「多孔性金属錯体(PCP)」の画像検索結果

日本人が生み出したノーベル賞級の成果を応用し、野菜や果物を新鮮なまま何カ月も保存したり、ガスを臓器に運んで病気を治療したりといった革新的な技術が次々と登場している。鍵を握るのは「多孔性金属錯体(PCP)」と呼ばれる材料だ。実用化は欧米が先行しているが、日本も京都大発のベンチャー企業を中心に追い上げている。

■2万3千種類のジャングルジム構造

 PCPは「多孔性材料」の一つで、1997年に発表した京都大の北川進特別教授はノーベル賞の有力候補に挙げられている。北川氏にやや遅れて開発に成功した米国の科学者が命名した「無機-有機骨格体(MOF)」とも呼ばれる。

 多孔性材料とは、文字通り多数の穴(孔)が空いている材料のこと。穴のサイズは分子レベルで非常に小さく、活性炭やゼオライトなどが知られる。活性炭は、においの元になる気体の分子を小さな穴で無数に捕捉することで消臭効果をもたらす。ゼオライトも似たような仕組みで、工場でのガス分離などに使われる。

 PCPは金属イオンや有機物などから作られており、構造はジャングルジムのようなイメージで、無数に張り巡らされた骨組みの隙間に気体などの分子を取り込むことができる。

 活性炭やゼオライトよりも多様な形に設計できる利点があり、既に約2万3千種類もの構造が知られていて、その分だけ多くの種類の物質を取り込むことができる。これに対し、ゼオライトで設計できる構造は約220種類にとどまり、その差は歴然だ。

■商業化は欧米が先行、世界で12社のベンチャー誕生

 発表から20年が経過したPCPは近年、実用化に向けた動きが国内外で加速しており、既に日本や欧米、豪州などで計12社のベンチャー企業が生まれている。

 昨年9月には、2012年に創業した英MOFテクノロジーズ社が世界初の商業化として、野菜や果物の鮮度を長期間保つ「TruPick」という製品の提供を始めた。

 この製品は、野菜や果物を腐敗させる植物ホルモンであるエチレンの働きを阻害する物質をPCPの中に取り込んでいる。冷蔵庫の中などで野菜や果物の近くに置いておくと、徐々にエチレン阻害物質を放出するため、数週間から数カ月もの長期間にわたって鮮度を維持できるのだ。

 エチレンの阻害物質は気体なので、そのまま扱うには手間がかかる。これに対してPCPを使えば、お菓子の袋に入っている乾燥剤のような感覚で扱えるので非常に便利だ。既に米国の食品医薬品局(FDA)の承認も取得済みで、全世界での展開を始めている。

 また、これに続く形で米ヌーマット社もPCPを使ったガスボンベを商業化。危険な性質を持つガスの大量輸送や保存に道を開き、日本を飛び越える形で韓国の半導体工場に提供を開始した。

■「ガスの薬」でがん治療、京都大が実用化へ研究

 PCPの母国である日本も負けてはいられない。国内唯一のPCPベンチャーで、2015年に創業した「Atomis(アトミス)」(京都市)も今年7月にPCPの提供を開始。20年までにエネルギーや生命科学分野での商業進出を目指す。

 同社の創業者で、北川氏の研究室に所属する京都大の樋口雅一特定助教は「PCPは世界の産業構造全体を変えられる存在だ。米国のアップルやグーグルのように、世界の人々が恩恵を得られるようにしたい」と意気込む。

 京都大では、ほかにもPCPの実用化に向けた研究が盛んだ。その一つが「ガスの薬」で、これは一酸化炭素や一酸化窒素といった気体をPCPで捕捉したまま脳や心臓、肝臓などの臓器に送り届けるものだ。

 一酸化炭素や一酸化窒素と聞くと危険なイメージがあるが、それはあくまで口や鼻から吸い込んだ場合の話。肺を経由しないで臓器に直接送り届ければ、がんなどさまざまな病気の予防や治療に役立つのだという。

 現在はまだ動物実験の段階だが、臓器への運搬やガス放出の手法などに関する検証を重ねて5~10年後の実用化を目指している。

 薬の他にもガスの分離膜や燃料電池への応用といった研究も進む。日本の産学連携に長く携わってきた樋口氏は「京都大は研究レベルがとても高いが、産業応用への道は遠いままだ。しかし、ベンチャーをはじめとした民間企業、国や投資会社の資金などを活用して日本の発展につなげたい」と話す。

 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170826-00000515-san-sctch

 

https://www.sigmaaldrich.com/content/dam/sigma-aldrich/countries/japan/materialscience/documents/saj1480_mskiso7.pdf

 

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsssj/33/9/33_519/_pdf

 

https://www.jst.go.jp/seika/bt61-62.html

 

「歯の延命」の画像検索結果

◆歯石の原因は生活習慣にあり?

生活習慣は、一度固定されるとあまり考えることなく、無意識のうちに繰り返してしまいがち。しかし自分で意識して変えれば、変えた生活習慣を繰り返すことは意外とスムーズにできるようです。ここでは、歯の寿命を延ばすために役立つ生活習慣について説明します。

まずは、毎日意識せずに繰り返す歯磨きから。特に前歯の後ろや、奥歯の周囲などを磨き残してしまう人がいます。繰り返し磨き残された部分には、プラークや唾液によってミネラル分が沈着して歯石ができてしまいます。定期健診などで磨き残しを指摘され、その後に意識的に磨きを変えていると、磨き残しがなくなり、歯石が減少してくるケースをよく見かけます。

よく患者さんから「歯医者の先生は虫歯がないんですか?」と質問されることがあります。確かに私自身も虫歯は少ない方ですし、ときどき見かける歯科の先生方の口の中も虫歯の治療痕などが少ないケースがほとんどです。でもよく考えてみると、先生だからといって全員が矯正などで綺麗な歯並びをしているわけではなく、歯の質もさまざまです。

それにもかかわらず歯科関係者に虫歯や歯周病が少ない人が多いというのは、それぞれ自分のウイークポイントをしっかり理解して、それに対して日々の生活習慣で対策を行っているからでしょう。

◆歯の寿命のためには噛みすぎはNG

よく噛んで食べることは大切。しっかり噛んでから食べることで、内臓の負担を下げることができます。しかし過度の噛みすぎは、歯の劣化を早めてしまう原因にもなるのです。大きく分けて2つのダメージが考えられます。
「歯の噛みすぎ」の画像検索結果
●1.歯へのダメージ
歯の表面のエナメル質は人体でもっとも硬いのですが、その分もろいのです。強い衝撃が繰り返されると、歯の表面にマイクロクラックが入り、歯がひび割れを起こします。これは虫歯や知覚過敏の進行を早めます。

●2.骨や歯ぐきへのダメージ
歯そのものを押し付けたり揺らしたりする力が発生するため、歯を支えている骨が緩んだり、歯ぐきのポケットに歯周病菌が入り込みやすくなったりして、歯周病が急速に進行するリスクが高まります。
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歯を強く噛んで負担をかけても、筋肉とは異なり鍛えられて強くなることはありません。むしろその逆で、歯にとっては噛めば噛むほどダメージが蓄積されると考えることも大切です。しかも永久歯は途中で交換することもできないため、生涯にわたって、摩耗やクラックを蓄積させ続けるのです。

予防法としては、硬いものを食べるときは、できるだけ奥歯で噛むこと。すでに奥歯が抜歯になっている人は、奥歯があるときのようにも強く噛みしめないで、加減しながら、回数を多く噛むようにすることや、入れ歯やインプラントを利用して残っている歯以外の部分に噛む力を少しでも分散させることを考えることが大切です。

 

●1.就寝時のリスクを理解しておく
歯に関しては、虫歯などは寝ている間に作られると言われるほどで、就寝中がもっとも劣化するリスクが高いのです。この原因は、唾液の分泌が減少することによる虫歯リスクの上昇です。唾液が少ないと口の中で中和や修復が起こりにくいため、寝ている間に無防備になり、歯が虫歯菌に抵抗することができなくなるためです。

さらに就寝中の歯ぎしりなどは、アゴの動きと噛む力に対してのリミッターが外れていることも多く、日中では再現できないほどの強い力で噛んだり、アゴが外れるのではないかと思われるほど無意識に激しく動かすことも。寝ているときの方が歯を痛めつけられるケースもあります。

このことから就寝前の歯磨きはできるだけ細菌を残さないように歯磨きを行い、さらに歯ぎしりが気になるようであれば、歯科医院で摩耗防止のプレートを作ってもらうなどの対応を考えます。

●2.歯磨きは回数よりも確実な1回を心がける
歯磨きを1日3回していても、虫歯や歯周病になってしまうのはどうしてでしょう? これは、磨き残しがいつも同じ場所に起こりそれを繰り返しているためで、たとえ1日5回行ったとしても、磨いていないと同じなのです。

このため1回は時間をかけて丁寧に磨くか、3回磨くのであれば、意識的に磨くたびに歯磨きの動かし方を変化させたり、1回は電動歯ブラシ、フロスや歯間ブラシを利用したりと、変化をつけたりして磨き残しにならない可能性を高めましょう。

●3.酸っぱいものは中和を意識する
歯の表面は、酸性の食品やプラークが出す酸で、毎日のように溶けては、修復されるを繰り返しています。歯を溶かす可能性が高い酸性が強い食品を食べるときや飲むときは、あまり長時間歯に触れないように考えたり、酸性が強いと感じた場合には、その後に出てくる唾液を利用して、口の中に貯めて中和するように歯に触れる時間を長くしたりしましょう。

口の中に唾液で潤った状態にしておくことは、虫歯予防だけでなく口臭予防にも大きな効果が期待できます。

 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170820-00005148-nallabout-hlth&p=2

 

「蚊取り器」の画像検索結果

今注目の最新型が、紫外線(UV)ライトで蚊を誘い捕獲する機器だ。付加機能として空気清浄機や電球などに取り付けられている。
 LEDランプが蚊を誘引するとされる波長365ナノメートルの紫外線を放ち、光触媒反応で二酸化チタンが生成する二酸化炭素(CO2)と湿気とともに蚊を引きつけファンで吸引する。薬剤を使わない防蚊対策として幼稚園や牛舎などが使っている。
 害虫防除技術研究所(千葉県八千代市)の白井良和所長の協力で、効果を調べた。機器を蚊が好む1メートルの高さに設置し、蚊帳に20匹の蚊を放った。30分間で機器が捕らえたのは2匹。「蚊は汗やCO2、温度を目印に、動物がいると止まる生き物。捕まえるのはすごい」
 次に記者が蚊帳に入り、機器から70センチ離れて座った。何事もなく5分以上経過。「あれ、まだ刺されないんですか?」と白井さん。何匹か飛び始めたが、服に止まり様子見ばかりだ。
 10分後に機器が2匹捕らえた後で確認すると、記者は4カ所刺されていた。白井さんは「ヒトがいて蚊が活動を始め機器に近づき、ファンが吸い込んだ」と分析した。
 なぜすぐに刺されなかったのだろう。「蚊にもやる気がある時とない時がある」。どういうこと?
 いわく、新陳代謝が活発でCO2の排出量が多い子どもや若者相手だとやる気になるのだとか。40代の記者はお呼びでなかったようだ。昔は1番に刺されたのに、蚊すら寄ってこなくなったのか……。

 

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170820-00000008-nikkeisty-hlth&p=1

 

「吸玉療法」の画像検索結果「吸玉療法」の画像検索結果

リオネジャネイロ五輪行われた競泳競技では、米国のマイケル・フェルプスが自身が持つ五輪金メダルの最多獲得記録をさらに伸ばすと同時に、肩に赤くて丸い奇妙なあざがある状態でレースに臨み、注目を集めた。

 このあざは、中国伝統の「カッピング(吸玉)療法」によるものだ。中国語で「抜罐(ばっかん)」と呼ばれるこの治療法は、熱した小さなガラス瓶を肌に置き、その熱によって皮膚を瓶の内側に3センチほど吸い込ませて患部に血を集めるもので、主に痛み軽減効果があるとされている。

 熱したガラス瓶の代わりに、吸引カップが用いられることもある。インスタグラムの公式アカウントの投稿によると、フェルプスが受けているのは後者の方式のようだ。

 中国では、以前から年齢・性別を問わずカッピング療法が浸透していたが、フェルプスがこのあざのある体を披露して以来、その人気は急上昇している。北京のエステティックサロン経営者によると、五輪開幕後、カッピングを受けに訪れた客は3割増えたという。

 中国メディアは、カッピング療法が五輪選手にも利用されたことで、中国伝統文化の価値が証明されたと絶賛。国営新華社通信と中国共産党の機関紙・人民日報はともに、カッピングのソフトパワーがもたらす恩恵をほめちぎる記事を掲載した。

 しかし、カッピングに何らかの効能があることを示す決定的な証拠はほとんどない。過去に行われた複数の研究では、患者がカッピング治療により痛みが和らいだと語っているものの、プラシーボ(偽薬)効果による思い込みの可能性が排除できないため、実際に因果関係があるかどうかは分からないとの結論が出されている。

 これまでカッピングの臨床試験実施例は比較的少なく、中国以外の国々では主に代替医療を手掛ける施設で提供されるにとどまっている。

http://www.afpbb.com/articles/-/3097196?utm_source=yahoo&utm_medium=news&cx_from=yahoo&cx_position=r3&cx_rss=afp&cx_id=3139719

「代替医療」の画像検索結果

代替医療を選択したがん患者の死亡率は、標準治療を選択した患者より最大で5倍程度高くなるとする研究結果を、米エール大学医学大学院(Yale University School of Medicine)のスカイラー・ジョンソン(Skyler Johnson)氏らの研究チームが発表した。

 18日にAFPの取材に応じたジョンソン氏によると、研究チームは米国で最も一般的な4種類のがん──乳がん、前立腺がん、肺がん、結腸がん──と診断され、効果が証明されていない代替医療を1種類以上受けることを選択した患者281人を抽出した。

 研究チームは上記患者らの治療後の健康状態を別のがん患者560人と比較した。その際には年齢や人種、その他の健康要因も考慮した。

 平均すると、代替医療を選択した患者の診断後5年以内の死亡率は、通常医療を選択した患者の2.5倍以上だった。ジョンソン氏はAFPに対し「いくつかの理由から、私はこの数字は実際より小さくなっていると考えている」と述べた。

 まず、このデータは初期の治療しかカバーしていない。つまり代替医療を最初に選択した患者の中には、がんが進行する中で標準治療に移行し、そのおかげで生存期間が延びた人もいるかもしれない。

 また、代替医療を選択する患者は標準治療を選択する患者よりも健康で、若く、収入と学歴が高い傾向があり、このことによって生存率が高まっている可能性もあるという。

 ジョンソン氏は、患者たちは代替医療に難色を示しがちな医師には正直に話したがらない傾向もあり、代替医療を選択した患者の正確な人数は分からないが、現在提供されているがんの代替医療をすべて合わせると、数十億ドル(数千億円)規模のビジネスになっているのではないかと述べた。

 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170819-00000016-jij_afp-int

Reduction of Tumor Cells by Simultaneous Treatments with 7 methods****

1. Rn irradiation (Uranium 60 Kg) in Saitama City----Strong activity

2. Straightening body in Saitama City(Jyujishiki/Dr. Masato AKUTSU, Dr. Tohru MURAI)---Basic activity

3. Structured Micronutrients(10 ml/day)**-----Strong activity

4. Helical Carbon(70 mg/day)*-----Weak activity
5. β-ray irradiation----Weak activity

6. Far-Infra Red irradiation***-----Weak activity

7. Walking----Basic activity

 
US PAT**,  JPN PAT***, PAT PCT*The Award Winner of The Jpn Soc Chem. & The Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology.*

****Atopic dermatitis, Schizophrenia, Infertility, Ulcerative colitis, Lifestyle disease, Virus, Cancer

 
 

 

HC46

 

 

HC48

 

 

HC44

 

HC48

 

HC47

 

Helical Carbon

「Latrunculia austini」の画像検索結果

Latrunculia austini

 

米アラスカ(Alaska)州沖の太平洋(Pacific Ocean)の暗く冷たい海底で発見された小さな緑色の海綿動物が、膵臓(すいぞう)がんの治療に有効な「新兵器」になり得ると、米研究チームが26日発表した。

 

 膵臓がんは侵襲性の特に強い腫瘍で、治療が難しいことで知られる。初期症状が出にくく、診断されたときには治療法が限られてしまっている場合が少なくない。

 くすんだ緑色をした海綿(学名:Latrunculia austini)は、米海洋大気局アラスカ漁業科学センター(NOAA・AFSC)のボブ・ストーン(Bob Stone)研究員が2005年にアラスカ沖の海底探査の際に発見した。電話取材に応じたストーン氏は「この海綿を見て、奇跡を起こす力があるかもしれないなんて思った人は誰一人いなかっただろう」と語った。

 この海綿は水深70~219メートルに生息している。米サウスカロライナ医科大(Medical University of South Carolina)のマーク・ハマン(Mark Hamann)研究員によると、米ヘンリー・フォードがん研究所(Henry Ford Cancer Institute)と合同で行った実験で、この海綿に含まれる複数の分子に、膵臓がんのがん細胞を選択して破壊する働きがあることが分かった。

「間違いなく、われわれが見てきた中で最も活発に膵臓がんに対抗する分子だ」とハマン氏は説明し、「課題は山積みだが、治療法の発見と確立に向けた重要な第一歩になる」と述べている。

 米国がん協会(ACS)によると、膵臓がん患者の5年生存率はわずか14%とされる。

 ヘンリー・フォードがん研究所のフレッド・バレリオット(Fred Valeriote)氏は「この20年間に5000以上の海綿抽出物を見てきた」と前置きしつつ、「膵臓がんと卵巣がんに対し、このように選択的に作用する海綿は、インドネシアで何年も前に見つかった1種以外にない」と語っている。

 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170727-00000039-jij_afp-int

 

http://www.freep.com/story/news/health/2017/07/26/discovery-sponge-shows-promise-advancing-research-treating-pancreatic-cancer/513536001/

 

https://www.japantimes.co.jp/news/2017/07/27/world/science-health-world/small-sea-sponge-holds-big-promise-pancreatic-cancer/#.WXn4lYVOJdg

 

 加計学園の現役の客員教授が日本テレビの取材に応じ、獣医学部の新設計画に学園内で異議を唱(とな)えていたことを明かした。

 取材に応じたのは、加計学園が運営する千葉科学大学客員教授で獣医師の加藤元氏。加藤氏は加計学園が獣医学部新設を目指していた数年前、学園の幹部に対し、国際基準に沿った獣医学教育が必要で、学園の計画ではそれは難しいと異議を唱えたという。

 加藤氏「加計孝太郎理事長のお父さん(が理事長)の時代から(獣医学部を)持ちたかったわけです。つくる以上はAVMAスタンダード(獣医学教育の国際基準)をクリアしなければ意味がないと(幹部に言った)」

─Q:反応は?

 加藤氏「(幹部は)先生の言うことを聞いていたら不可能だと。(幹部が)実現の道筋が見えないと言った」

 加藤氏は、日本では獣医師志望の学生に対し教員の数が圧倒的に足りておらず、現状のまま獣医学部を新設すれば獣医学教育の質が低下する、必要なのはむしろ大学の数を減らして臨床教育を充実させることだと述べた。

 一方、加計学園はこれまで「感染症対策や、創薬など新たなニーズに応える教育を目指す」として、政府が掲げる「既存の獣医養成ではない構想」など学部新設の4つの条件を「満たしている」としている。

 

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20170721-00000064-nnn-soci

名医と山伏の間で死のダッチロール

名医ががんの見落とし→STAGE IV →名医の標準治療拒否 → 忌まわしき気功 →名門慶応・放射線 →名医の水素 → 名医の違法な免疫療法 → 死

 

死の3点セット

名医、山伏、感動のブログ

 

ITを駆使して、情報を判断できない夫は、生死の岐路で、名医による最先端の水素、免疫療法を選ぶ。

 

■小林麻央さんの命を奪った忌わしき「民間療法」

 乳がんとの2年8カ月の闘いの末、天に召された小林麻央さん(享年34)。病院での再検査を急ぎ、名医による標準治療を受け入れ、命を奪うことになる忌わしき「民間療法」を拒絶すべきだったのだが……。

 ***

 去る6月23日、市川海老蔵(39)が自身の舞台公演の合間に、麻央さんがよく話していた言葉について問われ、時に震える声でこう答えている。

 あの過ちを消すことができるなら。あの日に引き返すことができたならば……。

 事実、麻央さんが昨年9月に始めたブログには、こんな記述もあった。

〈あのとき、/もっと自分の身体を大切にすればよかった/あのとき、/もうひとつ病院に行けばよかった/あのとき、/信じなければよかった〉(9月4日)

 ならば、彼女の病歴を振り返っておかねばなるまい。

 

■標準治療を受けず

 2014年2月、PL東京健康管理センターで人間ドックを受けた際、左乳房に「しこり」が見つかった。「精査すべし」と判断が下り、虎の門病院へ。診察を受けたところ、腫瘍の存在が確認されたうえで、

「若い女性に多い良性の乳腺線維腺腫に見受けられたようです。全く問題がなさそうなら半年後と言うのですが、白黒はっきりしないので“3カ月後に来てください”と伝えたのです。彼女のブログには〈「授乳中のしこりですし、心配いらないですよ。半年後くらいに、念のため、また診てみましょう」と言われました〉と綴られていますが……」

 と、虎の門関係者。ところが、麻央さんは多忙だったためか、受診が遅れ、再検査を受けたのはその8カ月後だった。

「その時にがんが見つかり、針生検の結果、脇のリンパ節への転移がわかった。比較的、進行が速かったけれどこの段階で治療に取りかかれば5年生存率は90%超。当然、標準治療を勧めたのですが、麻央さん側は首を縦に振らなかったと言います」(同)

「標準治療とは、がんのタイプとステージを見て、手術と放射線、抗がん剤にホルモン療法、そして分子標的治療薬を組み合わせて治療していくものです。麻央さんの場合、抗がん剤を先にやって小さくしてから手術するという方法もありました。乳房を温存できればそうするし、無理でも再建という手がある。ですから、標準治療を受けなかったのなら、その点は疑問です」

 いずれにせよ標準治療から遠ざかったのは事実だが、その理由は定かではない。

 つまり14年10月から、16年6月9日にスポーツ報知が〈麻央夫人 進行性がん〉とスクープし、これを受けた会見で海老蔵が乳がんだと認めるまで、いや、その後も含めて、どこで何をしていたのか判然としなかったのだ。

■小林麻央さんの命を奪った忌わしき「民間療法」

 先月22日に乳がんとの闘いの末に亡くなった小林麻央さん(享年34)のブログには〈あのとき、/もうひとつ病院に行けばよかった/あのとき、/信じなければよかった〉(9月4日)という言葉が綴られている。麻央さんのがんが発見されたのは2014年後半。だが、当初、放射線や抗がん剤を組みあわせる「標準治療」を受けることは拒んだという。
 その後、16年6月9日にスポーツ報知が病状を報じるまでの間の動きは判然としないが、「気功に頼っていたのです」と告白するのは、事情を知る関係者である。
 ウェブ検索すると、「気功でがんが小さくなりました」などと掲げるページが少なくない。そのひとつを主宰する人物に尋ねると、
「50代の女性で“末期の乳がん”と1年前に宣告を受けた方を受け持っています。患部が真っ黒でボコボコ、いまにも“噴火”というか中身がこぼれ出そうな状態になっていました。さる病院で、“もう手術ができないので抗がん剤治療だけやりましょう”と言われたそうです。でも、“治らないのに抗がん剤治療を受けてつるっぱげになって亡くなりたくない。免疫力を高めて欲しい”と、私のところへやってきた。昨年の8月から通っておられるのですが、いまだに仕事もされ、元気に過ごしていますよ」

 どんな施術なのか。

「ベッドで仰向けの患者さんに私の掌をかざして気を通していきます。大きなエネルギーが通る背骨の真ん中を目がけてね。結局、すべての物質は波動から成っている。病気になるのは身体の波動力エネルギーが落ちているから。シータ波が……」

 ……要するに、そうやって免疫力を高めてがんの増殖を抑え込むのだという。

 麻央さんに気がどんどん送られ、免疫力も高まる……そんなはずはなかった。

■気功から聖路加国際病院へ

 それが証拠に病状は悪化の一途を辿る。そんな中、変化があったのは16年2月のことである。事情に明るい関係者は、

「北陸地方の小林家と縁の深い医師が現状を知り、“とんでもない”と。繋がりのある聖路加と連絡を取り合って入院させたんです」

 と話す。虎の門での標準治療を拒んでから、優に1年4カ月が経過している。聖路加の関係者によると、

「気功療法というか、全く療法にならないことを続けたせいで、瀕死の状況でした。リンパ腺が瘤のように腫れあがっていたのです」

 海老蔵自身も当時の会見で、

「比較的深刻であり、いま抗がん剤治療をやっている。ずっと探りながら、良かったり良くなかったりを繰り返しながら、手術をする方向です」

 と打ち明けている。ただ、

「医師と夫婦側のコミュニケーションが不調で手術にまで至らなかった」(先の聖路加関係者)ようで、バトンは再び北陸地方の医師に戻された。

■足を引っ張るエセ医学

 改めてそこから頼った先が、他ならぬ北島政樹国際医療福祉大名誉学長である。
「慶應の医学部長や大学病院長もやった北島さんは王貞治さんの胃がん手術で主治医を務めるなど、重鎮です。既にステージ4だった麻央さんのQOL手術が喫緊の課題である中、様々な状況に鑑みて慶應病院がその受け入れ先にふさわしいと判断し、小林家と縁の深い医師に推薦したのです」(前出・事情に明るい関係者)

 海老蔵は過去に、「夏を越すのは絶対無理だと思った」と語っていたが、慶應でのQOL手術の結果、秋、冬を越え、そして春を迎えるに至ったのである。

 その後も夫妻はうんと高額な米国での治療を希望し、本格的な調査を重ねていたという。
セカンドオピニオン医師の見解は、「“治りたい!”と願いながらも、重要な意思決定を惑わしたり、足を引っ張るエセ医学の影響が、ひょっとしたら麻央さんの周辺にも忍び寄ってきたのではないでしょうか。利益と不利益を勘案しながら、治ることを目標としてベストを尽くす方向になぜ、麻央さんを導いてあげる事が出来なかったのでしょうか。『切らずに治す身体に優しいがん治療』『食事療法でがんが消える』『免疫力でがんを治す』『がん自然治癒力アップ』等々。藁にもすがりたい心理につけ込むエセ情報が氾濫しているわけですが、現実にそのようなうまい秘訣は存在しないのです」

近藤誠医師のセカンドオピニオンは、受けていない(近藤氏による)。

 

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170714-00523432-shincho-ent&p=1

 

エセ医学

近藤誠(慶応大病院)、がん治療のウソ、日本はがん治療後進国である、別冊宝島2000、宝島社(2013)

近藤誠、免疫療法に近づくな、(2013) 亜紀書房

    医師の免疫療法は詐欺だ

近藤誠、ひろさちや、がん患者よ、医療地獄の犠牲になるな、(2005) 日本文芸社

近藤誠、大病院「手術名医」の嘘 (2004) 講談社

http://kondo-makoto.com/

 

川嶋朗(東京有明医療大学)、医者にはがんは治せない (2013) 宝島社

http://toyoigaku.or.jp/natural/

 

大村恵昭(NY大医)、O-リングテスト (2008) 主婦と生活社

http://www.bdort.net/

 

安久津政人(東大医博)、村井徹(医博)、十次式健康法、

http://www.jujishiki.co.jp/

 

オバマが任期最後に発効させた「ガン戦争」法案http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/12/post-6625.php

アメリカがん研究費を6400億円投入、日本のがん研究費400億円。日本は、がん研究費がないのに、全て、がん名医ばかり。保険診療費に群がる名医は、アメリカのエビデンスを自分のエビデンスとして粉飾医療に勤しむ。保険が使えないエセ医療、忌まわしき宗教(O-リングテスト)としして、日本から駆逐(大村恵昭NY大教授)。

 

45年間、10兆円を使った米国「ガン戦争」の悔しすぎる顛末とは|イングリッシュ・ニュース・ブリーフ(2016_12_17)

https://courrier.jp/news/archives/70624/

2016年には米国で160万人以上がガンと診断され、60万人がガンで死亡するという現実がある。
残念ながら、米国がガンとの戦いに勝利または優勢であるとはとうてい言えない状況だ。

 

「検査はしなくてもいいですか? と問うと、「大丈夫です」と答える医師。しかし、がんは確実に患者の体を蝕んでいた――。そんな、悔やんでも悔やみきれない「がんの見落とし」を、経験者たちが振り返る。

 

「心配いらないですよ」

 乳がんで亡くなった小林麻央さんは、生前、ブログにこんな言葉を残している。

 〈私も後悔していること、あります(中略)あのとき、/もうひとつ病院に行けばよかった/あのとき、/信じなければよかった〉('16年9月4日付)

 その言葉からは、病院や治療の選び方についての後悔が滲む。とりわけ彼女は、がん告知までの医師、病院の選択を深く悔いていた。なぜなら、その過程で医師が、がんを見落とした可能性があるからだ。

 麻央さんが初めてがんを意識したのは、'14年2月。夫の市川海老蔵と人間ドックを受け、医師にこう告げられた。

 「左乳房に腫瘤があります。これはしっかり検査して診てもらったほうがいいので、なるべく早く病院へ行ってください」

 麻央さんが「がんの可能性もあるということですか」と尋ねると、

 「五分五分です」

 この段階で、がんのリスクはハッキリと麻央さんに提示されていた。

 しかしその直後、麻央さんは都内の虎の門病院で、マンモグラフィ検査などを受け、がんを疑う状況ではないと告げられる。

 麻央さんは重ねて、細胞を直接採取して調べる「生検」の必要はないかと確認したが、

 医師は、「必要ないでしょう。心配いらないですよ。半年後くらいに、念のためまた診てみましょう」と答えた。

 麻央さんはホッと息をついた。

 ところが検査から8ヵ月経った同年10月、麻央さんは左乳房にパチンコ玉のようなしこりに気づき、不安を胸に、再診を受ける。しこりについて虎の門病院の医師に報告し、触診を受けた。

 だがこの段階でも医師は、「大丈夫だと思います」と判断していたという。

 しかし、エコー検査をすると医師の表情が曇る。腋にもしこりがあると分かり、ようやく生検を受けることになった。そして、検査から約10日後の10月21日、がんが告知された――。

 「麻央さんの担当医は、かなり迂闊だったと思います」と指摘するのは、乳がんを専門とし、数千の手術を行ってきたベテラン医師である。

 「検査の段階でつまずいていた可能性が高い。当初、担当医はマンモグラフィを使ったようですが、授乳中はマンモグラフィが映りづらい。様々な可能性を考えて、生検も行うべきだったと思います。

 もちろん乳がんは診断が難しいですが、麻央さんの例に限らず、医師が独りよがりに診断を下してしまい、『これで診察は終わり』と打ち切ってしまうケースは見受けられます。大抵は経験が浅かったり、過去の失敗の反省がない医師ですね」

 

あの医者じゃなかったら

 がんは、数ヵ月発見の時期が遅れただけで患者の運命が大きく左右される病気だ。だからこそ患者は、医師はがんを真剣に見つけてくれるだろう、見逃すことなどないだろうと信じてしまう。

 しかし、そうした患者の不安をよそに、流れ作業のように診察を行って検査結果を見落としてしまう医師や、十分な検査さえしない医師もいる。

 関西に暮らす30代の女性も、乳がんを見落とされた患者のひとりだ。女性が述懐する。

 「妊娠していた数年前の春、右乳房にしこりができ、病院に行ったのですが、先生からは『乳腺炎か乳がんかわからない。とりあえず大丈夫でしょう』と家に帰されました。

 6月、母乳に血が混じるようになり、再び同じ先生に相談しましたが、やはり『様子を見ましょう』と言われた。

 その後も大丈夫と言われ続けたのですが、さすがに心配になって、紹介状を書いてもらった。

 紹介先の病院で検査をしたところ、がんだと告知された。『人生は終わりだ』と告げられたようなショックでした。

 その後、右乳房の全摘出手術を行い、現在はホルモン療法で経過を観察しています。最初の医師が別の人だったらという後悔はぬぐえません」

 かつてWBAミドル級王者だった元プロボクサーの竹原慎二さんもまた、医師の言うことを素直に受け止めたがゆえに、膀胱がんを進行させてしまった。竹原さんが語る。

 「'13年1月、頻尿がひどいので、知り合いのA先生の検査を受けました。当初は膀胱炎と診断され、抗生物質をもらいましたが、改善しない。再び診察を受けたけれど、『チャンピオンはお酒を飲むからだよ』と薬を渡されるだけでした」

 ところが、およそ1年後の同年の大晦日、異変が起きる。便器を真っ赤に染める血尿が出たのだ。

 竹原さんはA医師に総合病院の泌尿器科医・B医師を紹介してもらい、'14年1月6日、血液検査、尿細胞診などを受けた。

 

見落としが4割も

 しかし、その結果はいくら待っても告げられない。1ヵ月ほど経った同年2月2日、再び大量の血尿が出たため、竹原さんはB医師に再診を頼んだ。翌日、診察室を訪れると、がんであることを告げられた。

 「B医師は、1ヵ月前の検査結果を眺めながら『よく調べたら、がんの数値が出ていた』と言ったんです。

 当時は何も考えられませんでしたが、いま考えると、ふざけるなと思います。結果は、少なくとも1月の中旬には出ていたのに、B医師はそれに目を通していなかったんです。

 その病院では、毎日大量の患者を診るから、いちいち結果を確認していなかったのだと思う。僕が痛みを我慢していたり、血尿が出ていなかったら、がんの発見はもっと遅れていたはずです。それを考えるとおそろしい」

 検査手術を受けた竹原さんは、B医師に膀胱の全摘出を勧められる。竹原さんがA医師に、全摘出になったらどうなるのか、と問うと、彼は謝ることもなく、「チャンピオンは十分遊んだから(性的不能になっても)大丈夫だよ」とズレた返答をしただけだった。

 「振り返っても、あまりの無責任さに腸が煮えくり返ります。そもそも彼がろくな診察をしなかったからこうなったのです。その後、セカンドオピニオンを受けに北関東の病院に行き、『もっと早く検査をしていたら全摘出の必要はなかった』と言われて、落ち込みました」

 最終的に竹原さんは、東大病院にかかり、膀胱の全摘出手術を行って無事成功。その後、再発もしていない。しかし、たくさんの後悔がある。

 「A先生が1年間くらい放置していた時に、もっと自分で調べて病院を変えていればよかった、と強く思います。周囲からは、明らかにおかしいと言われていたのですが。

 がんの経験を通してわかりましたが、人間は追い込まれた時、『大丈夫』と言われると、その可能性を信じてしまいます。医師には最悪のケースを想定してほしい」

 こうして、がんが見落とされるのは、決して「運が悪かった」からではない。青森県が10の町村でのがん検診について行った調査が象徴的だ。

 検診で「異常なし」とされたのに、その後1年以内にがんと診断された人を「見落としの可能性がある」としたところ、見落としの可能性のある患者は、約4割に上ったという。見落としは、決して特殊な事態ではない。

 たとえば肺がんについても、専門外の医師が診察する場合もあり、見落としリスクが高い。

 「肺がんは、肺の上部、鎖骨の間、心臓の裏などにできると見つけにくい。しかし、こうした場所にできた場合でも、専門の医師であれば、過去のレントゲン画像といまの画像をコンピューターで見比べ、発見することができます。

 しかし、市町村で行っているがん検診では、コンピューターがなく、呼吸器内科の専門家もいないことが多い。『検診を受けているから大丈夫』と思っていても、肺がんを見落とされている可能性はあります」(神奈川の呼吸器内科医師)

 レントゲン検査そのものの効果に疑問を付す声もある。医療ジャーナリストの田辺功氏が言う。

 「もともと結核を見つけるために使われていたレントゲン検査は、結核患者が減った際、放射線技師の雇用を守るために肺がん検査に転用されたもの。そもそも肺がんの発見には、使いづらい」

 見落としで訴訟に発展したケースもある。医療過誤訴訟に詳しい谷直樹法律事務所の谷直樹弁護士が振り返る。

 「高齢の女性が公立総合病院で有料健康診断を受け、肺に直径約1㎝の大きな異常陰影が出ていましたが、これを医師が見落としていた。翌年、女性が市の無料健康診断をほかの病院で受診したところ、肺がんが指摘され、右肺下葉を切除したのです。

 進行分類は5年生存率が6割程度のステージ2B。その後、彼女は回復したものの、訴訟を起こした。がんのステージが進行し、生存率が下がったという判決で慰謝料を勝ち取りました」

 

バリウム検査は危ない

 谷弁護士が担当した中には、数年にわたって胃の異常を訴えたが、検査すらされず、結局別の病院で胃がんと判明し、訴訟に至ったケースもある。

 胃がんはなかなか検査をしてもらえないし、かりに検査を受けたとしても見落とされることがある。胃がん検診では、バリウム検査が行われることがあるが、ここにも見落としのリスクがある。

 「バリウムを使った『二重造影法』は、検査そのものが患者さんに負担をかけるうえ、X線は臓器を透過するだけですから、がんを発見しづらい。内視鏡検査のほうが効果的です。

 しかし、内視鏡は技術を持った医師が必要でコストがかかるから、いまだに二重造影法が使われています。これも見落としにつながりうる」(前出・田辺氏)

 かりにこうした検診で胃の異常が判明した後も、必ず胃がんが指摘されるとは限らない。胃カメラでの検査の際に、粘膜の表面にできた潰瘍だけを調べて安心し、粘膜の下に広がるがんを見落とすことがあるという。

 だからこそ、ひとりの医師を信用しすぎず、セカンドオピニオン、サードオピニオンを検討すべきだ。神戸海星病院理事長の河野範男氏が言う。

 「患者さんが不安なら、納得するまで、別の医師にかかったほうがいい。『紹介状を書いてほしい』と言いにくい場合は、紹介状なしに別の病院に行って、いちから検査を受けたって問題ないんです。セカンドオピニオンでがんと診断される例も少なくありませんから」

 医師はがんを見落とすものだ――そう想定し、自衛したほうがいい。

 

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170716-00052231-gendaibiz-bus_all&p=1

 

近藤誠、がん治療のウソ、日本はがん治療後進国である!!別冊宝島 2000 宝島社(2013)