7人

※早死にした30~50代の人の遺族や関係者200人へのアンケート結果をもとにランキング化(複数回答アリ)

 多忙な仕事での睡眠不足やストレスによる深酒など、あしき生活習慣に陥りがちなのがサラリーマンの宿命。医師の森田豊氏は「ずさんな生活を続けていると何気ない生活習慣が心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こす」と警鐘を鳴らす。

「間違った生活習慣は気づかないうちに血管を傷め、動脈硬化を進めます。そして、ある日急激な血圧上昇が起きると、病気の引き金に。ランキングのトップにきている風呂好きがまさにいい例で、寒い日は血圧が上がりやすく、風呂好きほど高い温度を好む傾向があり、脳卒中のリスク大です」

 ランキング5位のジョギング、6位のゴルフも注意が必要だ。

「適度な運動はもちろん健康にプラスです。しかし脳梗塞、心筋梗塞がいちばん多い時間は、朝6時~8時といわれています。早朝の運動にはいつも以上に念入りな水分補給とストレッチなどのウォーミングアップを行うようにしてください」(森田氏)

 亭主関白や不倫など男の身勝手も交感神経を高ぶらせるという。

「亭主関白の人は周囲と争う傾向が強くストレスを感じやすい。また、不倫は妻への罪悪感に加え浮気相手を喜ばせるためにSEXを頑張りすぎてしまう。さらに勃起薬を使用するともなれば、死に急ぐようなもの。とはいえ、極端に性欲がないのも危険。男性ホルモンが減少していることが原因の可能性もあり、その場合、心臓病や糖尿病のリスクが上昇。また、離婚をして独り身になると生活の乱れから体調を崩す危険も」

 また赤ら顔も、石原結實医師によると早死にのサインだという。

「漢方の世界で血行の滞りなどを意味する瘀血(おけつ)の可能性があります。血液中に老廃物などが増え疾病の原因に。脳卒中や心筋梗塞で倒れた人の多くは赤ら顔でした」

 赤ら顔同様、血行不良が原因とされる低体温も危険だ。

「体温が1度下がるだけで代謝は約12%もダウンします。肥満のリスクに加え、免疫力が低下するためあらゆる病気に感染するリスクも高まる」(石原氏)

 ランキングで最も意外だったのは2位の睡眠をとりすぎるだろう。

「短い睡眠よりも死亡率は高いという統計があり、何らかの病気が潜伏しているために睡眠が長い可能性が。また、食後の歯磨きも危険。食後30分以内の歯磨きで、歯の腐食が進みます」

 

http://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/%E6%97%A9%E6%AD%BB%E3%81%AB%E3%81%97%E3%81%9F%E4%BA%BA%E3%81%AB%E5%85%B1%E9%80%9A%E3%81%99%E3%82%8B%E7%94%9F%E6%B4%BB%E7%BF%92%E6%85%A3%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%8810%E2%80%A6%E9%A2%A8%E5%91%82%E5%A5%BD%E3%81%8D%E3%80%81%E5%AF%9D%E3%81%99%E3%81%8E%E3%80%81%E9%A3%9F%E3%81%B9%E3%81%9F%E3%82%89%E3%81%99%E3%81%90%E6%AD%AF%E7%A3%A8%E3%81%8D/ar-AAjFnbu?li=AA54vs&ocid=spartanntp#page=2