2014年12月10日。
TRICERATOPSにとって4年3ヶ月振りのニューアルバム発売日であり、「FOR THE STARLIGHTS TOUR」のファイナルとなったこの夜の赤坂BLITZは、高揚感に包まれ上気した顔の観客でいっぱいだった。
整理番号もまずまずだったので、前方でスタンバイ。
今回のツアーのS.E.は、1970年代の曲が多い印象。
そして、オープニングの曲は、The Whoの「Won't Get Fooled Again」!
期待を募らせる曲に合わせ手拍子をしながら、3人を迎える心の準備を整える。
開演時間より少し遅れて、メンバーが登場!
待ち構えていた観客が、どっと前へ詰めかける。
一気に圧縮された空間の中、始まったのは
King of The Jungle
「イェー!」
悲鳴に近い歓声!
トライセラの3人は、相変わらずスタイリッシュだ。
スタイルもプレイも、シルエットまでが超絶かっこいい!!
「行くぞー!」と佳史さんが雄叫びを上げる!
Two Chairs
初期のアルバムから、続けて2曲。
やっぱりジャンゴー始まりは一気にアガる!
からのTwo Chairsで、興奮は早くもピークに!
「みんなよく来てくれたね!
最高の夜になる気配がしています。(笑)
最後までよろしく!
このツアーは、本当はアルバムツアーになる予定だったんだけど。
前のツアーでそう断言したし。
前のツアー来てくれた人、どれぐらいいる?
そんな来てくれてたんだ、ごめんね。
作ってるうちに『あ、これ、間に合わない』とわかって。でもね、作るからには、納得のいくものにしたいから、延ばしちゃったんだ。
ツアー最終日にリリース、これから流行らせよう(笑)
早いとこでは昨日から並んでると思うけど、もう聴いてくれた?
次の曲は、そのニューアルバムから、『僕はゴースト』」
僕はゴースト
前のツアーから演奏していたミディアムナンバー。
甘美なメロディーに、陶然となる。
殊に、大サビの切なさといったら!
曲の世界の表現としてのボーカリゼーションに磨きがかかって、切ない曲は一層切なく、甘く響いてくる。
恋するギターとガーベラの花
軽快なリズムの曲なのに、歌詞は別れのことを歌っているというのが、悲しみを昇華させて、グッとくる。
最初は「恋するギター」ってタイトルだったけど、ガーベラに例えた彼女をタイトルに加えたことで、新しい視点が加わった気がする。
DaDaDaDaDa♪と、印象的なリフを奏でながら、
「次の曲は、みんなのカウントで始めたいので、カウントしてください!ワン、トゥー、」
「ワン、トゥー、スリー、フォー!」
Now I'm Here
瑞々しい感性に溢れた名曲。
『このロックT かっこよくない?』『すごくいいね 似合うんじゃない?』は、「Jewel」の『テーブル挟んでカプチーノなんてロックンロールじゃないよな なんて思うけど』に匹敵するフレーズだと思う。
リフから一転、ギターフレーズを繰り出し、始まったのは、
Groove Walk
これぞ、トライセラの「踊れるロック」!
今でこそ4つ打ちの曲はたくさん世に出ているけど、このグルーヴ感を出せるバンドは、実はそんなに多くないんじゃないかな。
トライセラの曲は、うねりのようなグルーヴがあって、それを感じながら踊るのが最高!
ここで一息、アコースティックコーナーへ。
佳史さんは、今回はカホンじゃなくて、ドラムセットのままで。
唱くんが次の曲の説明を、とても長く語ってくれる。それは、本当に奇跡的な偶然の話。
「アルバムのラストの曲を、(ここでモータウンのアーティスト名を挙げながら分かりやすく説明しつつ)Smokey Robinson & The Miraclesの「Ooo Baby Baby」のカバーにしようと思いついて。
これはなかなかないし、洒落てるんじゃない?と思ったけど、オリジナルが増えたから、結局その案はなくなって。
それから少しして、CD屋さんでレニー・クラヴィッツの新譜を手に取って、裏にある曲名を見たら、最後に「Ooo Baby Baby」って書いてあって、いやでもまさか、同名のオリジナルだろうと思いつつ、作者を見たら、『ええっ!』て。
俺と同じことを、海を渡ったところにいる大スターが考えていたんだね。
やんなくて良かったけど。真似したみたいになっちゃうからね。
でもさ、『俺はもうここまで来たんだ!』と思ったね!(笑)
レニー和田だから!(笑)マジシャンみたいだけど(笑)
アルバムに入らなかったんで、ここでやっていいですか?
この曲を聴く時は、みんなにスウィートになって欲しいの。
ヨシフミ、スウィート見せてよ!」
ロマンティックの次は、スウィートなのですね!(笑)
佳史さん「スウィート出しちゃうよ!スウィート溢れてきたきた・・・(ドン!←バスドラの音、そしてセクスィータンのあの顔である)」
林くん「この手は何?」
佳史さん「これはワイングラス持ってるの。」(笑)
唱くん「みんなの気持ちもスウィートになったところで!」(笑)
Ooo Baby Baby / Smokey Robinson & The Miracles

それはもうSo Sweetで、みんなスウィート溢れまくりだったと

ああ…アルバムに入れて欲しかった!今回は「ふたつの窓」でよかったと思うけど…てか、前から言っているけど、カバーアルバム切望します!
トライセラのカバースキルは、デビュー当初から尋常じゃなく高くて、ルーツミュージックへの敬意と愛溢れるセッションに、心底惚れ込んでいるので。
「こういうソウルミュージックに影響されて作った曲があって、例えば、こんなのとか、」
と、
if
や
Startin' Lovin'
をサラッと演奏したり。
if
や
Startin' Lovin'
をサラッと演奏したり。「こんなのも…」
「あ、チクショー会いたい♪」
と、平井堅さんの新曲「ソレデモシタイ」を歌う!
「これ、俺らの新曲だからね!」
違うから!(笑)
しかし、脱線は続き、
「チクショー会いたい♪
それでも愛したい♪シタイ♪」
と、3人で順番に歌う(笑)
「『チクショー』って言ったら自動的に始まるからね?」
それを聞いたお客さんの『チクショー』でも、間髪入れずに演奏が始まる!(笑)
とまぁ、堅さん締めに続き、またしても堅さんネタで、さんざん笑いを取る取る!(笑)
林くんが「CD買ったら(抽選で)カレーのスプーンがもらえるからね」とプチ情報を披露すれば、
「今日発売だから、僕らのアルバムと併せて買って!」と、唱くん。
完全に堅さんのプロモーション状態!(笑)
「何の話してたのか忘れちゃったよ!俺らの曲でソウルに影響された曲だったね。次の曲も、まさにそうです。」
if
さっきサラッと演ったから、本編では演らないと思っていたけど、嬉しい!
大ヒットした「Going to the moon」の次のシングルだから、ここでさらに攻めてくるのかと思いきや、この大人っぽい曲で勝負に出た時には、当時『きゃつら…只者ではないな!』と思ったことを思い出す。
このしっとりした流れで、アルバムのラストの曲を。
ふたつの窓
♪君はカーテンをサッと引いた←の「た」の音階が好き(マニアック)。
アコギだけで始まって、2番でベースが入り、ドラムが入って、ふたりのコーラスが入ってくるところ、トライセラにいろいろあった時期に作ったと知ってからは、涙なしでは聴けなくなってしまった…。
そして、唱くんが捌けて、ドラム&ベースコーナーに突入!
このセッション、「GRRR! GRRR! GRRR!」のオープニングだったんだね!
これがもうかっこよすぎて、鳥肌たった!
このアルバムはリズム隊のアルバムと唱くんが言っていたけれど、本当にそう。ベースとドラムが効いていて、流行りのEDMより、ずっと身体と心に響く、豊かな音で溢れてる。
-続く-