僕は、アルコール依存症です。
断酒して485日目。今なお回復期間にあります。
いまはこうして元気に活動的な生活を送れていますが、アルコール依存症の当時は連続飲酒の負のサイクルに陥り、人としてポンコツになりかけていました。
今日の記事はアルコール依存症の回復のための
断酒に挑む『緊張期』編です
断酒にはある程度の段階のようなものがあり、回復の度合いや危険度を表す指標になります
断酒して初めの0日目~14日目を『緊張期』と呼びます。
断酒を初めて一番挫折しやすいのがこの時期。
お酒を断つことによる離脱症状が現れ、幻覚・幻聴、目眩、激しい動悸や発汗など
特にはじめの1週間は鬼のように辛いです。
可能なら入院した方が良いかもしれませんが、在宅で療養するならとにかく家に閉じこもること。
外に出ると、コンビニやスーパーのアルコール飲料売場など誘惑が多くて、まともに見ることすらできないかと思います。
僕は映画『トレインスポッティング』で
ドラッグ中毒の主人公のマーク・レントンが自宅の部屋に立て籠もって断薬する様子を参考に、自室に1週間閉じこもり、ひたすら眠り続けました
テレビをつけるとビールや酎ハイのCMが流れ、映画にしても飲酒やパーティーシーン。
とても目に毒なので、自宅療養される場合は、鎮静剤や抗酒薬(ノックビンやシアナマイド等)や嫌酒薬(レグテクト)を飲んで眠るか、読書が良いと思います。
また、喉が乾いて脱水状態にもなりますので、炭酸飲料(ノンカロリー・ノンシュガー)又は水を大量に用意するのが良いです。
アルコール依存症は脳の病気、精神疾患に該当します。
病院での治療には保険が適用されますし、自治体の自立支援等の補助を受けることが出来ます。
ただし、アルコール依存症のレッテルを張られると、生命保険や個人年金に加入できない等の制限が出てくることもありますので、病院に罹らず自力で治したい場合は、断酒会やAA(アルコホリック・アノニマス)に通うことも選択肢としてあります。
僕の場合は、最終的に諦めて医療機関による通院治療を選びましたが、その前は嫌酒薬(レグテクト)を個人輸入代行で入手して、断酒したこともあります。
その時は断酒118日まで行きましたが、最後は過度のストレスからお酒に逃げてしまったことを覚えています。